危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043940035

作品紹介・あらすじ

スペイン・ハプスブルク王朝を200年で途絶えさせた、忌まわしい「青い血」の呪いとは?ロシアのピョートル大帝と異母姉ソフィアの、命をかけた壮絶なバトルの行く末は?マリー・アントワネットの結婚式に、ゲーテが感じた不吉な予兆とは?-ロングセラー「怖い絵」シリーズの著者が語る、歴史的スターたちの隠された素顔と狂気。

感想・レビュー・書評

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  • 学校の勉強では絶対に知り得ない世界史。

    中世ヨーロッパを中心に語られるまさに仰天のエピソード。

    残念ながら自分の知識が追いつきませんでしたが、世界史好きには堪らない一冊だと思います。


    説明
    内容紹介
    毒が強すぎてクセになる仰天エピソード100

    エリザベートの天敵、鬼姑ゾフィー皇太后には似つかわしくない初々しい過去とは? スペイン・ハプスブルク家滅亡の原因となった忌まわしい「血の呪い」とは? 世界史が断然面白くなる歴史的スター逸話集。
    内容(「BOOK」データベースより)
    スペイン・ハプスブルク王朝を200年で途絶えさせた、忌まわしい「青い血」の呪いとは?ロシアのピョートル大帝と異母姉ソフィアの、命をかけた壮絶なバトルの行く末は?マリー・アントワネットの結婚式に、ゲーテが感じた不吉な予兆とは?―ロングセラー「怖い絵」シリーズの著者が語る、歴史的スターたちの隠された素顔と狂気。
    著者について
    ●中野 京子:早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史。著書に『怖い絵』シリーズ、『歴史が語る 恋の嵐』『ハプスブルク家12の物語』『ブルボン王朝12の物語』『「怖い絵」で人間を読む』『残酷な王と悲しみの王妃』等。訳書にシュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット』等。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    中野/京子
    早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 中野京子さんの言い回しがすごく面白い。
    怖いシリーズや絵画シリーズをギュッとしてちょっとかいつまんでたくさん並べた。そんな本でした。

    ちょっとなので、あーもっと聞きたい知りたいとなってしまう。
    それも作戦なのかな笑

    よく調べてるなと思うし、全然異質で普通はつながらないものをつなげちゃうの。不思議。

    中野さんだからすごく読みやすくて、コミュニケーションのちょっとしたネタを増やせる。
    2.3ページごとだからとても読みやすいです。

  • 一編一編は面白く興味深いものだった。
    ただ、時代と場所がバラバラで混乱をきたした。
    それでなくても、ヨーロッパの話は同じような名前が多くでてくるので、時系列に編集してくれたら良かった。

  • 帯「普通そんなことする!?」
    A. 「確かに普通はそんなことしないでしょうが、彼ら王族なので"普通"ではないかと」
    それこそ普通にそう思いました。どうでもいいですが。

    さて、感想。
    ・野次馬ゲーテ
    ・マリアテレジアとフリードリヒ大帝が結婚してたら…!でも確かフリードリヒ大帝って同性愛者だったから破局しますよね…。
    ・ナポレオンの兄妹の災難
    ・ナポレオンいなかったらアンデルセンも
    ・「ハプスブルク家唯一の男」と呼ばれたゾフィ大公妃(エリザベートの姑さん)
    ・「女の腐ったような奴」と言われ続けたプロイセンのフリードリヒ大帝。長じてからは「悪魔」「モンスター」「シュレージエン泥棒」と(主にマリア・テレジアに)呼ばれるように。長宗我部元親のスケール大きい版?ちなみにフルートも吹けます。
    ・そんなにマリア・テレジアに嫌われていたのに彼女の息子はフリードリヒのファン。ファンが多かったらしくロシアのピョートル3世には窮地を救われる(おかげで妻のエカテリーナ女帝にピョートル3世殺される羽目に)
    ・五代目ピョートルの兵士のフリしたヨーロッパ旅行。バレバレ。
    ・結構極悪非道だったのに最期は兵士助けて死亡ピョートル大帝
    ・ヨーロッパの水戸黄門、ヨーゼフ2世。決めゼリフが笑える。
    ・「死んでいるように見えますが、死んでいません」アンデルセン。
    ・教育論も書いたルソーは自分の子供全部棄てている
    ・ナポレオンは恋愛小説書いたことが(未完)
    ・ギロチンがフランスで最後に使われたのは1981年。かなり最近。
    ・ホワイトハウスの幽霊よりロンドン塔の幽霊の方が大迫力(当たり前)

  • 中世ヨーロッパの有名な人物達の素顔を簡潔に紹介した本。フランスの王族やハプスブルク家、ロシア皇帝など、一度は聞いたことのある人ばかりですが、ブログでの連載をまとめたモノなのでとにかく文章が短い上に同じ言い回しが多い気も。あと、これは好みだと思いますが、時代がわかりやすいようになのでしょうが、毎回マリー・アントワネットを軸に生誕○年前、とか没後○年とかが文頭にあるのがなんだかメンドくさかったです。

  • 世界史好きにはたまらないエピソード集。
    こういうの教養っていうのかなぁ、作者の知識の幅広さに感服です。

  • 世界史はやっぱおもろい

  • 面白い!やっぱり中野さんはすごいや

  • これを読む前に、同じ筆者のハプスブルク家とかブルボン家の本を読んでおいてよかったな、と思いました。
    世界史にはそんなに詳しくないので、読んでなかったら「アンタ誰?」状態で、あまり楽しくなかったと思う。
    アントワネットからモーツァルトやベートーベン、ザッハトルテのことまで、色んな「世界史」が満載です。

  • 第1章 魑魅魍魎の宮廷世界
    1 18世紀最大のスター マリー・アントワネット
    2 偉大なる母 マリア・テレジア
    3 傲慢なブルボン家の人々
    4 やがて悲しきナポレオン
    5 君主たちの血みどろの闘い
    6 はかなく、逞しく、滑稽な王族たち
    愛2章 芸術家という名の怪物
    1 美しき旋律の陰で
    2 エキセントリックも才能のうち?
    第3章 宮廷の外もまた・・・
    1 奇妙きわまるトレンド
    2 名物に秘められた過去
    3 決闘、処刑、墓荒らし、そして・・・
    4 運命に翻弄され、運命を切り開き
    あとがき

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著者プロフィール

早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員。著書に『情熱の女流「昆虫画家」——メーリアン』(講談社)、『恋に死す』(清流出版社)、『かくも罪深きオペラ』『紙幣は語る』(洋泉社)、『オペラで楽しむ名作文学』(さえら書房)など。訳書に『巨匠のデッサンシリーズ——ゴヤ』(岩崎美術社)、『訴えてやる!——ドイツ隣人間訴訟戦争』(未来社)など。

「2003年 『オペラの18世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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