図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

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著者 : 有川浩
制作 : 徒花 スクモ 
  • KADOKAWA/角川書店 (2011年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043898060

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図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 仕事に陰謀に救出に恋に(?)郁ちゃん大忙し!

    美人ゆえに苦労も心労も多く、誰にも心を開かず
    うまく立ち回ることを覚えるしかなかった柴崎。

    そんな心を気取られまいとしてきた彼女が
    言葉の裏のない郁ちゃんに出会って、
    大好きと心の中でしっかりと思えてほんとによかった。

    内乱の内容は違えども今の日本に多々ある
    問題と重なる部分も多い倫理観や正義感の問題。

    "正しい未来のために自分の自由を捨てられる人は
    崇高だと思うし尊敬する。
    でも、それができない人を貶めるのは違う"

    それがいかに正しい"正義"の正論であろうとも、
    自分の尺度の正義を振りかざして
    人に押し付け、傷つけ、そうできない人の上に
    立ったかのように、粗暴な言葉で断罪する人を
    たくさん見て心の痛む近年。

    すべての事柄はいつだって多面的で、
    思考の隔たりや、自分が正しいと思いすぎることは
    とても危険だし、自分との相違を切り捨てることや
    許容や柔らかさ、思いやりのないところに
    正義も優しさも育つことができず、誰も救えない。

    すべての人の意見がまぁるく収まる方法はないけれど、
    みんなが笑っていてられることが
    すべての事柄に通じる幸せだからこそ、
    意見の相違がある時こそ、相手を慮って
    歩み寄り、最良の道を探していける世界になるといいな。

    そして娘を案じながらも、信頼し、
    黙って堂上に想いを託していった父。
    静かに受け取った想いを受容するシーンが素敵だった。

    恋もいっぱいの2巻。
    憧れから恋へと変わる小牧さんと毬江ちゃんの恋。
    他人の恋には気づけども、肝心の郁ちゃんは相変わらず…。
    でも、次巻はエーーー!な進展が楽しみ♡

  • 再読。それぞれのキャラがいいなぁ。前読んだときは軍隊っぽさがちょっと読み辛い気したけど、今は逆にそれがこの作品らしくていい。文庫化もされたことやし、シリーズで買おう。

  • 図書館戦争シリーズ2作目。
    楽しみに取ってありました。
    間が開きすぎて、設定を忘れていたけど‥
    戦争というと剣呑だけど~本をきびしく検閲しようとする一派(メディア良化委員会)に対し、本を読む自由を守ろうとするのが、図書隊。

    笠原郁は、一等図書士として関東図書隊に入隊。
    戦闘職種である図書特殊部隊の配属だということを、保守的な両親には隠している。
    その両親が突然、見学に来るという‥
    みなに協力を頼んで、事務職のふりをすることに。
    心配性で子離れできない母親が重い郁。
    堂上に接する父のほうは、どうやら色々察して、挨拶に来たよう。なるほどね。

    小牧の家の近所に住む中澤毬江という高校生が登場。
    聴覚障害がある毬江に対して、10歳上の小牧は兄のように何かと親切にしていて、毬江は薦められた本を借りに図書館によく来ていた。
    ところが、そのことが誤解を受け、良化特務機関に小牧が連行されてしまう。
    4日帰らない小牧を案じて、郁と同期の手塚は、疎遠な兄を頼る‥

    郁と同室の柴崎麻子は、郁とは対照的な要領のいい美人で、頭は切れるが、意外に恋愛には恵まれていない。
    図書館利用者の男性・朝比奈にランチを誘われ、思惑のある周りに盛り上げられて、行ったほうが面倒がないと、応じることにするが‥?

    主要キャラが少しずつ掘り下げられていき、事件の展開と絡み合って、恋愛模様も。
    郁があこがれの王子様の正体に気づくまで。

    甘々な展開でキュンキュン~気恥ずかしいぐらい。
    その背景には骨のあるストーリーがあり、その上なぜか皆、口が悪いのよね~。
    その絡み具合がうまくて、読んでいると~なんだか元気が出てきます!

