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みんなの感想・レビュー・書評
乞丐相―。民俗学者の折口信夫博士は自らの鼻梁にある青インキの染みの如き痣をそう呼んだ。それはロールシャッハテストの如く、見る者の闇を映し出した。正史と偽史の狭間に浮かんでは消えるあってはならない物語を、仮面の古書店主・木島平八郎が”仕分け”する。『八つ墓村』のモデルになった津山三十人殺し事件。心中ブームと人間避雷針。迷い子塔と優等政策。昭和初期の世相を記録した『木島日記』から、あってはならない物語が平成の夜に浮かび上がる…。超民俗学伝奇小説の傑作。
更新忘れ。大塚氏の文は不思議と読みやすい。すでに漫画で読んでた内容もあったが、文で読むとキャラたちのまた違った心境が見れてよい。読者を全く意識しない(意識しまいとしてる?)姿勢が好きだ。
4年前くらいに、本屋で大塚英志氏の名前を見て即買い。
しかし、2巻目だったという落ちで今日まで放置。
いい加減、1巻を入手して読まなきゃな…
大学で民俗学を学んだ作者が折口信夫を主人公に、昭和初期のサブカルチャーを虚実織り交ぜて(まぁ、殆どフィクションですが)書き綴った作品第二弾。<BR>
「津山三十人殺し」を超える闇に消された大量殺人がありその犯人の脳内には怪しい成分が・・・他<BR>
前作以上に怪しく、前作以上にキャラが立った怪しいエンタテイメント作品。読んでると自然と笑みがこぼれる私は変でしょうか?
近代「偽史」という言葉にノックアウト。折口が良い感じにへたれています。このうさんくささがまた良し。
昭和という時代がどんなに今とはかけ離れているか、その中でもまた非日常を過ごしている連中の話でやはり面白いとしかいえない。
『木島日記』の續篇。 「乞ガイ相」の「ガイ」の文字が變換できなかつたが、「こつがいそう」と讀む。 主人公は、偉大なる民俗學者、折口信夫である。 折口自身が、自らの鼻梁にある青インキのやうな染みを「乞ガイ相」とよんだのださうだ。 前作同樣、1930年代後半の世相がわかつて面白い。 前作では前半が固い雰圍氣だつたが、續篇だけに此の作品は最初からこなれてゐる。 奇妙な登場人物達が... 続きを読む »
民俗学者・折口信夫を狂言回しとする、あってはならない昭和の闇物語、その2。相変わらず倫理観は無い癖に、愛嬌と人情はしっかり持っているキャラクター達が愛しいです。ドロヘドロにしても、きっとこういう人々に私は弱い。







