- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043889020
作品紹介・あらすじ
与謝野晶子の「源氏」現代語訳は生涯3度に及ぶ。1912年に発表した「新訳源氏物語」、2度目はあと残り宇治十帖というところで1923年に関東大震災で原稿焼失、そして1939年完結の「新新訳源氏物語」(本
感想・レビュー・書評
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須磨から胡蝶まで。おもしろかったです。与謝野さんは「ずんずん」って表現よく使いますね。あと「ぎょうさんな」とか。笑ったのが「胡蝶」で玉鬘に迫る源氏に「変態的な理屈である」と書いてあったところです(笑)アッコさん正直すぎ!谷崎源氏では「まことにおせっかいな親心もあったものです」となっておりました。この違いがいいですね。女性からすると玉鬘に迫る源氏はやっぱ変態ですよね………。
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出版社 / 著者からの内容紹介
源氏物語一千年紀に蘇る、瑞々しい与謝野源氏の決定版!
寛弘5(1008)年11月、中宮彰子の親王出産に沸く藤原道長の土御門邸。宴に招かれた藤原公任が女房達の前に姿を見せる。「このわたりに若紫やさぶらふ」。ちょうど千年前の出来事を記念し、ロングセラーを新装版化!
内容(「BOOK」データベースより)
帝の寵愛を一身に集めた桐壷の更衣が産んだ美しい皇子と、かかわる人々の姿を情感豊かに写し取った、世界最古の長編小説「源氏物語」。切なさといとおしさに満ちあふれた恋模様や、熾烈な権力闘争など、いつの世も変わらない人間の営みを描ききった日本文学の最高傑作が、與謝野晶子の優しく格調高い筆致で現在によみがえる、54帖全訳の決定版。第一巻には「桐壷」から「花散里」までを収録。