平城京の家族たち ゆらぐ親子の絆 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094140

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  • 古代文学・文献の「家族」にスポットをあて、そこに浮かび上がる、古代の家族観と律令国家出現による家族崩壊や歪みを論じる。

    母と娘、母と息子、父と娘、父と息子…
    神話にみる家族関係や、そこに介入している7世紀の視点、律令制で変化した家族…

    現代に通じる普遍的な指摘を含め、とても興味深く面白いです。

    多岐に渡る参照や視点は非常に「文化人類学」的で個人的に大好きです。

著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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