はやくいって (角川文庫 さ 47-4)

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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043868049

作品紹介・あらすじ

「奴隷になるのは、窮屈な自分から自由になることだと、ご主人様は教えてくれました」。わたしたちを夢中にさせるこの行為、そして高まる快感。ますます淫らに、スタイリッシュになったSM青春小説第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「青春SM小説」というジャンルらしい。
    それほどエロ重視ではなく,読み物として普通に楽しめる。

  •  「ご主人様」シリーズ第4弾。過去シリーズの登場人物の前日譚、後日譚を含む短掌編6本。背徳感が増しているような気がするのは、寝取られコキュがその事実を知り、激怒・冷酷など様々に振る舞うシーンが多いからかもしれない。ともあれ、香奈、因果応報なのか背徳のツケをこんな風に払わされるとは…。

  • ちょっと前の巻が出てから間が空いちゃったから、誰がどの巻の関係者なのかわからなくなってしまったんですが、今回は珍しく、「短編」といってもいい話。
    誰にでも、そういうものに憧れる感性はあって、誰もがちょっとしたことで秘密を持つ可能性がある……ということ。

    しかし、みんながみんな、官能小説って言ってる割にはぬるいなあ……と思ったりもします。
    けれど、短編集にはちょっとアンハッピーエンドもあったりもして、本当に良し悪しだなあ……と思います。

    まあ、こんな軽くて明るいSM小説っていうのも初めてだと思うので、試みとしてはとてもよかったと思いますが、内容としては薄っぺらいなあ……と。
    でも、官能小説薄っぺらくなくなっちゃったら官能小説ではないのかもしれないですね。

  • 青春SM小説シリーズ四作目。

    枕詞のようにくっ付いている「青春」の文字に違和感。

    青春小説っぽいテイストだったのは一作目の『私の奴隷になりなさい』ぐらいだったしなぁ。

    ライトな一般層に対するコピーなのかもしれんけど、中味はその言葉とは遊離していっている印象。

    前三作のキャラクター達のその後やサイドストーリーを描く短編集だが、一冊の本としては一番読み応えがあったよーな。

    ただ、前三作を読んでないと魅力も半減かなぁ~とも。

    とりあえず続きは読まないな、うん。

  • 第4弾。
    6つのストーリー。
    それぞれが、今までの作品と少しずつ
    オーバーラップしていて、
    楽しめます。

  • 2012/05/04
    自宅

  • うーん....

    香奈さんは、もういい女じゃないってことなのかなぁー。

  • シリーズ読んできたので、番外編みたいな感じで、新発見や新展開もあったりして面白かったです。男と女のいろいろ。個人的に五月と真奈美が気になる

  • 完全に思惑通り騙された!
    やっぱそういう意味だよな。

  • 4冊目ともなると、結構惰性になってきた(笑)。香奈のラストにびっくりー!

  • いただきもの。
    マイノリティになりたいがただの女性としてちやほやもされたい
    ありふれたテーマ。SMは双方に愛があってはじめて成り立つもので、
    この作者が言いたい性癖の「ジャンル」というものは
    理解はできるが中途半端な自分をなんとかリッパなものに
    見せたいためのだだこねにしか読めなかった。
    酒飲みながら読んだからか、そのあまりの「女性臭さの正当化」
    ぶりが鼻につき、吐き気がした。

  • シリーズの4作目は短編集。

  •  2009年37冊目。匿名小説家サタミシュウの第4作。前3作の登場人物の外伝的な連作集です。表紙も大沢祐香から加藤ツバキに交代しております。

  • (2009.3)

  • 前3作のスピンオフ作品かな。
    一番好きなのは最初の「はやくいって」。何となく雰囲気が好きです。それぞれの間に挿入されてるのは繭子の日記なのかな。
    ほぼ、それぞれの脇役の人達の話なんだけど、唯一『私の奴隷になりなさい』の香奈が主人公のがあって、あんな風に終わるとは思わなかった。ビックリした。今後続編が出ても、もう香奈は出てこないってことよね?
    改めて前3作が読みたくなりました。(まんまと・笑)

  • 2009/02/26

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著者プロフィール

2005年4月に『スモールワールド』を、同年6月に『リモート』を発表。後にそれぞれ『私の奴隷になりなさい』『ご主人様と呼ばせてください』と改題のうえ文庫化。『私の奴隷になりなさい』は壇蜜主演で映画となり、話題となる。その他、『おまえ次第』『はやくいって』など計9冊を発表。

「2018年 『彼女が望むものを与えよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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