図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

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著者 : 有川浩
制作 : 徒花 スクモ 
  • KADOKAWA/角川書店 (2011年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898053

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2006年(平成18年)。
    『華氏451度』のような内容を期待して読んだのがそもそも間違いだったのだろうが、「言論の自由」以前に、主人公の非常識さにドン引きしてしまった。上司への無礼な態度、柔道の稽古中に背後からキック、仕事でミスして上司の前で泣く、新人の分際で割り振られた仕事にクレーム…。あまりのありえなさに愕然とした。大人のラノベを標榜している割には、主人公の精神年齢が低すぎると思う。

    テンションの高い雑な文体も苦手だが、それはラノベだから仕方ないと割り切った。しかし、郁の性格や文体には目をつぶっても、どうしても許容できなかったのは、主人公とその周辺=正義、敵対組織=悪、という単純すぎる構図だ。せっかく刺激的な設定なのだから、敵にそれなりの思想を持たせれば凄く面白い話になったと思うのだが、敵があまりにちゃちでおバカな悪党として設定されているので、抗争が激化すればするほど逆にしらけてしまうのだ。

    また、本を守るためとはいえ、文民が銃を用いて人を殺傷するということに、誰も葛藤を抱かないのも残念だ。これでは戦闘も、郁の本への思い入れも、恋愛を盛り上げるための道具にしか見えない。他の著作も読んで思ったのだが、「言論の自由」「身体障害」「致死性の病に侵された人の心理」など、本気で語るには正確な知識と細やかな配慮を必要とするデリケートなテーマを、恋愛を盛り上げる道具として安易に使ってしまう傾向が、著者にはあるようにみえる。

    思想的なことを書きたいなら、自分の意見だけを声高に主張するより、対立意見もぴしっと書いて読者に考えさせた方が、話に深みがでると思う。ベタ甘の恋愛を書きたいなら、思想的なことには言及せずコメディに徹した方が、大人のラノベとしては洗練されると思う。しかし、これだけ売れている所を見ると、私の感覚の方が圧倒的少数派なんだなぁ…。

  • スピードワゴンの糸田じゃないけど、
    この本、本当に、「あまーーーーーーーーーい!!」少女漫画でもいけるレベル。(実際に、少女マンガで連載されてますが。)

    初☆有川作品

    初めは、その本の設定を理解するのに時間がかかったが、ぐいぐいと引き込まれる。
    確かに、ライトノベルらしいなあ、と思ったが、有川さんのモットーは
    (・・・確か)大人が読めるライトノベル!だった気がする。
    そう言われると、納得できる。

    郁と堂上教官、その他の隊員さん、図書館を守ってくださりありがとうございます。

  • すっごいきゅんきゅんしました!!
    やっと全部揃ったから読み始めたのですが、
    もーうとにかくときめく!!
    堂上教官と笠原のやりとりににやにや。
    王子様の話題が出る度ににやにや。
    先を予想してしまって、1人盛り上がって
    先が読めなくなってしまったり...。
    でもまた先が気になって、恐る恐る手を伸ばす...
    その繰り返しでした。

    ジュエルボックスも素敵です。
    郁の寝言が堂上教官の心を揺さぶる...。
    堂上教官目線なので、いつもは予想するしかできない堂上教官の心情がよくわかって、胸がきゅっと締め付けられる感じがしました。

    早く続きも読みたいです!
    映画を観た方にも是非本を。
    観てない方にも是非本で読むことを
    おすすめしたいと思います。

  • 私は女性ならではの温かい作品が好きなのですが、有川浩さんの作品はストライクゾーンのど真ん中です。図書館戦争というタイトルからどういう内容か見当も付かなかったため、手が出せずにいましたが、いざ本を開いてみたらこれがおもしろいのなんの。内容はある法律から本を自由に読むことが出来なくなり、それに対抗するべく結成された図書隊のお話です。どのように本を守るのかと思いきや戦争だけに銃などの武器で実力行使です。いやー驚きましたね(笑)。隊員達の会話は非常に面白く、個性もしっかりと活かされていて楽しく読ませていただきました。これは続き読まなくちゃ!

  • 初めて読んだ有川浩作品。
    本好きにはたまらないです。

    まず図書館の自由に関する宣言、が
    すてき。かっこいい。

    「王子様」に憧れて図書隊に入った
    郁の無鉄砲さが読んでて笑ってしまう。笑
    誰よりも本を守りたいって気持ちは強いのに空回りばかりで、
    それをサポートする堂上や小牧、柴崎、手塚…みんな個性的で面白い。
    バカで空回りばかりだけど郁はかっこいいです。

    本が狩られる、なんて想像がつかないけどそんな国にならない、なんて保障はどこにもないわけで。
    自由に本が読める、というのは簡単なことじゃないんだなと思いました。

  • このシリーズ、別冊も含めてすべて読みました。
    激しい戦闘や策略の間に見え隠れする、登場人物の強さや可愛らしさがほんとうに素敵!
    そして、かっこいい!
    登場人物の言葉ひとつひとつが、自分の甘ったれていた部分に喝をいれてくれます。
    たまに法律とか軍事系の難しい表現もでてきますが、会話のテンポがよく、人物の気持ちも細かく描いてあるので、ストーリーにばっちり入り込めます。
    映画化になるのがけっこうショックなくらい(笑)、わたしはこの本の中の世界観が好き。

    ちなみに各シリーズの巻末にある、有川浩×児玉清さんの対談も、おもしろくて見ごたえアリです♪

    元気を出したいときには必ず手に取ってしまうこの本。
    おすすめです♪

  • SFとホラー中心のマイ本棚で一際異彩を放つ有川シリーズ。大好きです。著者全体に総じて言えることですが、大人のライトノベルと言ったところでしょうか。
    このシリーズでは、本がその内容如何で規制の対象になる世界で、読書の自由を守る人たちの活躍を描いています。
    しかし、設定があざとい。本好きでこのテーマに賛同しない方は少ないのではないでしょうか。読む本を規制される世の中なんざ考えるだけで嫌になります。その中で主人公が七転び八起きで頑張る姿は応援せざるを得ないでしょう。早速続きの4冊を買いに走ってしまいました。
    ちなみに、レビュー起草時点では、紀伊国屋書店様で特別編を収録した特装版が出ております。この特別編の破壊力たるや、油断して電車内で読んでいたらニヤニヤを抑える為に歯ァ食縛って読む羽目になりました。破壊力高めです。期間限定とのことなので、この機会に是非♪

  • 設定がけっこうぶっ飛んでいるから、その世界に自分が入るまでが大変だった。
    入ってからは楽しく読めた。
    ただ、郁の人間性がときどき好きじゃないわ。
    面白いから続編も読むけどさ…郁よ早く大人になっておくれ、おねいさん痛々しすぎるアンタの言動に限界を感じちゃうのよ…

  • 私の運命を変えたと言っても過言ではない本。この本に出会えたおかげで今の仕事に就けました。ハマりにハマった大好きなシリーズ。

  • 図書館と読書の自由を守るために、武力をもって規制委員会と戦うなんて発想からして(作者本人言うように)全くもってトンチキなストーリーですが、楽しいお話です。
    郁と堂上のキュンとした関係がこの先どうなるのか、続編を読まない訳にはいきません(*^^*)
    それにしても漢字が多い!アニメ化の際、声優さん泣かせだったとか(笑)

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図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)の作品紹介

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る"王子様"の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。

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