十三の呪 死相学探偵1 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 114
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043902019

感想・レビュー・書評

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  • 死相が見える探偵…。人ごみの中では死相が見えすぎるので、青ざめてうつむいているところが微笑ましい。気楽なオカルトという感じでさらっと読めました。ライバル呪術師の存在も気になるところ。

  • 三津田信三作品を読むのはこれで2作め。
    まだ刀城言耶シリーズは読んでないが、多分三津田作品の中では割とライトなシリーズなのではないか。

    うーん、三津田作品にも言えるが私は本当にことごとく女性キャラが好きじゃない。(誰の作品でも)
    ちゃんとオチがあったとしてもなんでか性格にイラっとしてしまって……。
    今まで好きな女性キャラっていただろうか……思い出せない。

    それはいいとして、死相学探偵、面白い設定。
    途中のおばあちゃん、愛染様との会話もテンポが良くクスリとくる。
    しかし、ちゃんとぞくりとさせるところもある。
    メリハリがいいのかもしれない。
    また登場人物の過去の話も今後出てくるんじゃないかと勝手に思っている。
    最後に登場した猫、僕の存在もどう影響してくるのか楽しみ。

  • ホラーな事件をホラーな視点から謎解きするミステリー。
    三津田氏の刀城言耶シリーズとくらべるとだいぶ読みやすい軽さ(いい意味で)

  • なんだか内容がイマイチ頭に入ってこないまま読み終わってしまった。
    時間も少しかかった。
    うーん、テンポが良いとか悪いとかじゃなくて、淡々としてるからかなぁ?

    設定はなかなか面白い。
    死相が見える、そしてその見え方が2パターンに分類出来るけど見える物は多岐に渡るのが良いな。

    今回、犯人がまさかの依頼人だったことに驚いた。
    全裸になってまで俊一郎に見分してもらった必死さがあったり、協力的だったり(これはちゃんと裏の理由があって)と、除外してしまってた。
    紗綾香だけでなく、紗綾香の祖母とその協力者までいてこれから色々俊一郎は悩まされそう。
    そして、紗綾香の立ち去る前の助言が気になる。
    恐らく今回裏で糸を引いてた協力者のことだよな。
    そいつが今回十三の呪という、俊一郎の祖母から見ても過去最高に面倒な一件を引き起こしてた。
    恐らくいつか対決するのだろうけど、大変そうだな。
    十三の呪といえば、トリックが面白かった。
    起こる事象の中にカウントダウンの数字があったなんてな、うまいな。

    最後、失踪したのおじいちゃんかと思ったら猫(笑)
    しかも、名前が「僕」というかなり変わった名前。
    誰がつけたんだろ?

    次巻からは図書館で借りよう。

  • 表紙から漂うラノベ臭。でも三津田信三だし・・・と読んでみて。。。うーん。ラノベっぽくはないものの、全体的にいまいちぴんとこない。最終的に呪詛のシステムみたいなものは明らかにしたものの、あんまり目覚ましい活躍のない主人公。過去にいろいろあったのかもしれないけど、単に社交性に欠ける嫌な奴でしかないという。それでも探偵役としての判断力とかそういうものが・・・ということもなく。
    これが他の作家の本だったらもう読まないんですが、三津田信三だしもしかしたらこの先はおもしろくなるのかなあ・・・と一応の期待感というか信頼を寄せつつ次作も読んではみたいと思います。。。

  • 表紙が気になり購入。三津田信三作品と言われなければ分からない位(勿論悪い意味ではなく)軽い文章で吃驚した。すらすら読みやすかった。

    謎解きはあっさりし過ぎてとちょっとだけ拍子抜け。刀城言耶シリーズをしっているから余計に物足りなく思えてしまったかもしれない。
    結末も「それで良いの?」と腑に落ちなかった。
    それでも、今後どんな事件があるのか?と先が気になった。シリーズ1作目としてはまあまあだったと思う。

  • ここでわりと酷評されてる印象だったですが面白かったです(^o^)ゴーストハント的な…
    続刊も読んでみようと思います。

  • 覚えいていない。再読しようか。。

  • 死相学と言うことで、今まで読んだことない感じで、新鮮で面白かったかな。
    ただ、会話形式の部分が二人ならまだしも、複数人で来ると、どれが誰の発言か少し悩む。
    内容は、死者が多数でて、登場人物が少なくなる中で、結果が少し見えてしまうのが、残念かな。とりあえず、もう一巻、続編をてにしてみよう。

  • ホラーにしてはふんわり、ミステリとしては無理矢理、ラノベとしてはあっさり。
    全体的にライトというより薄い。
    三津田信三のおどろおどろ要素はほぼ無し。
    主人公はとんでもないコミュ障でいわゆる中二病の現代っ子。事情聴取をしても何も聞き出せず。行き当たりばったりだしイライラする。 この手のストーリーにありがちな「めんどくさいけどなんだかんだ心を許しちゃうおせっかい女子」も「口は悪いけど腕っぷしが良くて頼れる仲間」もいない。祖母専用携帯でしょっぱなから頼りまくり。「そんなんじゃあんた女にモテないよ」なんて言われてそこそこイケメンなのに本当に異性の影が微塵も無い! 死相が見えるという特殊能力も特に役に立たず目の前でテンポよく人が死にまくる。依頼人とともに問題の屋敷に向かうも能力を使ったのは最初だけ。具合が悪くなってしまいすぐに見ざるモードに切替えてしまうため怪異が起こる度に虫が減ってくってことにも気付かない。私ならこんな探偵に頼みたくない。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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