もえない Incombustibles (角川文庫 も 20-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043891023

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な印象のミステリ。
    謎解きがどうこうというより、作品に漂う雰囲気が面白い。

  • 『人間が死んでも、名前は残る。そう、名前は燃えない。』

    ミステリー作家森博嗣が贈る青春小説。青春といっても、やはり、歯が浮くような、左腕が疼くような、思わず眼帯をつけてしまうような代物では、もちろんない。多感で、触れる物全てに影響されるのに、その実体は非常に不明瞭。傷つきやすいのに、形を変えるのは難しい。すぐ拗れてしまうのに、裏返すことは決してできない。そんな取り留めもない「青春」の一側面を見事に活字に還元した本。

    文体や表現の取捨選択にあたっても、それを貫き通しているほどの徹底っぷりはさすが。そのせいで、読み物としては、一見すると歪に見える部分も多々ある。つまり、これは「本」である以前に「作品」なんだということ。

  • 上っ面ばかりでリアリティーに欠ける気が・・・
    心理描写に関しては好きだったが・・・

  • 初・森博嗣作品。
    図書館にて装丁で借りたので、ジャケ借りでしょうか?
    ……有名な方なのですね。

    私の、まことに個人的な本の好き嫌い判定基準なのですが…主人公がとても好きな異性のタイプでした。
    その彼に軽く恋をしながら読んでいた節もあり、最後までストレスフリー。
    …でも、怖かった。

    他の作品も読んでみたいです。

  • 久しぶりの森博嗣
    普通。
    いたって普通。
    文体はS&Mシリーズの時みたいな印象を受けた。

  • 2010/12/30 Amazonより届く。

    2018/5/31〜6/1 森さんのノンシリーズもの?。とても不思議な切ない物語。最終的に謎は明かされないが、それもまた良いのだろう。タイトルの意味が良く分からなかったが、最後の最後に明かされた。余韻を楽しむ作品か。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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