月光値千両 妻は、くノ一 5 (角川文庫 か 53-5)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043931057

作品紹介・あらすじ

ついに織江の正体を知った雙星彦馬。しかし彦馬は、それでも妻を信じて再び逢える日を待つ。一方、静山の屋敷から失踪した織江は、悩みながらもお庭番から離れることを決意した。母・雅江はその手助けに、最後の力を振り絞る。2人を抹殺するため、お庭番の頭領・川村真一郎率いる忍びたちが迫り来る。危機一髪のところで助けに入ったのは意外な人物だった。織江の驚くべき過去が明らかに!急展開の大人気シリーズ第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • まずまず。
    大きな展開の変化。織江が心配。

  • 静山と雅江、そうだったのー! 雅江のもう一人の想い他人って? この巻、ここで終わるとはズルい!

  • 松浦静山の振る舞いに目を光らせる中奥番の鳥居耀蔵(とりい・ようぞう)が、川村真一郎に協力し、静山の動向をさぐろうとします。一方、しだいに真一郎に追い詰められていく織江は、母の雅江に背中を押されて、ついに御庭番から足を洗うことを決意し、川村に戦いを挑みます。

    一気に物語が動き出し、くのいちの戦いがくり広げられていく展開にすこし戸惑いましたが、おもしろく読みました。

  • 会いたいけど、会えない2人がもどかしい…

  • 20171103読破

  • 織江が抜忍となり、追われる身になりました。無事に逃げ切り、彦馬と幸せになる日は来るのかしら。そして静山を罠にかけようと狙う鳥居耀蔵や、織江を追う川村真一郎との対決はどうなっていくのでしょう。
     この巻で雅江、織江母子は川村と対決しましたが決着はつきませんでしたので、次巻以降、何かあるでしょうね。
    最後の「月光夜曲」が哀しく美しく響きました。織江の父はやっぱりあの人だったのですね。

  • 第五巻も、あっと言う間に読了。
    いよいよ織江の運命が大きく動いていく。
    軽妙な謎解きは相変わらず健在だが、彦馬と織江の運命に加え、松浦静山の野望が核心に向っていきそうな雰囲気になってきた。

  • 月光値千両 くノ一シリーズ5

    面白い!次々といろんな秘密がわかってくる!
    案外奥深い話なのかも!!

  • 悲しい月光夜曲。

  • 最終章で織江の実父が明らかになり、物語が大きく動いた。今後の展開が楽しみ。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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