だから僕は…: ガンダムへの道 (角川スニーカー文庫 0-91 SNEAKER ARCHIVE)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044101657

作品紹介・あらすじ

コンプレックスまみれの少年だった富野由悠季。その彼が汗と恥にまみれつつ、がむしゃらに人生と格闘し、遂にガンダムを生み、さらにクリエイターとしての高みをめざす-。ウソやごまかし一切なしで描かれる姿が僕らを瞠目させ、勇気をくれる!伝説の自伝がここに登場。

感想・レビュー・書評

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  • 「ガンダムへの道」ですので、ガンダムについての話はほぼありませんでしたが、昔のアニメ制作についてのお話などは知らない事ばかりだったので面白く読めました。

    私は「勇者ライディーン」を途中で降ろされてしまう辺りの話がすごく印象に残りました。もしも「勇者ライディーン」で富野氏が成功していたら…という「IFストーリー」を勝手に想像してしまったほどです。

    自伝の読み方としては邪道かもしれませんが、たまにはこういう妄想をするのもいいなあと思いました。

  •  

  • はばかりなく言いたいのだが、自分はガンダム好きである。

    しかしいわゆる「平成ガンダム」に親しんできただけの、みる人が言うと、”にわか”のガンダムファンかもしれない。
    何せ、「G」以降のシリーズを観るばかりで、宇宙世紀には、ゲームやコミックでしか触れていない。
    それでも、自分はガンダムが好きで、フェイバリットシリーズは「W」であると、声高に宣言する!

    そんな自分が、「ガンダム」という偉大な作品の生みの親である
    富野由悠季という御仁はどういう方か、と興味をもって読んでみたのが、この自伝書籍である。

    今からいうと、あの「ガンダムの創始者」として、ビッグネームと威光を持つ方として、みな「すごい人に決まっている」というイメージを持っているのではと思うのだが(自分もその一人でした)

    確かに、凄まじい人である、が、同時に凄まじく泥臭い。
    この人、滅茶苦茶がむしゃらにやって来てるよ!
    と思うとともに、偉大な事を為した「格好いい男」では、決してない、その生き筋。
    伝説となる人間が、かならずしもヒーロー性を持っているわけではない、と知らしめられる。

    この自伝は、冨野由悠季さんという方が、自分の生とがむしゃらに格闘したスガタが書かれており、自分は某ロックバンドの曲の詞を重ねて、そのスガタをこう讃える!

    カッコ悪くたっていい 死にもの狂いで 変えてやる
    まだ俺は変われる 自分で変えてみせる 
    これがそうPRIDE それぞれの場所で
    まだまだ イケるぞ イケるぞ

    冨野由悠季さんは、やはり偉大な方だった!!

  • オタキング・岡田斗司夫をして「富野由悠季のキャラクターを決定付けた本」と言わしめる富野由悠季の自伝。生い立ちから主に劇場版『機動戦士ガンダム』の頃までが書かれている(厳密には『ザブンクル』の頃まで記述がある)</br>
    </br>
    富野監督作品が好きな方は一読をお勧めする。……が、本人が書いているだけあって文面が富野調(節)の部分もあり、多少の根気が必要。</br>
    </br>
    その後の話は期間が空いてはいるが『ターンエーの癒し』に書かれている。こちらも併せてどうぞ。

  • 表紙からして凄いww
    トミノスキー粒子を浴びたかったら服用。

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著者プロフィール

とみの・よしゆき 「機動戦士ガンダム」シリーズの総監督にして原作者。多くのヒットアニメシリーズを手がけているほか、ノベライズ、オリジナル作品も含めて50冊以上の著作がある。

「2010年 『リーンの翼 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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