きみが見つける物語 十代のための新名作 スクール編 (角川文庫 あ 100-101)
- 角川グループパブリッシング (2008年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043894017
感想・レビュー・書評
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「沈黙」が面白かった。村上春樹の話は、「鏡」でも思ったけど一人で語ってる感じの文章が好き。
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「心霊写真/はやみねかおる」と「大きな引き出し/恩田陸」がお気に入り。
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すごい方々がイッパイ・・・!!!!!!!
スゴいです。 -
<内容>いまどきのフレッシュな名作だけを厳選した超豪華ラインアップ。あさのあつこ、恩田陸、加納朋子、北村薫、豊島ミホ、はやみねかおる、村上春樹の傑作短編を収録。
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2010.1.15 読了。
アンソロジーはやっぱりいいなって思いました。新たな作品や作家さんとの出会いがあって。
大抵は作家陣の中のひとりふたりを目当てに買うんですが(今回の場合はあさのさん)、他の作品も読んで「ああこの人の書き方いいな、好きかもしれないな、他の作品も読んでみたいな」ってきっかけになったりします。 -
若い!
そして意外にも?推理テイストなアンソロジー。
なんとか最後まで読めました。
10代のときに読んでいたら、感じ方も違っていたのかな。 -
このシリーズで好みの作家さんを探しました。
出来れば、中学あたりで読みたかった・・・!! -
なにこの豪華なキャスト。半端ないですね。ウハウハですよ(笑)
「タンポポのわた毛みたいだね」豊島ミホ
女子高生の、フワフワした、交友関係とかの気持ちの動きがしっかりしてますね。
こういう話好きです。
「心霊写真」はやみねかおる
毎度毎度、はやみねさんの文体にはビビる(というかあまり好きではない)し、ストーリーもトリックも単純だけど、
小学生の頃ってこんな感じでしたよね。
「三月の兎」加納朋子
最後に花束渡すところは感動しました。
自殺とか問題とかを利用するって、校長って酷いやつですよね。
「このグラウンドで」あさのあつこ
同じ年代の子達が甲子園で輝いている姿は、廃校になる学校の3人の野球少年にとって、苦しいものなんでしょうね。
「大きな引き出し」恩田陸
常野物語愛読者の私。
文章をひたすら「しまって」いくうちに「響いて」くるようになる話です。流石恩田さん。
「空飛ぶ馬」北村薫
著者の名前は聞いたことがあったのですが、実際に読んだのは初めてでした。
こんな素敵なサンタさんになってくれるなら、そりゃ彼女も園児も喜ぶでしょうね。
「沈黙」村上春樹
中学生の頃に殴ってしまった利発な同級生が、高校に上がってから噂づてに復讐をしてくるのを語り口調にしたこの小説。
胸の中を鈍器で叩かれたような鈍い痛みが、読み終えた後も残っていました。 -
知らない作家の話をいくつも読めて、本当にいい本。短編集。
スクールといえども幼稚園から高校の話まであった。
最後に村上春樹の「沈黙」が来るのもgood.
春樹作品独特の乾いたユーモアはないけれども、長編の中で表れる主題がこの中に凝縮されているように思う。