- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043898015
感想・レビュー・書評
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自衛隊三部作の2作目。
空中に浮遊する謎の生物、白鯨に激突して、2人のパイロットが命を落とす。
そこまではいいのだけど、この白鯨は意思を持ち、人間とやり取り出来ると言う。
このやり取りが興ざめ。
怪獣小説と言う人もいるらしいが、あまりにもあり得ない展開で、読んでいて、途中でバカらしくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
睡眠時間をもっていかれた。
止まれない。 -
専業主婦から勤労主婦になって6年。ここ最近は近年まれに見るハイスピード(自分比)で読書が進んでいると自負してみたりします。
「ハマる」という現象は驚くべき集中力を生み出すようです。有川浩、恐るべし。
ていうかあのー。。。
すごく面白いんですけど有川作品。
『図書館戦争』シリーズ以上に、この自衛隊シリーズ私好きかも。
更に『塩の街』よりも更に、『空の中』って私の感性にジャストフィットなんですけど。
いつも私が感想で書くのは「キャラクターそれぞれが活き活きしてる」ってことなんですけど、今作はそれが本当に際立ってる感じがしました。
予想を裏切るドキドキ感というよりは、「こう来るだろうなー、こう来るだろうなー」と思って読んでたら「やっぱり来たこのセリフ!」っていう共感みたいなものかな。
私の集中力と読むスピードを後押ししてくれるような同調感に乗っかって、安心して一気に読み切った気分の作品でした。
細かく言いたいことは、巻末の解説で新井素子さんに全部言われてしまった!! 悔しい!!(笑)
ただ、裏表紙のあらすじ読んでた頃には、「高度二万メートルに潜む秘密」がこんなものだったとは、まったく想像もつきませんでした。私の空想力が貧困ゆえ。
そして今作は、高知の高校生が中心の場面と、自衛隊の大人たちが中心の場面とが交互に展開される構成になってたので、戻り読みを何度も余儀なくされた関係上、ページの途中途中に『付箋貼り』を今回初めて採用しました。
すごく読み易くて、好きなシーンやセリフにすぐ戻れる・・・!
感激しました。(んなオーバーな) -
購入済み 読了
文庫版のおまけの短編小説のために再度かりてきました。
痛いけど二人のその後が垣間見れて
神様になった人の生き様はやはりすばらしく
なによりその人を取り囲む人々がすばらしいのだと感じた短編小説でした。
このあと我慢できず購入
やはり手元に置いておくべき本もあるのだと、図書館の本を読みつつ思った作品です。 -
有川浩は甘いからなあ…。
といいつつ結局手を出し、
でも甘いだけで終わらないのが有川浩だよね。
と結果居直るこのパターン。
土佐弁が、ズルいんだ。
土佐弁で宮じいに諭されたら、それはダメだ。
SFだろうがファンタジーだろうが、
分類はなんだっていいです。
私は純粋に好きでした。
たかみーさんは若干作られすぎた感ですが。
ただ自衛隊3部作。
1作品目と思って手を出したこれはなんと2作品目だったという読破後のサプライズ …!!
ガーン…ッッ!! -
高度2万メートルの上空で相次いだ謎の飛行機事故。
その原因をつきとめるべく、光稀と高巳は飛び立つ。
そこで彼らは高度な知能を持つ、未知の生命体と接触する。
一方、高知県に暮らす高校生の瞬と佳江は、
海辺で不思議な生物を拾い『フェイク』と名付けて交流を始める。
ふたつの謎と、彼らひとりひとりの思惑や感情が複雑に絡み合う。
そして、人類全体に奇妙な危機が降りかかり、
彼らはその闘いの最前線に立たされる・・・。
『塩の街』『海の底』では、人類が明らかな敵と対決していましたが、
この『空の中』では、敵かどうかわからない未知の生命体と、
なかなか噛み合わない「対話」をしていく様が描かれています。
その生命体の、高知能であるが「集団」という概念を持たない、
という設定は非常に面白いです。
また、光稀と高巳、瞬と佳江が作り出す別々の物語、
そのピースが後半、ぴたっとはまっていくのが、
さすが有川マジックというべきところでしょう!
理論的で結構読み応えはあるけど、読み始めたらやめられません。
有川さんの自衛隊三部作、どれも面白かったです!
次に読む『クジラの彼』も楽しみです!! -
専門用語が多かったのと、元々SFが苦手という偏見から、フェイクが出てきたあたりから
「すごいキワモノに手を出してしまったか…」と、ちょっと挫折しかけました。笑
しかしそこは、さすがの有川マジック☆
いつの間にかどっぷりハマって、夢中で読み切りました。
SFと言っても、未知の生命体との下らない戦争ものではなく、【白鯨】と呼ばれる生命体を通して、人間としての生命の在り方を考えさせられるヒューマンドラマだったのがすごく良い。
オマケの掌編「仁淀川の神様」が、泣けて泣けて…ティッシュ箱抱えて読みました。
この作品読んで宮じいに惚れ込んだ人には、涙なしには読めないですっ! -
宮じいのような大人がどの人にもいればいいのにな。やさしい気持ちになれた。
自分が子どもを教える立場にいるから、こんな存在になりたいと思ったし、まだまだ子どもな自分が、子どもを教育していていいのか、読みながらちょっと考えた…"まちがったらあやまる"ことをしっかり教えていこう。
高巳はかっこよすぎる!有川作品の男性陣は私にはツボ。