きみにしか聞こえない: CALLING YOU (角川スニーカー文庫 134-2)

著者 :
  • KADOKAWA
3.64
  • (971)
  • (979)
  • (2271)
  • (97)
  • (24)
本棚登録 : 8702
感想 : 791
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253028

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どの作品も発想が素晴らしい。よく思いつくものだと心から感心する。表題作が一番よい。どうしても「携帯電話」で繋がった少年を死なせてしまうのが切な過ぎる。「私」は人を死なせてしまった罪悪感を一生抱えられるのだろうか。『華歌』もよい。こちらも死が大きなテーマである。そして生も。著者は大学理工学部に在籍していたとのこと。理工学部出身である私は親しみが湧く。「看護婦」という古い言葉が多用されていて、少し苛立った。少し前の作品であるので仕方ないが。

  • 三話からなる短編集です。
    このタイトルを目にすると、ドリカムの『あの曲』が否応なしに脳内再生されるのですが
    まさかこの作品がもとだったとは…知りませんでした。映画の主題歌だったのですね。
    「Calling you」と二話目の「傷」は、最後でつながってる、だから誰も死ななかったのだと捉えました。じゃないと悲しすぎる。

  • 乙一の作品はどんでん返しが気持ちよくて、いつも裏切られるために読んでいる感じ。
    華歌は女性にオススメです。

  • 2005.11

  • 空想の中の携帯電話のストーリーが好きだった

  • 3つの短編が収録されていて、どれも切ない話。
    「華歌」は最後にちょっとしたどんでん返しがあって驚かされた!

  • いつものホラーとは少し違う感じでした。
    現実にはありえないお話ですが、読みやすく惹かれる世界感でした。

  • 頭のなかに携帯が出現して、声を出さなくても話せるという凄まじい能力を持った男女の話。
    時間にズレがあるというのは不思議だったが、とても楽しく読み進めることができた。1日で読み終えてしまった作品のひとつ。

  • 娘が乙一読んでみたいっていうから ワタシは乙一、黒より 白のが好きなんでそれっぽいの借りたつもりでいたら 頭のなかに空想で持った携帯が人とつながる話「calling you」は切ないけど、他人の傷を移せる特異体質「傷-KIZ/KIDS-」も歌を歌う花を見つける「華歌」もちょいグレーだった

  • 話はもちろん挿絵も好き

全791件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

乙一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×