退出ゲーム (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3695
感想 : 403
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943715

感想・レビュー・書評

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  • 謎を解いたスッキリ感をもう少し感じたかった。
    高校生活の中で起こる謎にしては、難しい知識が必要になる謎だった。
    あらすじから、もっと三角関係や恋愛の要素が大きいかと思っていたけれど、恋愛要素の割合は低かった。
    退出ゲームの設定がイマイチ理解仕切れずなままで読み終えてしまい不完全燃焼。
    最終のエレファンツ・ブレス、最後の最後を祈る気持ちで本を閉じた。

  • 正確に書くと星3.5。
    三角関係と書かれているが、最初の騒動はなんだったんだ?読み落としただけかもしれない。
    思ってたより展開があっさりしていた。
    そんなに部活のことは主じゃないと思っていたら、急に部活の話になって驚いた。

  • 吹奏楽部の話より、ミステリー色の強い一風変わった小説だった。表題にもなっている退出ゲームというのが面白かった。最後のエレファンツ・ブレスは前半との落差が激しい話だった。

  • ブクログ通信で紹介されていたので、読んでみた。
    結晶泥棒、クロスキューブ、退出ゲーム、エレファンツ・ブレスの4編からなる。

    高校1年生の穂村チカと上条ハルタは高校で再会した幼馴染で共に吹奏楽部。彼らの周囲の人々と共に、様々な問題を解決していく…という話。
    探偵役はハルタのようになっているようだが、その裏にいる草壁先生が真の探偵のようだ。

    自分自身の高校時代など、もう遥か昔で、こんなキラキラした日々は送っていなかったなあ。我が高校は吹奏楽部がなく、オーケストラ部があり、私もその一員だった。

    吹奏楽部なだけあって、いろいろな楽曲が出てきて、蘊蓄が語られるのも楽しい。けれども、普通の弱小高校に、めっちゃ上手いオーボエ弾きやサックス奏者が来るものだろうか、しかも同学年に。そこは目をつぶるべきか。次年度にはバストロンボーン吹きが加わる予定だ。

    4編の中では「退出ゲーム」が好みだ。こういうゲームは楽しい。

  • 退出ゲーム(章)は面白かった

  • ハルタとチカという幼馴染のデコボコ高校生コンビが学園で起こる謎を解いていく青春ミステリ!アニメ化もされている人気『ハルチカシリーズ』の第1作品目。コミカルでクスッと笑える部分もあり、テンポよく読み進めていくことができます。ただシリーズの第1作目ということもあってか、主要人物たちのキャラクター設定がいまいちよくわからないというか“弱い”なぁと感じました。

  • ハルチカというタイトルからは想像できない三角関係

    事件を解決して仲間集め
    ワンピースのイーストブルー編を思い出す

    謎解き要素はこれが怪しいかなってところはあるけど
    雑学が決め手になるパターンが多いので逆にサラッと読める
    やられた!って感じじゃなくてなるほど…って感じ

    クロスキューブ、退出ゲーム、エレファンツ・ブレス
    マイルドな雰囲気の中でビターな話が多い
    ハルタくんが紐解いた真実は問題を抱えている人の背中を押してるんだなって

  • ハルチカシリーズ#1

  • 面白いです。ただ、ハマりきれたかというとそこまではいけませんでした。

  • 学園モノ日常系ミステリ、属性:吹奏楽部、オプション:奇妙な三角関係。
    すごくテンポがいいし読みやすい。でも、扱うテーマは一筋縄にはいかず、奥行きがある。キャラクターも良かったです。

著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『1/2の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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