チベットの先生 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044094799

感想・レビュー・書評

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  • 学びには師を求めて教えを請う急ぎ足で旅をする方法や
    出合いを拾いながら自分流に真理を求めて歩む
    緩やかな道もある
    いずれにしても
    無限の学びだからどちらが近道ということもなさそうだ

    中沢新一は悟りの境地を求め僧侶に憧れて師を求めたが
    ラマに諭されたように結局研究者の道を選ぶことになる
    それは瞑想によってヒラメキを求めるニンマ派に惹かれながらも
    学識を重んじるカギュ派の道を選んだことになるのだろうか
    それとも学識派に感覚派であるニンマ派による悟りの世界を
    持ち込もうとしているのだろうか・・・

    中沢新一による多作な本からかなり読み込んできたけれども
    そろそろ行き詰まりを感じてきたように思えてきた
    何かが中途半端に感じてしまう
    悩みを綴る誌のようでもあり発見の喜びに欠けるのかもしれない

  • 淡々と

著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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