鼠、江戸を疾る (角川文庫 あ 6-145)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043870158

感想・レビュー・書評

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  • 義賊

  • 赤川次郎の描く江戸の世界。時代物。
    ただ中身は彼の特異な泥棒さんの話なのだけど、まあ、彼は悪くない?泥棒さんの話が好きなので、そういう意味では、鼠小僧は義賊の最たるものですから、なるほどと頷ける。
    本作の鼠こと次郎吉は、妹と二人暮らし、この妹もなかなか変わってるので、彼らの来歴なんかもいつかシリーズで紹介されるのかなぁ。
    見ず知らずの町でちょっと会っただけなのに、いきなり翌日次郎吉の家を訪ねてきたりして、そんなわけあるかよ展開がそこここにありますが(笑)
    積極的に買っていくかは微妙ですが、機会があれば読んでみたい。読みやすい短編式なので。移動中やお昼休みの読書などにはもってこい。

  • 2014.4.26読了

  • 義賊らしい鼠の行いに胸がスッとしたが結末が切ないのでジーンとくる

  • ドラマ化もされたことだし、せっかくなので最初から読んでみることにしました。良くも悪くも赤川次郎的な一冊でした。

  • 弱きを助け強きを挫く鼠小僧!
    表紙に惹かれて読みました。やっぱり好きです勧善懲悪もの。淡々と話が進んでいく感じだったので、もうちょっと人情ものならではの余韻が欲しいな~とは思った。

  • 122

  • 短編集になっていて、ひとつひとつどれから読んでも大丈夫、な内容で
    起承転結がものすごくはっきりしています。
    そのまんまの意味で『時代劇もの』でした。

    鼠をする兄と、知っていても別段…な妹。
    どちらも腕に自信あり、な感じで、特に危ない感じもなく
    淡々と話は進んで終わっていきます。
    何かが起こる→覗きに行く→濡れ衣な人がいる→真相を暴く、という
    ある意味王道なので、安心して読めるものでした。
    が、それ故にわくわく感はなし。
    ご都合で、というわけではないので
    話のつじつまはきっちり、でした。

  • 鼠小僧である次郎吉が妹の小袖と組んで、時に理不尽な事や
    町の人からの頼まれ事なんかを解決していく人情物語。
    印象としてはテレビの時代劇のようです。
    短編集だし軽くてわかりやすい。
    悪くは無いんだけど、ちょっと物足りないかなぁ

  • なんだかんだ言ってシリーズ制覇。
    めんどくさいこと抜きですいすい読める娯楽本。
    でもこれ、鼠小僧が主人公じゃなくてもいいよね。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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