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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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でも、泣きたくなるくらい綺麗なものだって、たくさん、この世にはあった。
― 244ページ -
きみはいい顔している。際限なく広がるこの美しい世界の、きみだってその一部なんだ。わたしが心から好きになったものの一つじゃないか。
― 245ページ -
確かに、世の中、絶望したくなるようなことはたくさんある。自分に目や耳がくっついていなければ、どんないいいだろうと思ったこともある。でも、泣きたくなるくらい綺麗なものだって、たくさん、この世にはあった。胸がしめつけられるくらい素晴らしいものを、わたしは見てきた。この世界が存在し、少しでもかかわりあいになれたことを感謝した。カメラを構え、シャッターを切る時、いつもそう感じていた。わたしは殺されたけど、この世界が好きだよ。どうしようもないくらい、愛している。
― 244ページ
みんなの感想・レビュー・書評
「君にしか聞こえない(映画)」の原作、「Calling You」を含む短編集。
個人的に、「マリアの指」にはぞくっと来ました。
人間って怖いな、っていう率直な感想。
白乙一、黒乙一、両方楽しめる作品なので両方好きな人にはたまらない一冊だと思います。
表題作はそこまで長くありません。
ただ、何度読んでも胸が痛み涙が流れます。
初めて読んだときは悲しかったり絶望感でいっぱいでしたが
読む度に考えさせられることが異なります。
奥が深い作品。
乙一の短編集。友達に勧められて読んだ。
初めて短編集を読んだけど、電車の中とかの少しの時間にも読みやすいのが良い♪
この中では、しあわせは子猫のかたち、失はれる物語が好きでした。
文章が本当に綺麗。
綺麗で悲しい。
特に「失はれる物語」はなんとも言えない気持ちになった。
私が彼のような状態になったら一体どうしただろうか。
右腕の触覚と考えること以外、何もできないなんて。
どんなに苦しくて悲しいことか。
そんな中で彼が考えた唯一の自殺の方法。
その決意。
乙一さん、いいなあ。
初めての乙一がこれ。
calling you で息が出来ないほど話に入り込んで
傷の上手く表現できない生々しさに感動しました
小説家志望ですが、乙一の様な作家になりたいです
時間がないのでここまでw
楽しめた。冷たい眼差しは数学教師のようだと捉える感性とか、主人公のあぁなんて私不幸なんだ的な内向きな性格の造形とか、地の文から溢れる若々しさに趣がある。狙って書いてるならすごいなぁ。
話もはっとしたりほっとしたり緩急があっていいし、ミステリとしてもうまくまとまっていると思います!
「失はれる物語」「傷」「しあわせは子猫のかたち」が好き。いい話揃いだが、どこか切ない。「マリアの指」はミステリー系。「しあわせは〜」の余韻に浸りつつ頁を捲ったら「パンツくん」。テンションの落差に笑ってしまった。
友人に進められて初めてマジメに読んだ小説。
文章がとてもきれいで、読書の世界にハマるきっかけになりました。
乙一さん、二冊目。 カテゴリーを「家族・夫婦」にしたのは、表題作の「失はれる物語」がとてもよかったから。 心の携帯電話とか、家にいる幽霊とか、「不思議」なんだけど、「そんなこと絶対ないし」とは思えない、ありそうな不思議。 淡々とした描写がかえって余韻を残してくれる。 これで乙一さんにはまった気がする。別の作品も読んでみたい、ぜひ。 〇Calling you 友達のいないリョウは... 続きを読む »
失はれる物語、傷、しあわせは子猫のかたちが好き。
とくにしあわせは~ですね。やさしくあたたかい。弱っているときに飲むあたたかなミルクティみたいな。
「だけど、この世界に痛みを分かち合うやつがいたのだということを、覚えていてほしい。」
乙一/失はれる物語/傷/p.120
「傷」と「失はれる物語」がとりわけ好き。
上記の引用は、この本の中で一番好きな文章。この言葉で「傷」がもっと好きになったし、どういう訳か泣いた。
傷を移動できる力ってきっと便利だろうけど、傷を移動させられて傷を負った人は思いも寄らないほど痛いんだろうな。当たり前だけど。
それを自分が死にたいからって、全部を受け負ったあの子は強いんだろうな。きっと、凄く痛いし辛いから、私は途中で断念しそうだし。
短編集。
「しあわせは猫のかたち」が印象に残ったかな。
推理小説っぽいのに、完全に推理小説ではなく、どっちつかずな感じ。
それが良いのかも知れないけど、私はどちらかに寄って欲しかった。
乙一さんっぽくないというか,アイディア勝負の短編集.なんか不完全燃焼感が・・・.暖かい系の話が多かった気がします.
乙一さんを知った私が一番気に入った一冊です。
他にも『夏と花火と私の死体』や『ZOO』なども読みましたが、この短編集が面白い!
特に私がお勧めするのが『しあわせは猫のかたち』です。
「ぼく」と「雪村」の出会いと交流。本来、出会うはずの無い2人の不思議な共同生活がとても印象的です(^O^)
胸にぐっとくるような話が多かったです。乙一さんの作品は、自分の予想を裏切ってくれる話が多いので、そこが好きですね。

Calling you
いわゆるぼっちの女の子が、頭の中の携帯電話型テレパシーで一人の男の子と繋がる。
無意識の初恋はオフ会(?)で相手の死によって終わる。
テレパシーについても恋について...






