ホルモー六景 (角川文庫)

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著者 : 万城目学
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年11月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043939022

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ホルモー六景 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「鴨川ホルモー」のスピンオフ作品。本編に脇役として登場した人物や、はたまた「ホルモー」をかつて経験した人たちのエピソードを絡めた6作品。

    「鴨川ホルモー」のスピンオフということで、愛すべきキャラクターたちにまた会えたという喜びに加えて、元々、史実や実在する場所などを織り込んで作られたフィクションが大好きなので、この短編集はツボにはまった。

    どれも良かったけれど、楠木の知られざるデート秘話「ローマ風の休日」と、本編「鴨川ホルモー」の巻末であっさり高村と付き合い始めていた細川嬢のエピソード「長持の恋」の二つが特に好きだった。
    「鴨川ホルモー」を読みながら「なんで同志社はこのホルモー4大学に選ばれなかったんだろうなぁ?地理的な理由かなぁ?(私は京都の大学分布図が全く分かりません…)」と思っていたら、めでたく同志社も次回からは参加できそうな雰囲気なので、またぜひ続編を作ってもらいたい。

    巻末の解説は有栖川有栖。この一連のホルモー物語群を「ホラ話」とバッサリ斬っていて(といっても、べつに批判してるのではなく、むしろ褒めている)、この作品を表す良い表現だと思った。

  • 鴨川ホルモー登場人物を別な視点から、面白く奇怪に繋がり合わせて語っている…
    万城目さんらしいユニークな展開!!
    鴨川ホルモーの裏話的なところは面白かったが、新たな展開があるのかと期待していたが、続編が出るという内容ではなさそうだ…

  • 鴨川ホルモーの番外編というか、裏話というか、そういった感じの短編集。短いけれど万城目エッセンスがギュッと詰まっている。

    二人静の話は男性から見ると怖い2人だろうけど、女の友情話と考えるといいなぁと思う。特に定子の一本筋が通った対応が好きだ。何だかんだけんかしながらも長続きする友人関係だろうなぁ。羨ましい。

    もっちゃんの話は一本取られた!と思った。安部と言われるとどうしても500代目の安部だと思ってしまう。

    芦屋の彼女の話は、芦屋も芦屋だけど、彼女も彼女だよなぁという感じで、一番裏話感があった。所で芦屋のホルモーペナルティは何だったんだろうか。

    一番好きなのは最後の「長持の恋」。高村は文句なくいい奴だし、おたまも可愛い。鍋丸とのやり取りが切なくて、6篇の中では一番応援したくなる二人だった。しかし高村がちょんまげになったのにはそんなわけが…。ホルモー恐るべし。

  • その名の通り短編集6作品です。
    個人的には「ローマ風の休日」がお勧めです。
    素直じゃないし、無愛想だけど可愛らしい・・・楠木さんの恋心が素敵でした。
    何より、京都在住なので、知っている地名もたくさん出てきて、親近感わきまくりでした(^∇^)

  • 鴨川ホルモーのサイドストーリーみたいな本でした。他の作品にも出てきた料亭も出てきて、何だかわくわくしました。
    鴨川ホルモーを読んでからすぐに読めば良かったなぁ。。とちょっと思いながら、あの人…あ~あの人ね!と色々思い出しながら読めた作品でした。
    ちょっとファンタジー色が強い様な気がしたけど、そんなコトあったらステキだなぁと、わくわくがない日常を送りながら、羨ましさ半分、わくわく半分で楽しめました。

  • 再読。『鴨川ホルモー』のスピンアウト短編集。このバリエーションと話の広がりがすごい。本編は終わっているのに、「同志社参戦?」「東京対戦?」と妄想が広がる。ちょっとした恋愛話もあり、ほっこり、ドキドキ、しんみりと楽しい。本編よりこちらのほうが好きだったりして。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ作品集。ホルモーの世界がより広がって深くなった。どのお話も好き。

  • 甘酸っぱくて、青くさくて、
    ちょっと切なくて・・・
    恋あり友情ありの一冊。

    一番すきな話は「長持ちの恋」

    ポロリとしてしまった話は「鴨川(小)ホルモー」
    (ちょっと自分自身に重なってしまったっていうのもあるかも。)

