僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)

著者 : 香月日輪

• KADOKAWA (2010年1月23日発売)

感想・レビュー・書評

[aoiさんの感想 · 2013年10月3日]

祖父秀二郎が住む魔法の塔と出会うことで、主人公の龍神（たつみ）が成長する物語。後半の展開も、物語の終わり方も好きで感動したけれど…作者の持論はもう少しオブラートに語ってほしい。善悪論を子どもに伝えるのは難しいかもしれないけれど、如何にも「ここ大事だよ！」っていうのを強調していて萎えます。『妖怪アパート〜』もそれが辛くて、途中で断念しました…。

著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ（講談社）｢大江戸妖怪かわら版｣シリーズ（理論社）など、YA（ヤングアダルト）小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常（26）』 で使われていた紹介文から引用しています。」