バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044052072

作品紹介・あらすじ

貧乏ゆすりで試験の点数UP!?ゲームやネットは脳に良い!?早足で歩くだけで、頭がよくなる!?最新脳科学にもとづいて、脳機能の日本最高権威が驚くべき事実を次々と明かす!うつ病への対処法、認知症にならないための脳の鍛え方、脳に良い食べ物など、脳を鍛え、人生を豊かにする身近で実践的なノウハウが盛りだくさん。

感想・レビュー・書評

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  • 脳科学の権威かどうかは知らないが、既存の脳科学者(と言われている人)たちが書かれている世の中に出回っている数々の本を、根拠がないとか信用してはいけないとバッサリ。また、最近の研究から、こういうことが分かってきたという感じで書かれているが、他の本を根拠となるデータを示していないと断じる割には、本書でも根拠となるデータを出していないという自己矛盾。何となく分かったような分からないような感じ。一体誰の本は信用して良いのかは分からなかった。

  • 『ワーキングメモリー』の重要性が説かれる。

    ワーキングメモリーとは、

    『行動が実行された後では不要となる記憶』

    とのこと、たとえば居酒屋の店員がお客様の注文を覚えておくための記憶らしい。
    仕事上、ないと困る”記憶”だし、年々衰えてると感じているせいか、興味津津に読み進めるも、具体的な鍛え方は薄かった。


    抽象的な鍛え方は、

    『運動 + 「記憶し、思い出し、比較する」』

    とのこと。
    これをいかに具体化し、習慣化できるかが、”本書が実になる読書”となったか否かの境目になりそう。



    最後に、記憶力が弱くなったと痛切に感じる自分に刺さった言葉。


    『記憶容量はまさに無限』


    覚えることがたくさんあるとプレッシャーで全然頭に入らない自分を勇気づけてくれた文中のさりげない一言でした。

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著者プロフィール

1932年、大阪生まれ。京都大学名誉教授、医学博士。1957年に東京大学医学部卒業後、同大学院に進学。当時、脳研究の第一人者であった時実利彦教授に師事し、脳神経生理学を学ぶ。大学院3年目に米国・オレゴン州立医科大学に留学。J・M・ブルックハルト教授のもとで、脳科学における世界最先端の研究に従事。帰国後、東京大学大学院を経て、1967年に京都大学霊長類研究所神経生理研究部門助教授に就任。1973年、同教授に就任し、同研究所所長を歴任する。1996年、定年により退官、同大学名誉教授に就任。その後、日本福祉大学情報社会科学部教授、同大学院教授を経て、2007年より国際医学技術専門学校副校長に就任、現在に至る。特定医療法人大道会・森之宮病院顧問。日立製作所中央研究所(旧基礎研究所)顧問。ブレインサイエンス振興財団理事。2011年、瑞宝中授章受章。
朝4時半起きで仕事をする「朝活」を50年以上実践。ジョギングは30年以上、毎日続けている。
著書に「天才脳を鍛える3・4・5歳教育」(大和書房)、「あなたの脳が9割変わる! 超「朝活」法」(ダイヤモンド社)など多数。

「2016年 『くぼた式0ヵ月~12ヵ月の 脳を鍛える育児ダイアリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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