自閉症のうた

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著者 : 東田直樹
  • KADOKAWA (2017年5月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002831

自閉症のうたの感想・レビュー・書評

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  • ”「命のバトン」という言葉があるが、(中略)「命は完結する」でいいと思う。それぞれの人生を完結させることでしか、人は前に進めないのではないだろうか。”
    ーー東田直樹『自閉症のうた』KADOKAWA, 2017年 P.22-23より引用。
    重度の自閉症でありながら、執筆活動や講演活動を続ける東田直樹さんの著書。
    東田さんが、自閉症の息子を持つ翻訳者 デイビッド・ミッチェル氏を訪ねるアイルランド旅行記と、二人の対話、短編小説『自閉症のうた』が収録されています。
    *
    アイルランド旅行にて、戦跡を訪ねた東田さんは「命のバトン」という言葉、命をつないで生きることに、問いを投げかける。
    ”僕は、命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく、完結するものだと考えている”(P.22 L.12-13)
    ”それぞれの人生を完結させることでしか、人は前に進めない”(P.23 L.8-9)
    今この瞬間を生きる、東田さんの覚悟が垣間見える一節。
    変えられない過去への後悔や、見えない将来への不安に囚われるのではなく、今を精一杯生きること。
    本作に描かれる東田さんの姿勢から、この学びを得たように思います。

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東田直樹の作品

自閉症のうたの作品紹介

命というものは
つなぐものではなく
完結するものだ――

『自閉症の僕が跳びはねる理由』の東田直樹、書き下ろし最新刊!
NHKドキュメンタリーで執筆風景が放送された短編小説「自閉症のうた」も収録。


「命のバトン」という言葉があるが、これは命をつないで生きることを意味しているのだろうか。
僕は、命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく、完結するものだと考えている。
……
他の人がバトンをつないでくれるという意見もあるだろう。
でも、それなら「命は完結する」でいいと思う。
それぞれの人生を完結させることでしか、人は前に進めないのではないだろうか。
――「アイルランドへ」より

(目次)
はじめに
アイルランドへ
僕たちにとっての「言葉」――作家デイヴィッド・ミッチェルとの対話
自閉症のうた

おわりに

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