きみにしか聞こえない: CALLING YOU (角川スニーカー文庫 134-2)
- KADOKAWA (2001年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044253028
感想・レビュー・書評
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どの作品も発想が素晴らしい。よく思いつくものだと心から感心する。表題作が一番よい。どうしても「携帯電話」で繋がった少年を死なせてしまうのが切な過ぎる。「私」は人を死なせてしまった罪悪感を一生抱えられるのだろうか。『華歌』もよい。こちらも死が大きなテーマである。そして生も。著者は大学理工学部に在籍していたとのこと。理工学部出身である私は親しみが湧く。「看護婦」という古い言葉が多用されていて、少し苛立った。少し前の作品であるので仕方ないが。
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空想の中の携帯電話のストーリーが好きだった
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3つの短編が収録されていて、どれも切ない話。
「華歌」は最後にちょっとしたどんでん返しがあって驚かされた! -
いつものホラーとは少し違う感じでした。
現実にはありえないお話ですが、読みやすく惹かれる世界感でした。 -
頭のなかに携帯が出現して、声を出さなくても話せるという凄まじい能力を持った男女の話。
時間にズレがあるというのは不思議だったが、とても楽しく読み進めることができた。1日で読み終えてしまった作品のひとつ。 -
娘が乙一読んでみたいっていうから ワタシは乙一、黒より 白のが好きなんでそれっぽいの借りたつもりでいたら 頭のなかに空想で持った携帯が人とつながる話「calling you」は切ないけど、他人の傷を移せる特異体質「傷-KIZ/KIDS-」も歌を歌う花を見つける「華歌」もちょいグレーだった
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話はもちろん挿絵も好き