グレートジャーニー人類5万キロの旅5 聖なるチベットから、人類発祥の地アフリカへ (角川文庫 せ 8-5)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943616

感想・レビュー・書評

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  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介

    アフリカで誕生した人類の旅を、意志である著者らのチームが逆ルートからたどる。

  • グレートジャーニーとは、アフリカを起源とする人類が、何万年もかけ南米最南端に辿り着いた旅の事。これを逆ルートで、人力だけで移動してみようというのが、このシリーズのテーマ。本巻が最終巻。中国から中央アジア、中近東を抜け、ゴールのアフリカ・タンザニアと、チベット・ネパールの寄り道編。全て人力というこだわりと実現してしまった精神力・体力はすごいの一言。

  • 「ゴール」の章は必読。人間と動物を区別するものはなにか。人間として生きるために重要なことは何か。

  • 【2011/10/06】
    シリーズ5冊目を読み終わり、長きに渡る文庫版グレートジャーニーが幕を閉じました。

    国境越えの許可が降りないといった出来事が度々あったが、粘り強い交渉の結果全てクリアーしたことは、素晴らしいなぁと思った(許可降りてないのあったかも?笑)。著者の熱意とやり通す力がすごいです。

    アフリカの民族と過ごしたところでは、いろんな文化があるんだなぁと改めて思いました。物を蓄えることはせず、頂いた物は周囲の人々にも分け与え、お互いを助け合い、支え合う村があったり。

    五体投地の存在を知らなかったので、これにも驚きました。巡礼祭に向けて、悪路を五体投地で巡礼する信者。何がここまで彼を動かすのかなぁと興味深かったです。

  • 足掛け10年の旅も遂にゴール。人類最古の足跡化石から「家族」を考える。人間は長い時間をかけて、地球に拡散したんだなぁと実感。

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著者プロフィール

1947年東京都墨田区生まれ。一橋大学在学中に同大探検部を創設、71年アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。82年横浜市立大学医学部卒業、医師となり南米に通いつづける。
93年から、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を経てアメリカ大陸に拡散した約5万300キロの行程を逆ルートでたどる〈グレートジャーニー〉をはじめる。南米最南端ナバリーノ島をカヤックで出発、足かけ10年の旅は、2002年にタンザニア・ラエトリでゴールを迎えた。
2002年、武蔵野美術大学教授(教養文化研究室、文化人類学)に着任。翌年より〈新グレートジャーニー 日本列島にやって来た人々〉を開始。シベリア経由、稚内までの〈北方ルート〉、ヒマラヤからインドシナを経由、朝鮮半島から対馬までの〈南方ルート〉終え、09年からインドネシア・スラウェシ島から石垣島まで、足かけ三年の航海〈海のルート〉を11年に終了した。

「2013年 『海のグレートジャーニーと若者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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