  • この本の男性陣はホントに…。
    10歳差を受け入れる小牧と、5歳差が壁になる堂上。
    対比が面白い。笑

    郁の両親の話は、あんまり他人事じゃないような気がして
    続きが気になるところ。

  • とてもおもしろかったです。
    郁が、かっこいいです。

  • 小牧さん~!まりえちゃんのことになると冷静になれなくなってしまう、そんな小牧さんがかわいくみえます。どんだけ好きなんだー!
    もう子供に見えないからこまってるよ、は映像化された田中圭くんの小牧さんが頭の中にうかんでしまうー!きゅんきゅん。

    砂川事件の査問のシーンはひやひやでした。でも査問後の録音されたベタ甘会話は爆笑。
    まだお互い認めてないけど、シリアスな場面のこういうちょいちょいベタ甘がきゅんきゅんですよね。

    そして手塚兄!兄との対面の会話はまどわされず、郁の心情がすごくはっきりしててやっぱり郁は芯のある子なんだぁって改めて感じました。わかってはいたけど、はっきり言う姿勢にホッとしたし感心。

    王子様の正体。やっとわかるけど、これは恥ずかしいわ笑

  • 図書館戦争シリーズ第2弾。
    読めば読むほど、郁や堂上をはじめ、主要人物が好きになる。
    久々に入り込めるお気に入りの小説シリーズに出会った。

  • 面白かったですね~。なんか登場人物みんな好きになってしまいそうで。。 クールな感じだった手塚が少しずつ、打ち解けていく感じがみていてうれしくなるような。読後も爽快。続編も読みます。

  • この『図書館内乱』を読むまで私は聾者と中途失聴者、難聴者の区別を知らなかった。
    『図書館戦争』シリーズはいまの社会に対する問題提議をしているって読む度に思います。

  • 私には甘過ぎるなぁと思いつつも、郁と堂上のやりとりにうっかりにやけてしまうので、もう外では読めない。

  • 面白かった!!
    読み終わってから速攻で続きぽちったですよ。

    図書館戦争では良化委員会とか法務省とか難しい話になるとついていけないくなってたんだけど、今回は色々方向を変えて何回も書いてくれてたからわかり易かったな。
    あと、前回はわりと派手な戦闘メインだったのに対して今回は図書館の問題が今私たちの周りで起こりうるものばっかり。
    おかげで、かなり身近なものとして読むことができました。
    「一刀両断レビュー」の辺りとか、こうやって感想のメモつけてる自分には色々考えちゃうところがあったなぁ…。

    今回郁には結構ツライ巻だったけど(私も読んでて辛かった…)、
    それでもブレない郁の真っ直ぐさが眩しい。
    彼女の言葉はぐさぐさ私の心に刺さるし、ものすごく響くのです。
    引用に書いてある郁のセリフがすごく好き。
    キャラの魅力がこのセリフに凝縮されてるし、手塚兄の掲げる理想が私たちにとってどういう結果をもたらすのかを一瞬で理解させるものすごく効果的なセリフだと思った。
    しかも、こういう子に私たちの読みたい本を守ってほしい!とまで思わせてしまうのです。
    これがプロットなしで出てきたセリフとか本当すげえよ…。

    キュンキュンする恋愛描写もちょっとずつ増えてきて、
    「王子様」の正体がバレたこの巻の次からお話がどう動いていくのかすっごい楽しみ!
    早く続き来ないかな~。

  • 1巻に続いて読んだ2巻!

