花よりもなほ (角川文庫)

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著者 : 是枝裕和
制作 : 山本 祐司 
  • 角川グループパブリッシング (2008年5月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043895014

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花よりもなほ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 軽くて読みやすかった。話も楽しかったけど、文章がちょっと説明くさいのが今ひとつ。

  • 次を知りたいのに
    読み終えるのがもったいなくくて
    ページを行きつ戻りつ読む
    そんな本があります


    とにかく物語りの結末にたどり着きたくて
    喉を潤すようにゴクゴクと飲んでしまう
    そんな本があtります


    この物語は前者

    是枝監督の作品“花よりもなほ”の原作です。

    本文にも出てきますが

    “風さそふ花よりもなほ我はまた
    春の名残をいかにとかやせん”


    浅野匠頭長矩の辞世の句を託されたのは
    一人主君の最後の姿を見届けることを許された
    浅野家御側御用人児小姓頭片岡源五右衛門

    NHK大河ドラマ“峠の群像”で
    この約を演じた郷ひろみは
    児小姓頭にふさわしい美さでした~

    さて小説の舞台は
    時は同じ元禄

    父の仇を討つべく江戸へやってきた
    松本藩主の剣術指南で剣術道場を開いている
    青木家の長男宗左衛門

    郷里で道場を継いだ弟と違って
    剣の腕はからっきしな宗左
    ふとしたことから住み始めた長屋での暮らしが
    宗左衛門の武士としての生き方まで変えていきます


    生きてこそまた美しく咲く花もある

    血が繋がらなくとも親子として暮らしてきた父と子
    これから親子になって行くのだろう血の繋がらない二人

    “そして父になる”に繋がっていく
    是枝監督の永遠のテーマかもしれない父と子の絆も
    宗左の目を通して描かれていきます


    赤穂浪士の討ち入りで沸いた江戸時代にあって
    たとえこの物語がありえなかったとしても
    明るい未来を感じるラストが好きです~

  • 映画を見て気になってたので読みました。

    めっぽう弱いのに、父親の仇討ちをしなければならなくなった松本藩士・青木宗左衛門。江戸に出てきて3年が経とうとしているが、未だ仇は討てず。自分の意気地の無さに苛立ちながらも、長屋の住人たちと過ごす日々のなかで、「仇討ちしない」生き方を見つけてしまう。
    人情味溢れる大江戸エンターテイメント。

    笑顔の裏には涙があって、涙をとめる努力をしてきたからこそ今の笑顔がある。

    憎むのではなく、許すこと・見守ることでケリをつけようとする主人公たちの生き方は、とても清々しくて好ましいものでした。

    そで吉とおりょうさんのエピソードは胸が痛かったし、

    英雄色の強い赤穂浪士たちが情けない卑怯者に描かれていたのも、なかなか皮肉がきいてて面白かったです。

    武士の視点より庶民の目線が強かったことも、入りやすくて良かったと思いました。

    ただ、日本史を学ぶ者としては気になる部分が無きにしもあらずだったので、時代小説として読むにはオススメしません。

    是枝監督のクセなのか、文章が講談や落語のような語り口だったのも、自分には合わず残念でした。
    個人的には本よりも映画の方が好きです。

    しかし、監督さんが書かれているので映画と違うことはほとんどなく、あとがきで監督さんの真意もわかるので、映画好きでも安心して読めると思います。

  • 仇討ちの話なのにほのぼのあったかくていい。

  • 生き残る強さ。人間の弱さと優しさが愛しい作品。たったひとつの命だからこそ、散らさず咲かせ続ける生き方に笑顔が零れます。

  • 時代小説、ではないと思う。
    時代小説と思って読むと肩透かし。
    ころころ場面が変わるので、つぎはぎなイメージ。
    小説というよりもシナリオ集を読んでる感じがした。

    物語はとても好み。
    力の強さだけではない、許す(ともちょっと違うけど)という強さとか。
    仇討ちの話なのに、あったかいなー。

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