心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆 (角川文庫)
- KADOKAWA (2009年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043887064
作品紹介・あらすじ
一心の口から語られる驚くべき八雲の過去に、晴香は涙する-中学教師の高岸明美は、他人を寄せ付けず、寂しげな目で教室にたたずむ1人の少年のことが気になっていた。彼の名は斉藤八雲。"幽霊が見える"と噂され、クラスメートから疎まれる孤独な少年を、明美は必死に理解しようとするが…迫りくる恐るべき事件の影、その先に待ち受ける最大の悲劇、その時八雲は!?謎に包まれた過去が明らかになる、衝撃の八雲少年時代編。
感想・レビュー・書評
-
'22年2月22日、読了。神永さんの「八雲」シリーズ、6作目。
安定の、面白さでした。八雲の少年時代の悲しいエピソードが、一心、後藤刑事の二人から語られます。
どんでん返しや巧妙なトリック等を楽しむシリーズではないですが、毎回楽しんで読んでます。「そこには、そんな背景があったのか…」的な。
色々な小説、シリーズ物がありますが…娯楽作品である以上は、まずは理屈抜きに「楽しめる」事を、やはり求めてしまいます。
次は、どれにしようかな~(≧▽≦)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
八雲の番外編。八雲の少年時代、過去に触れた作品でした。
明美先生のお話し、泣きそうになりました、、。後藤刑事の出会いや一心さんも出てきて今まで読んだ八雲シリーズの中で一番好きかも(^^) -
シリーズの番外編。タイミングとしては6と7の間に出たものらしく、いつ読むか悩んだ。結論としては、本編を全部読んでから読むよりも、6と7の間で読んだ方が楽しめそう。
八雲の中学時代の出来事がまとまっているのが本作。
どうして後藤に協力するようになったのか、また奈緒の出生の秘密、一心との関係…など色々なことが明らかになった。
一心さんはやはり素晴らしすぎる人だなぁ。本編は9まで読んでしまって、この先どうなるかを知っているだけに悲しい。 -
悲しいけれど温かいストーリー。
-
八雲ん家って、彼をのぞいても
妙な家族構成やなと思ったら
一応それなりに事情があったのね。
という部分が解明される物語でした。
中学時代の八雲は、とっても人嫌いな子でしたわ…。
このシリーズを読み続けているのは
八雲のキャラもさることながら
ミステリの謎解き要素もすごく面白いからかな。
たしかに幽霊は出てくるけれど
八雲が言うように
直接手は出せない→幽霊に人は殺せない
なのに死体が出るってことは
やっぱり人間がからむわけさ。
ほんと、いちばん怖いのは
生きている人間の悪意よね〜。 -
どおおおしても神永さんの文章が苦手なのに、鈴木さんの表紙で買ってしまう自分を呪いたい。
-
反抗期まっただ中の八雲と、ちょびっとだけ初々しい一心さんの話。
この人、もうちょい文章と構成うまくならないかなぁ…キャラクターに魅力はあるだけに。歯がゆい。 -
今の八雲との違いがわからない。既視感がいっぱい。加筆、修正してこれかよ。
-
再読。
一心さんったらお人好しすぎませんか…と思いつつ、だからこそ八雲は救われてたのかも。でもでも先生に結婚申し込むのは早すぎない?
奈緒ちゃんのためには良かったんだけど〜とモヤっとした。
中身はあんまり覚えてないんだけど、一心さんがこの後どうなるのかだけは何となく覚えてるので、ますますモヤッとするのだった…。 -
悲しいけど希望を感じる本。
最後にきちんと伏線を回収してくれるのがやっぱり嬉しいです。