方法序説 (角川ソフィア文庫)

  • 角川学芸出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044086039

作品紹介・あらすじ

哲学史上もっとも有名な命題「我思う、ゆえに我あり」を導いた近代哲学の父・デカルト。人間に役立つ知識を得たいと願ったデカルトが、懐疑主義に到達する経緯を綴る、読み応え充分の思想的自叙伝。

感想・レビュー・書評

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  • ページ数が少なく1章ずつ読んでいけばいいので、途中で挫折しない。解説が分かりやすくて本書の意義を理解するのに助かった。本編内容については半分も理解できなかったが、ところどころで琴線に触れるものがあった。本書を読んで、かねてより気になっていたモンテーニュ「エセー」にやはり挑戦しようという気持ちになった。

  • 有名な一節に集約されているけれどそれを発表するまでのプロセスや葛藤なども含めて短い冊子だし読むといいと思う。角川版と併読したけど、序盤は角川の平明さがいいし中盤、四部以降、見通しがついたあたりからは岩波文庫がいいように思う。

  • 「良識はこの世でもっとも公平に分配されている」大学教育に見切りをつけて「世間という大きな書物」を求めて放浪の旅に出た末の「我思う故に我有り」という理性至上主義。現代では批判も多いのだが、江戸時代初期にこれだけの思想を持っていた事には驚嘆に値する。

  • 難しいく、チラチラみただけ。

  • 1637年にフランスの哲学者René Descartesが発表した哲学書。"我思う、ゆえに我あり"という命題で知られます。ガリレオの地動説が異端審問会で異端とされた事から発表する予定の"宇宙論"の発行を中止し、その概略や序説などをまとめたものが本書です。科学的な内容は今読むと笑ってしまいますが、そこに辿り着くまでの思考方法やそれまで当然と思われていた意見や考えを一度捨て去ることを推奨するなど、今でも必要な事が書かれています。これを念頭において生活すれば色々と気づくことが多いとは思うけど、難しいですね。

  • 「我思う、ゆえに我あり」で有名なデカルトの本。
    むむむ・・・自分には難しすぎた。
    幸福論は読みにくいけど、理解はできた。こっちもわからないことはないというか、言いたいことはわかる気がするんだけどね。
    大人になったら理解できるのかな・・・あ、俺もう大人だったわ。

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著者プロフィール

デカルト

Rene Descartes 一五九六―一六五〇年。フランスの哲学者、数学者。数学的明証性を学問的認識の模範と考え、あらゆる不合理を批判検討する立場を確立した。そのことによってしばしば近代哲学の父といわれる。一六三七年公刊の『方法序説』は思想の領域における「人権宣言」とも称される。長くオランダに隠れ住んだが、終焉の地はスウェーデンであった。

「2019年 『方法序説・情念論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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