レディ・ガンナー外伝 そして四人は東へ向かう (角川スニーカー文庫 113-20)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044231095
作品紹介・あらすじ
美麗な羽をきっかけに知り合ったベラフォード&ヴィンセントとケイティ。そこに猪を担いでやってきた"ごちゃまぜ"のダムーは、食料と共にトラブルも運んできたのだった!ご存じ用心棒四人組の初めての出会いを描く「そして四人は東へ向かう」ほか、"蛇"と"鰐"の種族を超えたラブロマンス「木に登る鰐」、空から舞い降りた"鳥"と若き"獅子"の美しき友情「蒼天に輝く」など全5編を収録。愛と冒険に満ちた珠玉短編集。
感想・レビュー・書評
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かつて登場したキャラたちが主人公になる短編集。四人の出会いも。
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肝心のガンナーは全く登場せず、どうなのかと思いましたが、
異形種の人々に焦点を当てた短編が寧ろとても心温まる話であり、
醸し出す雰囲気がどことなく童話を思わせ良かったです。
茅田氏の描く作品の多くを占めているのが万能的な美形ばかりであり
そちらの方はそれはそれで楽しめはするものの
風情が感じられるというか、人間味があり、
物語としてはレディ・ガンナーの方がメリハリがきいているよう感じられます。
残念であるのは茅田氏が余りこちらのシリーズに力を入れていないのか、
出版ペースがとても長いと言う事でしょうか。
私個人としては既に落ち着いてしまった金銀黒天使達の話より
レディ・ガンナーの方にもう少し創作を傾けて欲しいと願うところです。 -
[墨田区図書館]
レディ・ガンナーの外伝。
旧いだけでなく、他のシリーズほど著名でないせいか、なかなか揃っておらず、シリーズ順を調べてから個々に探す羽目に、、、、そしたらシリーズ前半では後版が出ていて、イラストはそちらの方が好みだった!ただこの巻ではどうせ後版が出ていないので良しとしよう。
ミュリエルのことは気になっていたのでヘンリーとの話があって良かった!それにシルヴァ&ドーザ、更にドーザの息子とその母チェリーザや、そこに出て来た水牛のブローチの由来となるモームとセヴランの話。
表題となっている四人のなれそめ話が載っているだろうことは分かっていたけれどまさか短編集とは知らず、色々と知っていることと絡めて世界が拡げられて、このシリーズの最後にふさわしい、読み応えのある巻で満足した。 -
短編集。キャサリンのいないアナザーレイス達の物語ですが、恋愛に友情に、おなじみの4人の出会いに、読み応え十分でした。ヘンリーとミュリエルの今後がとても読みたいです。
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短編集。本編の主人公は1つも出てこないが、こういうのもあり。
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ダムーたちの出会いのお話やアナザーレイズの人たちの恋愛や結婚、友情などドキドキの短編集。
本編に出てきた彼らの若いころのお話はなんだかかわいい。 -
四人の出会いの話など5編の短編集。
どれも良かった。 -
カバーイラスト・口絵・本文イラスト / 草河 遊也
カバーデザイン / はらますみ
初出 / 『ザ・スニーカー』2005年8月号、2010年4月号、『ザ・ビーンズ』Vol.8・Vol.14、書き下ろし1本。 -
レディ・ガンナーシリーズの第1作から登場している、用心棒のベラフォード、ヴィンセント、ケイティ、ダムーの4人がどのように出会ったかを描く表題作を含む、蛇とワニの恋愛など5つの短編集。
一つの統一された世界観が、破綻なく展開されていて、用心棒それぞれの性格形成の歴史などが垣間見える点もあって面白い -
相変わらずな部分も含め、なぜがとっても読みやすく楽しいと思う。短編でもチェリーザは格好よく、ブローチ話はボリュームがありました。結局、北方の謎はあまり解けていないけど、まぁいいか。
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短編全部面白かった!
ヘンリーさんは相変わらず紳士で素敵だ…!
獅子と鷲のお話は、種族を超えた友情っていいなあって思いました><
モームさんのお話も良かった!セウ゛ラン結構好きです^o^
もちろん4人の初対面の話も!
