今昔奇怪録 (角川ホラー文庫 す 3-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年10月24日発売)
本棚登録 : 121人
感想 : 22件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044094096
感想・レビュー・書評
-
なかなか、怖い。話のオチが欲しい気もするが、これはこれで、ゾワッとしたままの気色悪さ、不安定さが、怖さをしみつかせているようにも思う。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者が怪談というジャンルに強い拘りを持つだけあって、その世界観を活かしつつも単純な怪談風モダンホラーに堕していないところがいい。収録作5編ともテイストは異なれど安心して読める。引き続きフォローしたい作家。
詳しくはこちらに。
http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2009-11-07 -
第16回日本ホラー小説短編賞受賞作。
が、4作目の「きも」まで読んで続きが読めなくなった。
神経の端っこをキリキリとねじってつままれている様な薄気味の悪さ。
向こうの世界をのぞいてちょっとそっちの住人になってしまいそうになって、あわてて戻ってきた感じ。
ある意味天才肌の作家さんでしょう。
でも、もう読みたくはないですが。