自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)

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著者 : 東田直樹
  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2016年6月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001513

自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 東田さんの言葉選びがすごく好きです。詩を読んでいると色鮮やかな情景が浮かんでくるようで、気持ちがのびのびします。特に、詩『虹の中の黄色』が好きです。 詩集も出版されているということなので、ぜひ読んでみたいです。

    読んでいて不思議な感覚だな、よくわからないなと思うこともあれば、その気持ちわかる!と共感することもあり、目まぐるしく気持ちが動きました。本を通して東田さんとおしゃべりをしているような気分になります。

  • 自閉症の子どもと接する仕事をしていて、理解できなかった言動の理由が、少しわかった気がしました。感覚の敏感さとか。自分を含めて社会全体が、障がいをもつ人に優しくならないといけないと思わせてくれた本でした。

  • タイトル通りの続編。前回は13歳の時に書いたものだけど、これは16歳になってから。表現力が低いからって中に秘めているものまで低いとは限らないってことをつづっている。自分が考えていることと、でもコントロールできないということはなかなか理解しにくいけれど、そのジレンマと常に戦っているのは本人なんだよね。読めば読むほどなるほど、と思うことと、どう理解していいのかわからなくなってきていることを、私の中ではどう折り合いつければいいのやら。

  • 同タイトルの1に続けて。東田直樹さんの書く日本語はとても素直で、ストレートに響く。流れるように読めるので、まだまだ他の本も読んでみようと思う。

    【いちぶん】
    自閉症の子が生まれたからといって、悲しんだり同情したりされたくないのです。人の人生の幸、不幸は、その人が決めるべきものです。みんなと同じことができないことが不幸なのではありません。人間として、自分らしい生き方ができないことが、悲しいのです。

  • 一冊めでは、自閉症に対する自分の偏見を認識させられたが、この二冊めでは以前ほどの驚きは既にない。
    本の内容がつまらないという意味ではなく、自閉症の人でもこれぐらいは書けるという考え方に自分自身が変わったからだと思う。

    自己分析の本として素晴らしいと思う。

  • 先日、NHKの番組で観た「命のバトン」の話に感銘を受けて手に取ってみました。

    前評判に偽りのない内容で、自閉症を抱える人のもどかしさや不安を
    まるで自分のことのように感じることができました。

    この作品のよいところは、ただやみくもに自閉症の大変さを主張するのではなく、
    ものごとを客観的に見た上で、冷静に意見を述べていることだと思います。

  • 独自の思考で 目から鱗の箇所だけでなく、なんて本質を突いたことを言うのか…という箇所が数多くあった。
    それはもう、質問が馬鹿げたもののように思えるくらい。
    NHKのドキュメンタリーを見てから前作、今作と読み進めたからこそ彼が頭の中に浮かびながら読めるけど、そうでなかったら 「本当に重い自閉症の人が書いたのか?」と疑ってしまうくらい、素晴らしい言葉。
    そして、鋭すぎるくらい研ぎ澄まされた感性。(本文も素晴らしいが詩が本当に素敵。)

  •  自分でもよく分からない、記憶できない、前例のないこころのゆらぎを、よく言葉にできたなぁと感心する。しかしながら、私の想像を遥かに超える困難さなのだろう。
     前作に比べ語彙は豊富になり、実感した言葉を顕しているように感じた。
     繰り返し出てくる「僕の場合は」という単語。著者は自閉症にもいろいろなケースを把握し、その中で社会の一員として生きている実感を得ているのではないだろうか。

     なんというか、圧倒された。
     気持ちを言葉にすることに、伝えることに難しさを感じる人に薦めたい。

  • 生まれて一度も言葉を伝えたことのない人間が、筆談で相手に伝える、第2弾の高校生編。前作と比べて、大人になっているなと思った。どこかに障害を持った人は、優しいのかな、と思う。章と章の間の詩が、凄くいいなと思った!

  • 13歳のときの作品の続編は高校生になって改めて答えるもの。数年の成長の間に見方や考え方が深まったり変わったりしたものもある。
    多くの症例をみてきた専門家や身近に接してきた親から見た「自閉症」理解というのも助けにはなるけれど、当事者の感覚や感情を直接知るに如くはなく、こうした作品が読まれ理解が進むことで、東田さんをはじめとした自閉症者の人生が幸多いものとなるように、祈らずにいられない。

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東田直樹の作品

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自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)の作品紹介

考えてもみて下さい。生まれて一度も人に本当の言葉を伝えたことのない人間が、どんなに不安を抱えながら自分の言葉を伝えているのかを――。
皆が自閉症者に感じる「なぜ?」について当時者の気持ちをQ&Aで綴り、大反響を呼んだ前著『自閉症の僕が跳びはねる理由』。
高校生編となる本書では、会話ができず苦しみ、もがく中で気づいた喜びや希望が活き活きと綴られる。
文庫化にあたり16歳当時の貴重な日記を初公開! 瑞々しい感性とリアルな心の声が胸を打つ。

自閉症の僕が跳びはねる理由 (2) (角川文庫)のKindle版

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