もえない Incombustibles (角川文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043891023

もえない Incombustibles (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 突然、金属のネームプレートを手渡されたら。
    それだけで気味が悪いわ。
    身に覚えもなく「何なのそれ?」って感じじゃないのか。
    こんなことされたら、気になって気になって調べ始めたくなるよね〜。
    しかし、ひとりで行動するというのはちょっと怖い。
    思い出せて良かったのよね!?

  • 同級生が自殺した高校生の遺品の中に、自分の名前が彫られた栞が見つかる。彼と殆ど交流がなかった主人公・淵田は、そのことに薄気味悪さを感じつつ、友人姫野とその自殺について調べ始める。

  • これもタイトルに惹かれて読んでみたわけなんですけれども、なかなか楽しめましたね…自分は森氏の初期の作品(すべてがF~)なんかよりもこういった、独立している作品のが好みかもわからんですねぇ…すべFは本当に…いや、自分が文系なのを差し引いても何が面白いのかわけ分かりませんでしたからねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、ミステリ的にはアレかもしれませんけれども、解説にもあった通り、青春小説として読むならそこそこ読ませるものである、と思うんですけれどもねぇ…あと、森氏の作品に漂う静謐な雰囲気とでも言うんでしょうか? 好みであります!

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 霏がかかったようなストーリー
    主人公の印象がとても薄い
    対して、姫野は濃くはっきりと描かれている
    にも関わらず、彼はなんとなく蚊帳の外、というか
    核心からは遠いところにいた、ように感じる

    全体を通して、なんとなく全て煮えきらない。腑に落ちない
    そんな印象
    読んでいる最中、絶えず小さな不安とどことない違和を感じる
    登場人物誰もがはっきりとせず、なんのために登場し、なぜ死んでいったのかが不明瞭で
    「もえない」というタイトルは、金属プレートのことではなく、人々の感情もしくは記憶が
    燃えきらない、不完全燃焼な、という意味なのではないかと思ってしまう。
    読後の感覚が鈍い。

    ミステリーというには少し躊躇われるが、
    少年たちの葛藤や苦悩、青春というのも違う
    心のどこに置いておけばいいのか、難しい1冊
    読み返すかと言われたらおそらく読み返さないし、人にも勧めないが
    普段何気なく見ていたテレビや受け取っていた情報の中の
    小さな狂いが、今までよりも強く自身に反響するだろうと思う。

  • 森博嗣の登場人物はみんな淡白で死にたいする恐怖感や、生に対する執着心が薄いな

  • S&Mシリーズ、Gシリーズとは異なったミステリー。寧ろ、ホラーやサスペンスという印象が強い。

    高校生を主人公に、登場人物のキャラも立っていて読みやすく、後半になるについて引き込まれていくのは他の作品同様。

    ただし、推理物ではなく、もう一度読むかと言われると微妙。

  • 大好きな作家の一人森博嗣の青春ミステリー。殺人事件は起きますが他の作品に比べると全体的にゆるい感じのストーリ展開です。森さんの小説は内容はもちろん好きなんだけど登場人物達の会話のやりとりがたまらない。この作品でもそれは同じでホントあこがれる言葉の使い方です。

  • 森博嗣さん独特の言い回しが、かなり好きだ。例えば、
    『神経が鈍感にデザインされている』
    柔らかく、しかし淡々としているように感じる。
    本書にも、随所に散りばめられている。

    さて内容は、
    クラスメイトの死と、一枚の鉄のプレートから話が始まる。
    礼拝堂の清い白いイメージから、土の暗い黒いイメージへの変移が面白い。
    登場人物たちの話し言葉も違和感がなく、読みやすい。
    かなり好きな部類だ。
    佳境の短文が、主人公の思考や行動と連動していて緊張感があり、次へ、次へと掻き立てられるものがあった。

    森博嗣さんの文章が読みづらいと感じた方は、こちらを読んでみると良いと思う。
    高校生が主人公なので、共感する部分も多いだろう。

  • 怖かった。
    後半になるにつれ回転がとまらなくなるような、はらはらする感じがあった。

  • タイトルが秀逸。ぐぅっと心に残るラストだった。読み始めは森作品にしては珍しい登場人物の年齢設定で、青春もの?ちょっと異色??と思ってたけど、中盤から一気にいつものかんじに。ミステリーとしても面白かったけど、やっぱり人生観というか、そういうところにドキドキさせられる。確かに、もえないで残るものは、ある。

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