レンタルマギカ 死線の魔法使いたち (角川スニーカー文庫 177-21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044249267

作品紹介・あらすじ

ついに大魔術決闘が始まり、布留部市各地の戦闘は激化の一途を辿っていく。苦戦を強いられた穂波、アディリシアが、それぞれの決意を胸に切り札を切ろうとするなか、市内を巡る霊脈に異変が発生、戦闘中の魔術師たちの脳裏に、ある光景が映し出される。それは12年前-かつて、いつきが妖精眼と交わった記憶であり、それこそが、すべての"始まり"だったのだ!いつきを取り巻いてきた様々な因縁の謎が、いま明らかに。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ21作目。これまた結構長い。

    が、そろそろ物語は終幕に向かっている。いくつかの戦いがあり、いくつかの決着があった。ちりばめられていた伏線も、回収され始めている。

    二人の社長(現社長、前社長)の想いが、どのように結実するのか。非常に楽しみである。

  • 21冊目。
    大魔術決闘の中盤編。

    オピオンにから脱落者が出始める一方で協会からは誰も脱落しないってのが一方的で少し残念。
    協会とオピオンを正義と悪に置き換えると納得できなくもないんだけど。

    アディリシアは魔神と融合して暴走仕掛けてこのあとどうなっていくか。
    というか代償は自分自身だったのかな?

    あと、いつきがグラムサイトを得たキッカケはてっきり外伝的な1冊にまとまると期待してただけにサラッと流されて少し残念。

  • お父さん押し
     かっこいいね。

     これまでの伏線が順調に回収されています。
     今回はホンワカ路線なく、熱く話が疾走しています。

     いつきの作戦とアディの今後が気になる。
     皆それぞれの思惑で話は進む。

     次巻が楽しみ。

  • ヤバいよ、ヤバい!
    展開が面白過ぎて手が止まらない。時間が過ぎるのが早すぎるっ!

    前回『争乱の・・・』の中編にあたります。
    フィンvs穂波。
    頭の中で繰り広げられる戦いの速さは光。
    ツッツェーリエvs猫屋敷。
    こっちも凄い。
    アディは・・・姿を変えてでもいつきを守る事を選択。
    その途中で知るダフネとの異母姉妹である事実。
    みかんは成長し続けている。
    いつきはダリウスの出現で助けられるカタチとなったが、戦い方に不満を漏らす。
    そして一時の時間稼ぎ中に竜のアストラルが助けを求めてくる。
    オピオンがアストラルを使って動き出したからだ。
    アストラルが消えると同時に石動圭登場。
    司からの伝言を伝える為にいつきの前へ出て来た。
    『黙って見ていろ』との伝言にいつきは宣言する。『僕の始めた大魔術決戦だ』と。

    驚愕の事実は次々と。
    猫屋敷の実家は実はオピオンとも繋がっていて、実験されて出来た子供だった。
    今回、オピオンの隠れ家に向かう指揮官は司。
    それに同行するは猫屋敷と影崎。
    着いた場所は、アディの父親の成れの果てとやり合った場所。
    今では閉鎖されている元遊園地。
    そこで始まる大決戦。
    既に始まっているが、阻む気満々の協会。
    いつきとアディも到着し、アンブラー先生の指示を聞く。
    ここでも驚愕の事実。
    いつきと、穂波は本当は死んでもおかしくない状況を『影崎』が救ったという事実。
    その代償は心。
    司はアンブラーに言ったのだ。
    『大事な息子を命がけで助けてもらったんだから、その相手を助けられるのかなら、その可能性がほんのわずかでもあるのなら、自分の人生くらい掛けるのが当然だろう』と。

    いつきは、いつ動き出すのかハラハラしてたら・・・終了。
    ソッコー次の巻へ手が伸びる。
    それでも切りのいい所で読むのを止めないといけない。
    あー、気になる、気になりすぎる!
    どう収集付けるのか楽しみで仕方ない!!

  • がっつりバトルというよりは裏をかき合い、肚の探り合いといった印象。戦闘・闘争よりも戦争といった感じでスケールがどんどん大きくなっていきました。そして合間合間で語られる過去・真実。気付けば最後まで読み終えてました。次でラスト。どのように締めくくってくれるか、楽しみです。最後に、司さんマジかっけぇ。

  • 最終巻前。シリーズ最大の謎がついに明かされる。次で終わってしまうと思うと寂しい。

  • ラスト手前。
    物語が終わる前の種明かし。

  • グランフェーデもいよいよ大詰め。
    前回?より登場のお父さんも暗躍。

    キャラの数がそれほど多くないこともあり、それなりに書き込みがなされていりんだけど、読み込みが足りないのか赤い種、第3団、惑星魔術などイマイチ理解できないところも。

    個人的に好きなアディリシアさんが魔神になってしまったのがとっても残念。

  • グランフェーデも半ばまで終わり、戦いも二転三転という感じ。
    やっぱり先代社長の伊庭司がキーパーソンという流れですが、それよりも いつきを含めて前アストラルのあの人物が意外なところで繋がっているというのにちょっとびっくり。
    よく読んでいれば十分伏線は張られていたんだろうと思いますが、気づかなかったので意表を突かれた形。
    あとは、アディの今後が非常に気になっていたりします。どうなるんでしょうね?
    あとはクライマックスに向けて一直線という感じ。

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著者プロフィール

代表作にスニーカー文庫『レンタルマギカ』がある。直近では『レッドドラゴン』(星海社)を刊行。

「2020年 『ロード・エルメロイII世の事件簿 10 「case.冠位決議(下)」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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