東京文芸散歩 (角川文庫 ん 32-1)

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  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043936014

感想・レビュー・書評

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  • 「一葉からはじめる東京町歩き」改題、文庫版。
    原本についていた東京方眼図(森鴎外の立案による)の復刻図はなし。

    野田宇太郎から始まる文学散歩の系譜に連なる一冊。
    江戸東京物に熱中していた90年代に読んでいた作品が多く登場。

    野田宇太郎のそれが失われ行く東京に万感の思いを込めた物とすれば、坂崎の文学散歩は「散歩」を楽しむための要素の一つであるのが大きな違いである。
    どちらがよいというものではないが、読み比べてみると面白い。

    再購入2012/12/03 JPN105

  • 坂崎重盛 著「東京文芸散歩」、2009.3発行です。「一葉・鴎外・晶子が歩いた町へ」「下町・江戸とモダンの散歩道・そして路地・横丁」「山の手・武蔵野・幻の郊外・面影の風景を訪ねて」 の3つの章立てです。じっくり読んで味わい、歩いて楽しめる本だと思います。名所・名店も添えられたイラストマップがとてもわかりやすいです。

  • TOKYOにはブンガクがいっぱいですね。是非とも行きたいです。

  • 自分の学科の大先輩の書いた本。

    なんていうかこう、造園の専門家からの視点で書かれていたので、面白く読めました。
    知らない小説もあったので、探して読んでみたいと思います。

  • 作品紹介・解説・散策マップ・散策ポイント、が繰り返される構成。なかなか実用的なので文学散歩の行き先を決めるヒントに是非。ただ、実際に散策に行く場合は、より詳細な地図を自分で用意した方が無難。

  • 東京在住の人間にとってはたまらなく面白い。秋になったら私も散歩に行ってみよう。しかし日本橋周辺がヴェニス風の街並みだったというのには驚いた。今は本当に見る影もない。

    こんな作家さんもいたのか、この作家さんはこんなのも書いていたのか、という発見も沢山。読みたい本がぐっと増え。楽しみだ。

  • こういったジャンルの本を読むたびに、日本橋の上の覆う高速道路を壊したくなる。「街殺し」の見本のようだ。

  • 文豪の紹介、書かれた本からの抜粋、それに沿った町の紹介、+簡易マップ、という内容。
    これを読んで散歩に行こうという本です。
    文豪好き、散歩好き(かつ関東在住)の人にはお奨めの一作。
    ただし興味が無い人にはまったく面白くない一品だと思いますので注意。

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著者プロフィール

坂崎 重盛 (さかざきしげもり)

1942年東京生まれ。千葉大学で造園学・風景計画学を専攻。

横浜市計画局に勤務。退職後、編集者、エッセイストとして活躍。

著書に『神保町「二階世界」巡り 及び其ノ他』『東京煮込み横町評判記』

『季語・歳時記巡礼大全』『名著再会「絵のある」岩波文庫への招待』

『粋人粋筆探訪』『元祖・本家の店めぐり町あるき』。

「THE ALFEE」の坂崎幸之助の叔父。

「2022年 『荷風の庭 庭の荷風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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