神田川デイズ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943685

感想・レビュー・書評

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  • リベンジリトルガールと雨にとびこめがよかった

  • 美しいだけじゃない、大学生の日常を描いてる
    でもこんな日常もいいなぁって思う。

  • 6つの章にそれぞれ主人公的な学生を置いて、それぞれのキャラが微妙にかかわり合いながら、作者の言うところの「めくるめかない」学生生活を切々と描くちょっと風変わりな青春もの。

    なんちゅうか、それぞれの章の主人公をつとめるキャラクターがまさに文字通り「青春のどん詰まり」で、周りのクラスメートと馴染めず疎外感を感じ、どうにもならないコンプレックスを強く抱いているという一癖も二癖もある連中で、なんとも自分の学生時代を思い出して切なくなるほど愛おしくなるような人物たちなんだなぁ。

    あの、なんかみんな仲良さそうで、本当に楽しそうに見えて、楽しくないのは自分だけ?面白くなさそうな顔しているのは自分だけ?という恐怖感とも思えるような4年間のキャンパスライフを思い出すと、ぞくぞくするほど恐怖感と共にいろんな思い出が甦るねぇ。

    作者の豊島ミホさん、現在は創作活動されていないようで、それはすごく残念。とりあえず既刊を全部読もうっと。

  • 大学生活・・・本当はこんなんじゃなかった!と思ってる彼・彼女。抜け出すきっかけ見つけた人、まだ見つからない人、空回りの人、いろんな大学生活、人生。連作短編な感じ。

    初めて読む作家さん。
    それぞれ、もう少し物語を読みたかったので、★4つ

  • できるひととできないひととか。すごい分かる。だけど、自分がもう少し成長できたら、もっと胸にきそう。

  • カッコ悪くてなんぼだよね。

  • やっぱり豊島ミホ好き。日常の中にある絶望、自己嫌悪、投げやりな気持ちがぷんぷんで、もういやんなっちゃうよって感じなのに、やっぱりなんかがんばろ、私だって捨てたもんじゃない…かな…?って登場人物皆が希望を見つける。それぞれ自分らしく前を向き直す姿がなんだかやたらと清々しくて青春だなと感じてしまう。読んでてすごい早稲田を思い出した。スロープとか懐かしいな。

  • おもしろかった。
    みんな、表面では悩みなんて無さそうに、楽しそうに繕ってるけどその実、必死に自分に言い聞かせりしている。
    淡々としてるのにがむしゃらに出来たり、若いっていいー

  • これだから
    悩む 楽しい

  • やっぱり良かった!!
    「センチメンタル病」になるほど共感…
    裏に隠れている感情の描写に、自分の心まで
    見透かされているような気分になった。
    けど、どうにもできない無気力な時に読むとすごく
    背中を押される感じがあるし、支えられる感じがする。

著者プロフィール

2002年、新潮社「女による女のための『R-18』文学賞」で読者賞を受賞し、同年『青空チェリー』刊行でデビュー。著作に『檸檬のころ』『夜の朝顔』『リテイク・シックスティーン』などがある。

「2010年 『神田川デイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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