どれも楽しかった! -
再読ー。
シルヴァとドーサの若かりし頃がかわいらしー。
あと、モームのお話は切ないわ。ロネーヌの気持ちがわかる側の人間なので。 -
外伝も外伝。
まず、タイトルレディガンナーなのにお嬢様がでてこない。
短編自体は繋がりもありますが本編に出てきたっけ?と悩みたくなるキャラかも。
レディガンナーを間あきあきでよんでるから忘れちゃってるからかも。
最後の短編だけレギュラーの彼ら四人が出てきます。
お嬢様と出会う前の四人が出会った話が収録されます。
お話しは面白いけどみんな常識人ばかりでちょっと物足りなかったかなー。 -
世界は広い
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きっと本編に入れることができないからこの外伝。というテイスト。
このシリーズはもふもふが多くて大変幸せです。
爬虫類カップルも水牛カップルもお幸せに!
若獅子にかっこいい鳥の親子、四人の出会い。 -
サイの人の話が良かったです(なんて雑な感想だ…)
このシリーズは新刊が出ると、とても嬉しい。
シリーズを通しての命題やら主人公の恋愛やらがないだけに、いつ「ここで終わりっ」になるか読めないのだ。
だから新刊が出ると「あーまだ続けてくれたんだ」と嬉しくなる笑
次はまたキャサリンに会いたいなぁ。 -
2011 2/27読了。WonderGooで購入。
レディ・ガンナーが出てこないレディ・ガンナー外伝。
タイトルと表紙絵はいつもの4人組だけど、中身では最後の話を除くと1話目でダムーが少し話題に出てくるくらいで、あとは他の異種人類メインの短編を収録。
本編から見てかなり過去の話も含まれている。
睡眠時間を削って読みいってしまった・・・恋愛模様もいいけど、茅田砂胡の書く友情とか親愛の情は、いいなあ。 -
外伝にふさわしく、キャサリンは出てこない。読んで楽しいので、本編の続きが読みたくなってくるが、待たされるんだろうなぁ。5作の中でお気に入りは「モームと真珠のブローチの話」「鷲のチェリーザ」ですね。圧倒的な強さと、ゲスな人をやっつけるというのがこの作者の一番得意なところですからね。
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短編集。
相変わらず会話の妙はすごいとしかいいようがない。
愛の語らいが、はたから見ると威嚇し、争っている大鰐と大蛇という図も笑うしかないというか。
このシリーズは忘れた頃にやってくるものではあるけど、地道に続けてほしいものだと。 -
もうちょっと発刊周期が早いといいのだけれど
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昔読みきりで読んだような読んでいないような
懐かしかったー
書き下ろしのモームさんが好き
元の内容をダイブ忘れてしまったけれど
十二分に楽しめました -
短編5話…内、2話続き物。
今回主人公お嬢様は出ず、今まで出てきた人達(?)の
それから、その前話。
いやでもここから恋愛沙汰になるとは思いませんでしたというか
始めて人型のあの人見ましたよ、と言う感じです。
本の最初にカラー見開きがあるのですが、出てこない人も
出てくる人もわさわさっと(笑)
子供のころは誰しも可愛い…とは思うものの
これはすごい! としか言いようがないです。
あれがこれ…これがあれ…と思わず呟いてしまいました。
翼持ちの方は、あまり変わってない感じがしますが。
しかしブローチの話もそうですが、最後の話。
諦めが悪いというか、どういう理屈でそうなるのか
きっちりとお聞きしたものがあります。
特に最後話。
ブローチは出てきてすぐにご退場でしたが
最後のいちゃもんの付け方はさっぱり分かりません。
己の失態は、文句をつけずに自分達だけでどうぞw
うん、面白かったです。 -
来た来た外伝!やっと外伝総集編!(ですよね?)
書き下ろしがありますように!
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やっと出た外伝集〜〜!
読みのがしていた短編が読めて幸せ。
読んだ短編も、エピソードが加えられていて、二度美味しい!
書き下ろしは残念ながら、キャサリンの話ではなかったけれどおもしろかったです。水牛のモームさんの話で、外伝集はアナザーレイス祭り。
今回出て来なかった虎の若長や狐や島梟の短編も読んでみたい!
ていうか、新作!キャサリンが出て来る新作読みたい〜〜〜。