お・り・が・み 澱の神 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.86
  • (24)
  • (17)
  • (31)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 202
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044266103

作品紹介・あらすじ

世界を再び秩序あるモノに…天は現在の世界を破壊し、黒龍・伊織貴瀬を利用し新たな世界の仕組みを作ろうとしていた。残された時間はあとわずか。魔王にして聖女、両方の力を手に入れた鈴蘭は行き過ぎた天を食い止めるため仲間と共に絶対防壁の待つ大神殿へ向かう。しかしそこで待ち受けていたのは奥深くに眠る澱々の神々だった。やがて始まる最終決戦。人は自らの手で未来を創れるのか!?林トモアキが贈る黙示録ここに完結。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 遂に完結した。前巻で衝撃の展開で終わったので続きが気になっていたよ。
    この巻はアウターという存在がどれほど規格外の存在であるかを強く示した物語で世界が神々の手から離れた存在である事が判明した物語でもあったな。
    [more]
    前巻で世界の危機であるかのように書かれていたけど、物語中では異能を知らない普通の人々にとっては明日も変わらぬ世界が訪れると書かれていた。
    世界は鈴蘭によって、神々がおわす世界となり、少しは優しい世界になったのだろうか。

  • 名護屋河鈴蘭の戦いもここで完結.
    そしてちゃんとエピローグで聖魔杯の存在を仄めかす.
    いやー,面白かったわー.

  • 7巻
     最終巻です。
     バトル、バトルです。
     裏で糸を引いていたのは白い人。
      全てを見ていて最強と思わせて、がっかりな最後。
     その代りのラスボスは、これまた白いスライムキング。

     青と赤の兄弟喧嘩でぐだぐだ状況で終了。
     らしい最後でマスラオに続く。

  • 大円団の最終巻。バトルあり、悪ふざけあり、それでいて世界を救っちゃう。「ばいおれんす☆まじかる」から続きマスラヲへ繋がる物語。1巻の頃には特に好きでも嫌いでもなかった鈴蘭が、好ましく思えるようになった。いやー、メイド長頼もしいwこれからも楽しい、素敵な世界を続けて下さい。
    ミスマルカでセリアが言ってた「鈴蘭さんが望んだ世界」の答えがやっと分かった。完全調和の決められた世界ではなく、人がいて、神様がいて、みんなで楽しく過ごす世界なんだね。ミスマルカのゼピルム共和国の理念は、鈴蘭の言から来てるのか。力ある者は人を助け、人は神様達力ある者に敬意を払う。
    「お・り・が・み」の由来がずっと不明だったけど、「澱の神」ってことだったんだ。リップルラップルの正体も分かり、マスラヲを読むのが楽しみだ。全5巻なんだよね~。お楽しみは、これからだ!

  • 大団円。超絶ハッピーエンドでした。やりすぎ感がないわけじゃないけど色々インフレ起こしてるし個人的にはアリ。バトルシーンはどれもアツくてよかったですね。勇者がややおいしいとこどりだけっぽかったのが少し残念かな。まぁまだ成長途上っぽいし仕方ないか。ヒーロー、ヒロインとも『悪』ですしね。

  • とうとう最終巻w
    がんばれすずらんw

  • このシリーズの最終巻です。
    本当に感慨深かった一冊ですね。

    伊織を助ける為に魔王として頑張る鈴蘭たちがかっこよかったです。
    預言者側の神殿協会員と聖女(鈴蘭)側に別れての戦闘は悲しいと、皆を説得してみせた律子さん最高にかっこよかったです。
    そして復活した沙穂に感動。
    しかしあのキャラの違いはギャップが激しくて、きゅんきゅんしました!(笑)
    何だあの笑顔満開なキャラは!爽やかな沙穂は!
    ナイス、ドクター!

    あとは今回ドクターたち魔人の過去に関係ある魔人との戦闘など、色々ありました。
    一番印象に残っているのは、ドクターですね。
    お兄ちゃんと弟の確執。長かったですね…。
    というか、本当魔人たちって常識の外側だなおい!てな突っ込みが多い一冊でもありました。規模が大きいですよね。

    そして新キャラ、ブレザー姿の少女マリアクレセル。この子いいキャラだったです。出番少なかったというか、後半少ししか出てきませんでしやが。
    リップルラップルとのセットが良かったです。姉妹は可愛いなぁやっぱり(笑)神殿協会の壁画の件も面白かったです。

    しかし、この作品では物語の都合上なのか欠席キャラが多かったですね(笑)
    風邪引いたから来れないとか、老体にはきついとか…本当、最終決戦なのに緊張感がない(笑)

    マリーチも可哀想でしたね。でも最後は戻ってくれて嬉しかったです。
    リップルラップルの竜攻撃も凄かった…!

    あとは、本当のラスボス・伊織もといアペイロンですね。
    展開的には私好みだったです。
    鈴蘭も迷わず殺されちゃって…。
    でも鈴蘭は神殺しの一族ですしね。しかも魔王ですしね。
    ここら辺の鈴蘭らしさや、このシリーズらしさの常識破りな感じが良かったです。
    こうじゃなきゃこのシリーズらしくなかったと思います。
    しかも最後、ミッペルテルトスライムをゲットするリップルラップル。
    そういやこの子好きだったんだよね…なんて思わず遠い目をしてしまいました。

    でも、おいしいとこ掻っ攫った筈の伊織よりも、ドクターの方が印象に残ってるのは何故でしょうか…(苦笑)あとは律子とか…。うん。


    でまあ、最後の鈴蘭らしかったですね。
    自分が楽しくなくちゃ意味がない的なことを言った鈴蘭は、本当にかっこいいと思いました。
    そして最後の二千年前の聖人も〜というところ、かっこよかったです。

    そしてエピローグ的なものですが、何だか本当に丸く収まって良かったです。
    死んだ人が生き返るとか、かなり無理やりだし夢見がちですが、それでもこのハッピーエンドは本当にいいエンドです。
    本当に王道な終わり方な筈なのに、本当に良かったと心から思える終わり方でしたね。

    で、最後のメイド長鈴蘭。素敵すぎます。
    最近はめっきり影が薄かった悪の組織ですが、最後は本当悪の組織っぽかったです。
    流石悪役ですね!

    本当に綺麗で爽快な完結でした。
    温かく見送ることの出来る感じで…。
    これから先のことが気にならないと言えば嘘になりますが、本当に良かったです。名作だと思います。

    で、続編読んじゃった私です。あはは(笑)

  • ラノベの中で一番よかった。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

新潟県出身。第5回角川学園大賞にて『ばいおれんす☆まじかる!~九重第二の魔法少女』で優秀賞を受賞、同作でデビュー。著作に「お・り・が・み」「戦闘城塞マスラヲ」「レイセン」「ミスマルカ」シリーズ(全てスニーカー文庫)があり、スニーカー文庫を代表する作家の一人。

「2019年 『ヒマワリ:unUtopial World8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

林トモアキの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×