新版 精神分析入門 下 (角川ソフィア文庫)

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著者 : フロイト
制作 : 岸田 メル  安田 徳太郎  安田 一郎 
  • 角川学芸出版 (2012年3月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044086053

新版 精神分析入門 下 (角川ソフィア文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 大学での講義録をもとにした、
    フロイトの代表的著作にして精神分析の入門書決定版。

    下巻ではいよいよ、
    複雑怪奇な心的エネルギー「リビドー」に話がおよび、
    リビドー=性的衝動とそれを抑えつける自我衝動について
    フロイト自身の臨床経験にもとづく理論が深められます。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    上巻が「間違い・夢」といった一般の人々にとっても
    なじみのある現象に基づいた「導入編」とするなら、
    下巻ではいよいよ神経症の臨床例と、
    それに基づく無意識やリビドーに関する理論が語られ、
    さながら「理論編」といったところです。


    古典に分類される著作ではありますが、
    空想を、やむを得ず現実に適応した心にとっての
    「保護林」にたとえるくだり(第23章、p188)や、

    神経症=「リビドーと自我の衝突」を、
    動物に比して複雑化した人間の精神生活の「特権」と語る(第26章、p244)ところ、

    怒り、当惑、羞恥などの情動が抑圧された結果、生まれる「不安」を、
    なんとでも交換可能な「貨幣」に例える(第25章、p229)発想は、

    今日でもハッとさせられる
    鋭い洞察であるように思います。


    ちなみに、この角川ソフィア文庫版は、
    訳者によるわかりやすいフロイトの略歴紹介、
    斎藤環さんによる解説、岸田メルさんの表紙……と、
    何重にも美味しい本に仕上がっているのでオススメです!
     それではっ

  • Sigmund Freudが1915年から1917年にかけてウィーン大学で行った精神分析に関する一般向けの講義を編集したものです。一般向けの講義なので、フロイトの著書の中では比較的分かりやすく、フロイト入門として最適だと思います。こちらは下巻で、"神経症"について解説されています。ついに精神分析への門を開くわけですが、各講義で神経症ごとにアプローチの着目点を解説されており、どの講義もかなり内容が詰め込まれています。色々と批判される事も多い、フロイト先生ですが、やはり、先人に学ぶ部分は大きいと感じました。

  • 精神分析入門(続)がない

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人間は「無意識」に支配されている-。フロイトの理論は、ダーウィンの進化論、コペルニクスの地動説と並び、今日のものの考え方の根幹をなす偉大な発見であった。精神分析の礎であり、現代の思想を語る上でも避けることのできない「知の巨人」の人間観とは何か。外傷、抵抗、抑圧、リビドー、退行、感情転移といった、精神分析の主要概念を丹念に解説。人間の本質に迫る、フロイト思想の代表的な入門書。

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