僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2498
感想 : 241
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943319

感想・レビュー・書評

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  • 主人公がおじいちゃんに会って成長する話

  • ジャケットとタイトルに惹かれて購入。
    結果的には単なる成長物語なんだけど、古びた塔や幽霊、使い魔といった設定だけでなく、善人の正義に、善悪の判断や公平を一視点からだけ押し付けてられることに、生きにくさや息苦しさを感じることがダメじゃないなことじゃない、というのは楽になれる。
    羨ましさと清々しさと、自分から考えて動くことがしたくなる、ワクワクするわかりやすい作品。

  • やっと読み終えた。これは、眉村卓とか筒井康隆のSFジュブナイルを出したい、と角川さんは思ったのかな?それについては成功だったと思う。けれど、ページが少なかった分、作者の意図する「大人の都合のいい論理」観が唐突な感じで、ちょっと押し付けがましい感じがした。「妖怪アパート」や「地獄堂」にも同じ思想は出てくるが、こちらはそんなに唐突な感じはしない。その話題への持っていき方が自然だから。「シリーズ化を」と言われて、焦っただろうなあというのが分かってしまった感じ。

  • 【あらすじ】
    岬にたたずむ黒い塔。まるでお化け屋敷のようなその塔は、鎖と南京錠で封印されているはずだった。だけど、ある日、塔に行ってみると、そこには、僕が生まれる前に亡くなったおじいちゃんが住んでいた! しかもその塔には、もっと驚く秘密もあって……!? 幽霊のくせに(だからこそ?)ヘンテコなおじいちゃんとの出会いが、僕の決まりきった生活を変えていく──!! 運命を変えられた僕のびっくりするような毎日がはじまった!!

    【感想】

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00236129

  • 2016.11.6

  • 規範通りの「正しい」「善人」であることを子供に押し付ける家庭に育った子が、その考えに違和感を感じて独り立ちしていく話。
    おじいちゃんが昔住んでいた、塔のような建物を偶然見つけたことから始まる。
    その塔には幽霊になったおじいちゃんが住んでいて、主人公はおじいちゃんとその塔に接するたびに、成長していく。

    序盤がなかなか進まなくて、正直つまらなくて投げそうになってしまった。
    それを越えれば面白くなります。

  • レビューを見てると自分がものすごく子どもだとと感じてちょっと悲しくなったけど‥笑
    最高に面白かった!!!!!
    絵と本と自然と自由と魔法の世界。
    全部大好き!私も魔法の塔に行きたい。
    龍神はものすごくしっかりしてて逞しくて、始まりと終わりでは全くの別人。
    しっかりとした信念の元、大人に立ち向かう龍神のかっこいいこと!!
    次は高校生だって、、楽しみだあ。
    たくさんシリーズがあるみたいなので買いに行こうーっと♪

  • 素直に楽しめましたが、小学生向けでしょうか。
    物足りなさを感じましたが、メッセージはいいです。

  • 小学生なのにしっかりしすぎでしょーと突っ込みたくなるけど、面白かった。
    「自分」というものを自覚し始めた男の子が、ちょっと変わった体験を通して成長していくお話し。
    続きがあるなら読みたいなーと思ったんだけど、続きは高校生まで話が飛ぶらしいので、どうなんだろう…

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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