    いきなりつまらなく...なんてことはもちろんなく、
    1巻以上に楽しめました*

    登場人物1人1人についてより深く知れて、
    読み応えもありでした。

    小牧好きなわたしには、
    ラッキーな巻でした笑

  • 人権侵害の疑いをかけられた準主人公。
    その人を救うために敵に果敢に立ち向かう女の子。
    その話には、フィクションのような非現実感と、フィクションとは思えない現実味がある。
    きっと、今、この世の中で起こっていることがそのまま物語になっているのだと思う。
    私がこの作者を好きになったきっかけがこの話です。

  • 4年前に読んだシリーズが、文庫になった。4年前は、山のようにリクエストがついている本を同居人が次々に図書館で予約して、まわってきたのを横から借りて読んだ。しかし、そのとき読んだのは4巻の『革命』までで、作中作の『レインツリーの国』はその後読んだけど、別冊は(同居人は本屋でちょっと立ち読みしてたが)私は読んでいなかった。

    このたび文庫になったのを、同居人が里に帰ったときに本屋で買ってきたあと、私も横から借りてまた読む。文庫化のボーナスとして、アニメ化されたときのDVD特典として書き下ろされたショートストーリーが各巻末に入り、著者の有川浩×児玉清の対談、有川浩インタビューなどが収録されている。

    同居人が1冊読んでは次を買い、また次を買い、それを私も横から借りて、単行本のときには読んでなかった別冊もあわせ6冊をこの1週間ほどのあいだ読んでいた。

    「図書館の自由に関する宣言」(どこの図書館でも、入り口あたりに掲げてあるはず)から着想した小説は、近未来の(今読むと「2019年」て、もうすぐやん)図書館が「図書館の自由」を守るための武装した図書隊をもつ時代を描く。その武装は、公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」の成立と、その法を盾に本や雑誌を"狩る"良化隊と図書館との抗争の果ての姿。図書館がズダボロになり、利用者や図書隊員に死傷者が出ることもある銃撃戦さえ起こる時代。

    …という図書館や本のネタに、どちらかといえば興味をもって、私はこの小説を読んでいたが(参考文献には『ず・ぼん』などもあがっている)、この小説は"ベタ甘"とか書いてある恋愛モノでもあるのだった("本と恋のエンタテインメント"とも書いてある)。

    "ベタ甘"部分は、ヘテロばりばりで、結婚=ゴール風で、ちょっと辟易するところもあるが、レファレンス、おはなし会など図書館のサービス部分の描写、さらには聞こえない(聞こえにくい)利用者の話もあって、そのあたりは4年ぶりに読みながら、図書館は今どうなんか、これからどうなるんかと思った。「メディア良化法」ばりの法律や条例が、静かにできてしまっている時代になっているなあとも思う。

    4巻の『革命』は、原発テロの発生と、そのテロの手口に酷似しているとされた著作内容のために、表現の自由、著作の権利を奪われようとする作家・当麻の話が出てくる。図書隊は、良化隊が確保しようとする当麻の身柄を守ろうとする。作家協会は出もや討論会、読者による書名活動をおこなっている。けれど─

    ▼本を読まない人々にとっては、それも他人事だろう。何をあんなに必死になって。また原電テロがあったら恐いじゃない。テロを防ぐためなら作家の一人くらい─ (p.147)

    この本筋の話の糸口になった、戦闘ヘリがつっこんだという敦賀原発の3号機、4号機は、小説のなかでは「安全装置の作動によってすぐ停止しました」で終わっているが、そんなわけにはいかないことは、福島原発の例を見て分かる。でも、4年前に読んだときに、私はそのことが分からなかった。

  • 「図書館の自由を守る」という原則派と、行政コントロールの下におくべきという行政派。そして本書では、新たに図書館の自由を守る為には、目先の自由は犠牲にしても、行政の仕組みを変えた上で実施すべきという図書館中央集権主義の「未来企画」が登場。図書館の明日はどっちだ?ということでした。
    メディア良化委員会を相手に内乱やっている場合でないと思うのだが、話はややこしいものです。

    ラストで憧れの王子様の正体も露見して、次作でのラブ・コメディの展開も気になるところ。

    (2011/7/5)

