初恋ソムリエ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2091
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944552

感想・レビュー・書評

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  • スプリングラフィ
    クラリネット吹きで天才少女と呼ばれた芹沢さんのお話。
    まだ、入部しないだけ、ね。


    周波数は77.4MHz
    引きこもりでパーカスができるカイユのお話。
    高齢化進む現代社会では、孤独感老人の受け入れ先ももっと問題になるだろうなと呑気に考えてしまった。

    アスモデウスの視線
    堺先生、いい人すぎる。
    遅くはない。から始まる決意で締められるのが◎

    初恋ソムリエ
    60〜70年代な時点で学生運動かなと思ったらやはり。
    工業塩混ぜるて恐ろしい。
    芹沢さん、ここでもいい味出してます。

  • 初恋ソムリエがよかった。
    エスペラント語の謎解きと、ほろ苦い過去と、でもバッドエンドにならない。
    ハルタはこれ、と思ったらずんずん行っちゃうんだな。でも全てを明らかにすることが答えじゃないっていうのも分かってきて。
    ローカルラジオもよかった。うさぎとかめが気になる。
    チカと芹澤さんがかわいい。
    あと片桐部長が何気に好き。

  • どの話も本当にいい。
    謎の方も、解決するとすごくスッキリする。
    それに登場人物たちの心情の変化もたくさんあって、すごく読みがいがある。

  • 小説

  • やっぱり日常ミステリ系じゃ一段落ちる/ 中二病こじらせすぎたみたいなスカした態度のガキが気持ち悪すぎる/ 主人公の女の子の小ネタだけ評価できる/ 問題の解決に知識を要するようなのは評価できない/ 表題の短編がまぁまぁ、左翼活動を誤魔化すばーさんはどうかと思うわ

  • 旅のお供として。ハルチカシリーズ第2弾。4つの連作短編。ちょっと続けて一気に3冊読んだから覚えてないところもあるけど、また仲間が増えた。『周波数は77.4MHz』は別なので読んだことがあるかもしれない。しかしこんなラジオやったら面白いだろうなぁ。でも無認可の老人ホームで子供が高校に行けないなんて。親はそれをよしとしていたんだろうか。「アスモデウスの視線」は女子が犯人だった、というところが悪意に満ちている。女子トイレにカメラしかけるのも女子だっつーからな。最後の「初恋ソムリエ」は学生運動の話だとすぐ分かった。そんなに昔じゃない時に、日本でこんなことがあったというのが本当に驚きだ。ということは、これから先もこういうことが起こる可能性があるということだ。人間の本質が変わるわけはないのだから。あぁ恐ろしい。

  • 2018/8 3冊目(2018年通算116冊目)。シリーズ第2弾。事件を一つ解決するたびに、吹奏楽部の部員が順調に増えていく。部員が揃ったときにこの部がどんな演奏をするのか?。先が楽しみ。あと、エスペラント語という世界共通言語があるのは初耳で、宮沢賢治の作品に使われていたという点も初耳だった。機会があれば調べたいと思う。感想はこんなところです。

  • タイトルの話はなんとなく覚えてるけど、少し時間がたったら忘れてしまった。

  • 周波数は77.4MHz が良かった

  • 目次:スプリングラフィ、周波数は77.4MHz、アスモデウスの視線、初恋ソムリエ

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著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『1/2の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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