心霊探偵八雲7 魂の行方 (角川文庫)

著者 : 神永学

• KADOKAWA (2011年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[りさんの感想 · 2022年12月7日]

シリーズ7作目。
両眼の赤い男の過去が明らかになる。

人間の中に潜む狂気は元々その人間に備わったものなのか？それとも環境によって引き出されるものなのか？
私はその両方なのではと思った。
自分と違う者に対して、冷酷になったり周りに引き摺られないようにしたい。

七瀬美雪にまた逃げられたから、この後も怖い。

[こゆきうさぎ148さんの感想 · 2020年10月8日]

「ぼくの左眼が赤いくらいで、世界は変わらない」(18ページ)

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以前の事件後、長野県に転校した小学生・真人(まさと)から、晴香のもとに1本の電話が入った。
「友だちが、神隠しのように消えてしまった…」

真人のもとを訪れた八雲と晴香だったが、事件を調べるうち、思いがけない八雲のルーツが明らかになっていき…

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おもしろい、けど真相は非常にゲスいです。

読み終わって思ったのは、「愛と狂気は紙一重」なんだな…ということでした。
本人にとっては愛による行動であっても、他人からみたら狂気にしか見えない行動が、この世の中には確かにあるんだな、と感じました。
そして神隠し事件の謎が、思いがけず八雲のルーツに関わる事実をひっぱり出してきており、「ええっ？！」となってしまいました。
後半はいろんな事実がポンポンと出てくるので、頭の中で情報が混乱し、つなげて整理するのが大変でした。

しかし、そうした状況もなんとか最後にはおもしろさの方へつながってくれ、☆4つをつけることができました。

[だりあぽっぽさんの感想 · 2021年2月21日]

今回はまあまあかな。
たのしかったが、前回が読み応えあったので。

晴香が以前のように、ちょっとうざくてイライラした笑

[てくてくさんの感想 · 2011年11月24日]

序章
第一章 神籬（ひもろぎ）
第二章 鬼女
第三章 解放
終章 その後
添付ファイル 同乗者

不思議な事件と八雲との関係、さらに深い部分がわかる１冊。
紹介文を読んで、いつものメンバープラス過去の登場人物が出てくるストーリーなので、
4巻から一気読みをしました。
一気読みをすることで登場人物の人間性がよりはっきりと見えてきます。

[ainonさんの感想 · 2022年8月7日]

シリーズ7


長野の幽霊騒ぎ

と、並行して起きる七瀬美雪の逃亡


晴香の実家でお泊まりの後藤&八雲。

ほっこりするシーンも交えつつ
物語はさらなる深みへ。



どっちもハラハラしながら、
色々考えさせられる展開

七瀬美雪、強いなぁー

この先どうなるのか気になる〜

[hazel8483さんの感想 · 2022年6月23日]

八雲の親父とのドロ沼対決が、
だいたい前の巻で落ち着いたので、
今回はどんな展開かと思ったのですが、
最初は長野の神隠し騒動から始まったものの、
終わってみたら八雲のルーツにまつわるネタでした。
晴香ちゃんとも不思議な縁があった感じで。

事件としては、人の業（ごう）の悪い面の最たるもの…
醜い部分があらわになるようなものだったけど。

石井刑事がエライ活躍してくれましたわ（笑）
あいかわらず、すぐ気絶するけど〜。

[makotocupidさんの感想 · 2022年5月9日]

さわやかやね！

[hiromiya0910さんの感想 · 2022年4月24日]

後藤さんのキャラが好き。父になってますます良いです。二人の距離も近づいてきましたね。

[Tea-chanさんの感想 · 2022年1月15日]

人間が鬼を作る、まさしくその通りだと感じた一作だった。

[mira-inさんの感想 · 2021年6月10日]

これまでの6冊で漠然と恐怖だった赤い目の男の実体を捉える事が出来て、人知れずほっとしています。

著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」