鼠、江戸を疾る (角川文庫 あ 6-145)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043870158
感想・レビュー・書評
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義賊
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赤川次郎の描く江戸の世界。時代物。
ただ中身は彼の特異な泥棒さんの話なのだけど、まあ、彼は悪くない?泥棒さんの話が好きなので、そういう意味では、鼠小僧は義賊の最たるものですから、なるほどと頷ける。
本作の鼠こと次郎吉は、妹と二人暮らし、この妹もなかなか変わってるので、彼らの来歴なんかもいつかシリーズで紹介されるのかなぁ。
見ず知らずの町でちょっと会っただけなのに、いきなり翌日次郎吉の家を訪ねてきたりして、そんなわけあるかよ展開がそこここにありますが(笑)
積極的に買っていくかは微妙ですが、機会があれば読んでみたい。読みやすい短編式なので。移動中やお昼休みの読書などにはもってこい。 -
2014.4.26読了
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義賊らしい鼠の行いに胸がスッとしたが結末が切ないのでジーンとくる
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ドラマ化もされたことだし、せっかくなので最初から読んでみることにしました。良くも悪くも赤川次郎的な一冊でした。
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弱きを助け強きを挫く鼠小僧!
表紙に惹かれて読みました。やっぱり好きです勧善懲悪もの。淡々と話が進んでいく感じだったので、もうちょっと人情ものならではの余韻が欲しいな~とは思った。 -
122
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短編集になっていて、ひとつひとつどれから読んでも大丈夫、な内容で
起承転結がものすごくはっきりしています。
そのまんまの意味で『時代劇もの』でした。
鼠をする兄と、知っていても別段…な妹。
どちらも腕に自信あり、な感じで、特に危ない感じもなく
淡々と話は進んで終わっていきます。
何かが起こる→覗きに行く→濡れ衣な人がいる→真相を暴く、という
ある意味王道なので、安心して読めるものでした。
が、それ故にわくわく感はなし。
ご都合で、というわけではないので
話のつじつまはきっちり、でした。 -
鼠小僧である次郎吉が妹の小袖と組んで、時に理不尽な事や
町の人からの頼まれ事なんかを解決していく人情物語。
印象としてはテレビの時代劇のようです。
短編集だし軽くてわかりやすい。
悪くは無いんだけど、ちょっと物足りないかなぁ -
なんだかんだ言ってシリーズ制覇。
めんどくさいこと抜きですいすい読める娯楽本。
でもこれ、鼠小僧が主人公じゃなくてもいいよね。