  • シリーズ二作目。今回もさまざまな騒動が起こり、そしてコミカルなやり取りも相変わらず。やはりぐいぐいと楽しく読めました。ああ、ついにあの真相にもたどり着いてしまったのね(笑)。さーて、今後どうなるのやら。
    一方で図書隊と検閲を巡る派閥それぞれの主義主張が難しいところ。言いたいことは、分からないでもないけれど。将来の自由と今ある自由、そうそう簡単に天秤にかけられるものじゃないよね。ああ、本当にこんな世の中が訪れませんように。
    しかしそれにしても柴崎がカッコいいなあ。一作目から好きなキャラでしたが。ますます好きになっちゃうぞ。

  • ついに王子様の正体が…
    読んでるこちらが恥ずかしくなる感じが
    好きなのか⁇
    自問自答する。

  • 予想通りの恋愛話とはいえ、さすがに面白い。
    最後の爆弾が強烈で、すぐに次が読みたい〜!

  • やっぱりキャラ立ちがあってこそのストーリー。その牽引力は素晴らしい。ちゃんとそれぞれがそれぞれの立ち位置を確立していて、要所要所で目線が各キャラに変わり、一番分かり易い形で説明をしながら物語を進めている。様々な派閥が入り組んでいる事が顕在化してきたこの巻以降では、派閥の思惑を暴いていくシーンで、どうしても主人公だけじゃカバーできないしね。ライブ派の作家とは思えない程の画面構成だと思う。時々甘ったるいのは個人的な好みで言うと、苦手なんだけどね。それもカバーできる感情のバックグラウンドが存在するから甘ったるいだけじゃ終わらないところも大きい。やっぱり柴崎かっけぇわw

  • あま〜い!
    堂上教官と郁のやり取りはどう見ても惹かれあってるとわかるのに、当の本人達だけが気付いていないという、ややこしいお話(笑)
    今回は周りのキャラクターが大活躍!
    キャラクターが生きているってほんとにこういうことを言うのですね。
    まるで自分も仲間みたいな感覚になります。

    さて、王子様が教官だったと知ってしまった郁はどうするのか!楽しみです(笑)

  • 図書館戦争シリーズ2巻目。

    郁の両親の職場見学。良化委員会による小牧拉致事件と、毬江の恋。柴崎に近づく朝比奈と、手塚に近づく兄・慧。濡れ衣で査問にかけられる郁。そして王子様の正体発覚。
    こうして挙げていくと、メインキャラでトラブルに巻き込まれていないのは堂上だけのようですが、逆に言えばほぼすべての案件で彼が尻拭いに走っているような。
    この一冊に結構な量の複雑なエピソードが詰め込まれていて、ジェットコースターのようです。

    巻末のショートストーリーは小牧と毬江の話ですが、著者曰く、正真正銘・最後の『図書館戦争』シリーズ描き下ろしだそうです。

  • 郁と堂上との関係が、表面上はぎこちなくても内心は通じ合っていることが微笑ましい。今回の巻は次への踏み台になっている

  • 図書館戦争第2段。 面白い。ラブコメは甘いのに、敵との駆け引きは実に理知的。言葉のやりとりだけで、著者の明晰さに脱帽する。 陰謀。突然現れたキャラクターに、生半可なミステリィ脳は警戒しようとする。正論。振りかざされるそれは、時として、とても邪悪。筋。通っていれば自然と納得できるものではないもの。 甘いラブコメも充満しているのに、一人一人のキャラの鋭さにばかり惹かれる。図書館員にとって、一番大事なことは何か。そして、その根底にあるものは。 「守るぞ。この号は一冊たりとも敵に渡すな」

  • 相変わらずきゅんきゅんさしてくれるなぁ!郁が王子様の正体に気づくとことか!堂上も可愛い。柴崎が郁に心を許しはじめているところがいいなぁ。『レインツリーの国』はここに出てきたのかぁ!巻末の対談もいい。早く『図書館危機』が読みたい!2011/156

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図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)の作品紹介

図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく-かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!?書き下ろしも収録の本と恋のエンタテインメント第2弾。

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)の単行本

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