- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043898015
感想・レビュー・書評
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面白かった~!
SFにこだわらず、面白い小説。
四国上空で航空機が謎の爆発炎上という事件が二つ相次ぐ。
自衛官として共に飛行し、上司を目の前で失った光稀。
メーカーから調査に現れたひょうひょうとした青年・高巳と現場に赴くと…空の中に何かが?
父が飛行するあたりの川辺へと出かけていた少年・瞬は、川で白い不思議な生き物を見つける。
未確認生物UMA好きの幼なじみ・佳江と世話を始めるが、その正体は…?
身内を失った少年を心配する宮田のじい。
大人と子供が出会った謎は…
大事件に発展し、対策本部が作られて、どうなるかわからない展開にぐいぐい引き込まれます。
組織に引き込まれた旬を取り戻そうとする佳江と宮田。
個性的なキャラのやりとりも面白い。
老人の地道な賢さにはうならされます。
誰にでもどこか面白く感じられる要素が入ってると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高巳と光郗の掛け合いが面白い
後日談があったら良かったのに笑 -
2023年の最終日に読了。
ちょっとボリュームがあり、読み進めるに時間がかかりました。
お話としては、刺さる人には刺さる…って感じなのかな?
結論から言えば、最後は大団円みたくまとまる。
それは悪くないが、如何せん専門用語が飛び交うし、二人の主人公目線で交互に話が進むから、長くダラダラ続いてしまうと感じざるを得なかった。
あと、感情移入がしにくい内容だったかな^^;
強いて言えば、“頑張れ佳江ちゃん!”
うん。佳江ちゃんはいい娘だな。一歩引いて見守るところが健気。
それが故の星3つ。
巻末の仁淀の神様は良かったですな。
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序盤からSFにぶっ飛びつつも、単一生命体のくだりとかが丁寧に描かれていて、物語としては楽しむことができました。
最後のほうには、ぶっ飛んだ設定の謎の生命体に何故か愛着が湧いてきました。 -
何年かぶりの再読。塩の街に続いて。
意外と早く正体?が分かったところで、次々と障害が起きて、少し冗漫。なんて偉そうなことを思ってみたりして。
でも有川さん、イイね! -
本当に人間って傲慢な生き物だなって。
非現実的なのに物語の中の「人間」が生きてるから、本当に起きたことのように思える。
このストーリーにラブストーリーも乗せてくるんだから有川浩はすごい。
読め。面白いから。 -
少年が心を閉ざし悩むところと幼馴染がそれをどうもすることができない葛藤が切ない。
謎の物体の心理描写が分析されて行くところは面白い。
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長編小説
冒頭のリアルからの突然のSF展開
どう収束するのか楽しみながら読みました -
久しぶりの2回目。新たな気持ちで読みました。
やっぱり有川さんって感じ!読みやすい。
追加の仁淀川の神様、に泣かされ号泣でした