GOTH 夜の章 (角川文庫)

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著者 : 乙一
  • 角川書店 (2005年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044253042

GOTH 夜の章 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 僕の章まで読み終えたので振り返って感想。

    「暗黒系」
    つかみなのでトリックもあっさり。
    読み返すと森野さんこのころからアホだな。

    「犬」
    完全に騙された。
    これアンフェアじゃないの?!プンスコプンスコ
    と気持ちのいい読後感でした。
     ユカの瞳に映った自分の顔と話をしていたのかもしれない。
    この一文が効きます。

    「記憶」
    子供の殺人の話。
    森野がまっすぐな瞳で人の死を見つめ続けているから、「僕」は彼女に執着するのかなぁ。と思った。

    あとがきの、”犯人たちを怪物として描きたかったので、殺人の理由や過去のトラウマといった問題には触れませんでした。”との記述にジョジョの吉良吉影を思い出しましたが・・・。

  • ラノべとして発表されたにも拘わらず、本格ミステリ大賞を受賞、作者も大変驚いたという作品。
    ラノべしか読まない人にもミステリの面白さを知らしめよう と意図して書いたそうです。叙述トリックを用いつつキャラの魅力とリーダビリティを両立させた、努力の結晶であるといえるでしょう。
    平成14年出版。現在なら最初から大人レーベルだろうと思われます。

  • 映画化もされているけれど、この物語の魅力はやっぱり活字で読まないと伝わらない部分がたくさんあるように思う。
    昔から推理小説が好きだった。
    事件物も好きだったし、ノンフィクションもたくさん読んだ。
    「快楽殺人」を分析しているような周りから引かれるような内容かな?と思ったときは、カバーをかけて持ち歩いた。
    本を読まない人たちにとっては推理小説とはホームズのようなものを連想するらしい。
    最近では「ストロベリーナイト」のような猟奇殺人を扱った作品も珍しくなくなったけれど、10年前でも未成年者が嬉々として読むようなものではなかった。
    少なくとも親には歓迎されなかったとは思う。
    「GOTH」は年齢的にもぴったりの時期にめぐり会った物語だった。
    森野夜と「僕」のやりとりが、わけもなくすっと胸に入ってきたことを覚えている。
    やたらといろんなことに過敏になくせに、大切なことが何なのかをわかっていなかった時代。
    好きなものに夢中になりながらも、犯罪小説を読みふけっていた時代。
    あのころに比べて少しは大人になれたのだろうか。
    若い世代には特に読んでほしいなぁと思う。
    というよりも、若くなければ感じ取れない何かが詰まっている物語だと思う。

  • 知人に薦められて。
    実は一度挫折して読み直した本。
    冒頭からグロいのと、当時はラノベアレルギーだったため主人公のキャラが受け付けなかったから。
    でも読み直してよかった!
    巷にあふれるチープなラノベの、「俺、感情なんてないんだ……」キャラやサイコパスキャラによくある表面だけなぞったペラペラな人物造形が苦手だったのだが、この作品は受け入れられた。あとがきのおかげで。なるほど妖怪モノとして読めばいいのか。そう考えると素直にすとんと物語に入り込める。主人公も犯人も人間じゃない何かだと考えれば、余計な違和感はなくなる。
    作者が書いているように、犯人の背景があまり書かれていないために、すんなりそういう読み方をすることができた。

    他のラノベもこういう風に楽しめばいいのかもしれない。ラノベの楽しみ方を教えてくれた本。

    それでも「犬」は無理があると思うけれど(苦笑)。オチは最初予想していた通りだったが、そういう目線で読んでも「私」があまりに犬っぽい(人間らしくない)ので途中から予想変更したのだ。せめて少女があえて「かみ殺す」という方法を選択したことに必然性があればな……結果的にナイフでとどめさしてるから、別にその方法にこだわってるわけでもなさそうだし。寝てるところを最初から刺せばよかったよね。
    それに少女と大型犬だと大型犬の方がまだ強いイメージがあるのだが……。

  • 乙一はやっぱりすごいと思う。「犬」が衝撃的。

  • 大学卒業したばかりの頃に出した作品らしくなんとなく瑞々しい猟奇的ラノベ。まあ、いろいろ無理はあると思うけどそれなりに楽しい。

  • !さわやかな朝をむかえたい方は読まないでください。

  • 本格ミステリ大賞

  • おもしろかった。
    猟奇的なアブノーマル感。
    推理小説的なトリック、どんでん返し。

  • ライトノベル風でとても読みやすく読み慣れていない自分でも挫折せず読めました。

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森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち-"GOTH"を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。「夜」に焦点をあわせた短編三作を収録。

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