ロスタイムに奇跡を 日本代表選手たちの真実 (角川文庫 す 100-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944750

作品紹介・あらすじ

「南アフリカW杯が終わった後、現役を引退しようかなって思っとった。代表だけじゃなくて、サッカーをやめようと」。彼は胸の内を淡々と打ち明けた-。本田圭佑、長谷部誠、大久保嘉人らは、いかに自分と向き合い、果敢に決断し、勇躍することができたのか。そして次なる舞台に向け、何を心に誓うのか。世界で勝負を続けてきたサッカー日本代表8人の素顔と本音に迫った。高ぶる息吹が伝わってくる、渾身の密着ドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • 既に遠い昔にかんじてしまう、ブブセラという言葉も懐かしく感じる

    南アフリカワールドカップ。




    その大会を取り巻く選手たちのそれぞれの物語がこの本です。

    小宮さんらしい丁寧な取材の中から明らかになる選手たちの気持ち。




    出場し、活躍した選手

    出場したものの不完全燃焼な選手

    そして出場確実と思われながらも、その場に立てなかった選手。


    2010年W杯が終わりではなく、そこからその経験を元に

    今も現役を続ける8人の選手たちの成長がこの本には書かれています。

  • 主だった日本代表選手のこれまでを取材をもとに振り返るもの。

    大久保のように筆者の思い入れが強い選手の章は、そのときどきの選手の想いや、戦術面での考え方など詳しく記されていて、スポーツノンフィクションとして非常に優れていると思う。

    ただ、大半は筆者もあとがきで触れているように、過去のスポーツ雑誌に書いた記事を再編集したもので、本人への取材は少なく、周囲への取材から本人の像を浮き彫りにさせるような手法が取られているため、客観性は保たれているものの、どうしても情報の薄さが気になる。

    大久保の章は素晴らしい。

  • 選手のインタビュー集。本田や岡崎はこれからどう変わって行くかというところに興味があるけど、中村や大久保のインタビューは感慨深い。南アフリカ大会後に書かれたものなので大会前後を知っている人にはオススメ。

  • 日本代表の選手のことがよくわかる本、さっと読めるので、コアなサッカーファンも、最近サッカーが気になる人におすすめ。

    今まで好きではなかった大久保選手が、なんだか身近でかわいく思えた。

  • 岡崎、本田、長友、森本、大久保、家永、俊輔、長谷部のお話。
    小宮さんの文章は胸が熱くなる。

    アンチドロップアウトも良かったけど、代表選手たちは凄いわ。芯の通った生き方に憧れます。

    大久保はあんま好きじゃなかったけど、これ読んで、人間臭くて好きになった。

  • 購入者:小林サッカー日本代表8人の今までの生き方を描いた一冊でそれぞれ代表になるまでの努力だったりが解る本でした。代表と呼ばれる人の努力は半端なかったです。

  • サッカー雑誌の連載をまとめたような感じの本。
    知っている内容もあったが、飽きずに読めた。

  • もう少し、選手のインタビューの声がほしかった。

  • この方の文章は、読みやすいです。

    どの選手についても、おもしろかったです。

  • 面識のない選手の話もあったりして少々食い足りない感じもする。ただ、本田と大久保の章は非常によかった。

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著者プロフィール

1972年、横浜生まれ。大学卒業後にスペインのバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使してEURO、冬季五輪、GPファイナル、W杯を現地取材後、06年から日本に拠点を移す。アスリートと心を通わすインタビューに定評がある。人物ルポ中心に著書は20冊以上。『導かれし者』『ロスタイムに奇跡を』(角川文庫)『アンチ・ドロップアウト』シリーズ三部作(集英社)『エル・クラシコ』(河出書房)『おれは最後に笑う』(東邦出版)など。小説は『ラストシュート』(角川文庫)に続き、本作が二作目となる。

「2020年 『氷上のフェニックス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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