  •  「鴨川ホルモー」のスピンオフ的続編。第一作では脇役だった人達にスポットライトの当たったお話や、OB、OG達の大学卒業後のお話があり、第一作が好きな人には間違いなく楽しい一冊ではないかと思う。歴史、SF、恋愛など、様々な要素を絡めてお話が展開されており、万城目さんの引き出しの多さが楽しめる一冊。第六景「長持の恋」は泣いた。

  • 読了。
    前作に比べてなかなか読み進められなかった。なぜかはわからないけど。

    でも急に手に取り一気に読んでしまったよ。ホルモーに負けた覚えも叫んだ覚えもないのだけど。

    ストーリーテラーがひっきりなしに変わるパターンの小説を最近読んだので、それに慣れたからなのか。

    梶井基次郎の章とおたまとなべ丸の章が好きかな。あ、でも凡ちゃんと少年のところも好きかも。

    ホルモーをほとんどやってないので、そこが心残りだけど。鬼語聞きたかったし。

    でも結局全話通しておもしろかったかも。

    もう1度読もうかな。
    (150823)

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ短編集。6編。

    京大以外のチームの人達の鴨川ホルモー中の出来事や、翌年の出来事や、OB・OGが出てきたり、短編同士で繋がっていたり、色んな角度から楽しめる作品でした。

    中でも丸の内サミットが爆笑((´∀`))

    楽しいですね〜万城目さん。

  • 鴨川ホルモーが面白かったら、ぜひ読むべき!な短編集。
    最後の話はホルモーあんまり関係ないやろ!
    とか言いながら、今度京都に行ったら本能寺行かねば・・・
    と思っているのでした。

  • 『鴨川ホルモー』に心酔してしまったタイプなので公平な判断はできないかもしれません。しかし、同様に『鴨川ホルモー』を楽しめたという方にはめくるめく6つのスピンオフ作品を心地よく楽しめると思います。

    『鴨川ホルモー』を読んでなくとも楽しめるかどうかについても、先に読んでしまった身からはわかりません。少なくとも、『鴨川ホルモー』を先に読んだ方が楽しめる事は間違いないでしょう。

    6つの話は全て、"恋愛”にかかわる話です。

    それぞれ恋愛・ホルモーという要素に加えて、推理小説のような遊び心や世界的な有名作品のオマージュ、SF要素などが散りばめられており、それぞれ違った面白さをもって楽しむ事が出来ます。
    その上で、6つの話を貫く統一した独特の世界観。

    正直、物足りなくなるぐらいの面白さ。

    特に「同志社大学黄龍陣」。その後どうなったの?巴さん、芦屋や早良さんと『べろべろばぁ』で再会する訳だし、その後は???当然京都大学青竜会と同志社大学黄龍陣の試合もあるわけで。

    「丸の内サークル」のその後についても、想像が膨らむところで終わっています。

    某サイトの著者インタビューによると、編集者からも「このままでは終わらせない」と言われているそうですね。続編が「黄龍陣vs青竜会」になるのか「東京編」になるのはかわかりませんが、万城目氏の神がかり的な複線回収の力で是非とも楽しい続編を期待したいところです。

  • 「鴨川ホルモー」を読んだ時にも思ったが、有りもしない事を、
    よくもまあここまで具体的かつ真に迫る描写が出来るものだと只々感服。

    全編通して爽やかでかわいいお話だが、
    「もっちゃん」と「長持ちの恋」は切なさが溢れていて秀逸。

    特に過去の人との一風変わった文通という、
    歴史ミステリー的な要素も織り交ぜられた「長持ちの恋」は極上のラブストーリーだ。
    ハラハラしながら食い入る様に読んだ。

  • ホルモーサイドストーリー。図書館にあったので借りてみた。 『鴨川ホルモー』のサイドストーリー的な要素が強いので、ホルモーを読んだ人はこれを読むともっとホルモーが理解できると思う。個人的には合コンの話と文通の話が好きだった。2011/079

  • 長持ちの恋だけなんかの短編集で読まされて、おい、まだ鴨川ホルモー未読だぞとその短篇集に苛ついた記憶が。やっと読めた。
    楠木ふみ愛されとるの。しかし梶井基次郎のことこんなふうに書いていいのかね(笑)確かに、教科書で檸檬読んでから作者の写真見たときは、こんな顔の人がこんな繊細なこと書けるのかと度肝を抜かれましたが、その印象をぴったり書いててくれてやはりみんな梶井基次郎については同じことを思うのだなあと思いました。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ短篇集。もう一度鴨川ホルモーも読み返したくなりました。ホルモーに振り回される様々な主人公たちがそれぞれのテイストで描かれていて、ホルモーひとつでここまで多様に広げられるものだなと著者に拍手w今回も笑いながら読ませてもらいました。

  • おかえりホルモー!
    そうそう、このあほらしい感じ。

    思わず、
    なんでやねん!
    とつっこみたくなるようなこの感じ。

    懐かしい。


    内容は前作のスピンオフ集。
    なじみの人から、全く知らない人まで。


    くだらない....
    騙された....
    って途中、イライラもしたけど、結局読み終わったら
    『おもしろかった!!!』
    で終わってた。


    作者の遊び心が満載の1冊。

  • 1112 巻末解説の作品表現「ホラ話」に大いに賛成!すっかり万城目ファンになりました。鴨川ホルモーのスピンオフ短編集ですが、どれも最高!

  • 鴨川ホルモーのオムニバス短編集。
    第三景もっちゃんと第六景長持の恋がお気に入り。
    どのお話も読後は清々しく、面白い。

  • 6話めの長持の恋がジーンときた

  • 「鴨川ホルモー」のスピンオフ的続編である。
    断然「鴨川ホルモー」を読んでから読んだほうが面白い。
    京都産業大学玄武組の定子と彰子はこんなことをしていたのか、とか、楠木の思いがけない素顔、同志社大学がホルモーに参加してない理由、もしや東京でもホルモーが?な話など、どれも面白いが、特に小説の妙を楽しめたのは「もっちゃん」であった。
    現代の安倍の話かと思いきや……という展開で、ちょこちょこ出てくるヒントが実に楽しい。私はこういう時代がつながる話が大好きなのである。
    時代がつながるといえば時間SFの定番がモチーフになった「長持の恋」は結末が分かっていてもつい涙が浮かんでくるのをこらえられない。実に哀切な一編であった。
    「ホルモー」は壮大なホラ話であると同時にみずみずしい青春小説である。

  • 「鴨川ホルモー」からこんな見事なサイドストーリー集ができるなんて。この作家、ますますあなどれない存在である。ホルモーの世界は軽やかに時空を超えて、ますますトンデモなクロニクルになってしまった。それでも、ちょっと地味目な登場人物達が涙と笑いを爽やかに演じるオリジナル作の筆致はそのままに。
    こうなった以上は何としてもメインストーリーのその後を読みたい、もっと彼らの青春に寄り添っていたいと願うのは私だけではあるまい。

  • 鴨川ホルモーのスピンオフ。

    あぁそうゆうことが背景にあったのね、と思わされる作品が6作入っています。

    最後の作品には、何だか感動させられちゃったりして。

    鴨川ホルモーを読んだ人はぜひ読んで下さい。

  • 「鴨川ホルモー」を楽しませてもらったら、本書も読まずにはいられない。六景がどのように表現されるかワクワクしつつ読み進めた。オニを見られる者と見えぬ者との間のチグハグな展開の可笑しさ。十七条ホルモーを前にした怪異の真相にほくそ笑む。『丸の内サミット』も良かったが、やはり第六景『長持の恋』が最高だった。なべ丸の最後の文に涙が出そうになった。キーマンが高村だったというのも良いオチだ。

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ホルモー六景 (角川文庫)の作品紹介

このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祇園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の他に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋歌い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々『ホルモー六景』、ここに推参。

ホルモー六景 (角川文庫)の単行本

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