ミスマルカ興国物語 VII (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044266233

作品紹介・あらすじ

残りわずかとなった聖魔杯の紋章を求め、大陸中に大きな影響力を持つ神殿教団を訪れたマヒロ。しかしそこでは、急進派の枢機卿だったクラウディスが新たな教皇となり、"聖戦"を発動していた!各地に聖騎士が派遣され、動乱の渦に陥る教団領内。一方、追われる身となったマヒロたちは、戦火を避けつつ、すべてのきっかけとなった、教団の最重要人物"預言者"に出会うが-王道"系"ファンタジー、第一部衝撃のクライマックス。

感想・レビュー・書評

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  • おっおっおもしろ!リアルに手に汗握ってて、閉じてみたら表紙が湿ってた!第一部完結に相応しい筋とラストでした。
    戦争、戦闘、聖戦。ピンチをマヒロの機転で抜けたと思ったら、待っていたのは人間をものともしない、今までの行いを否定するような魔人。そのあとの帝国姫との会談を得て、開戦。容赦ない一撃と完全な敗北。パリエルもの裏切り。でも、そこでは終わらない。

    圧倒的な力、ってのが一つのキーワードかも。マヒロと紋章があれば、帝国が奮った暴力くらい簡単に出来る。でも約束というかルールがあるから使えないし使わない。ある意味ジレンマ。勇者ランデルディーもアンゼリカも、シリアスカッコいい面が見れた。

    マヒロ側が失ったのはエーデルワイスら元々帝国の手駒だった者と名もない兵達、あとは父であるラヒル二世。帝国は聖魔杯を見越して彼らを潜入させていたのか?まさかエミリオまで裏切っているとは思わなかった!帝国の風将エーデルワイスってなんだそりゃ!?もう色々完璧すぎ。次巻はほのぼのボケツッコミが見たいです。パリエルとのやり取りが見られないのは寂しくなるかな。あと、あとがきも好きです。
    イラストとの相性も本当にいい。動きと勢いがあって、バイク等の細かいパーツと街中等の背景も描けるってどれだけだ。

  • 一部完結。
     前半は教会とお宝探し。
      初めての敗北?かな。
      後半は一気に物語の核心へ。片翼の天使は反則じゃないかな。

     そしてラストへ。あっけなく、第2部へと続く。

  • ここにきて一気に面白くなった!!

    一旦綺麗に終わると思っていたのに、
    2部への伏線でしかなかった。。。

    でも、いままでの話を覆す展開!!

    おーもーしーろーいーーー!!

    『マスラオ』とかリンクしてる小説も読んでみたい。
    重要なさぶキャラの時々つぶやく内容が、どうリンクしているのか。。。

    うまい。。。うまいなあ。

  • 第一部完で一段落かと思いきや最後のどんでん返しが凄まじい。クーガーとか預言者とかシャル姫とか色々語れるところがあるのに最後の展開が全て持っていった感じ。第二部がどうなるのか予測がつかなさすぎて早く読みたいです。

  • トモアキすげぇ。今回はシリアス分多め。おりがみ勢がゴロゴロ出て来たな。

  • この一冊は絶望だらけ。
    読了 2010/6/4

    超・展・開!!

    マリーチたちと対面するマヒロ!!
    そして、クーガーが良すぎる(><)

    お・り・が・み5巻を読んで、
    改めて読み返したくなりました。

    異端者として追われてしまうマヒロたち。

    登場人物それぞれがもがいているようにも思えて、
    誰もが哀れに思える物語の流れ。
    今回のもう1人の主人公とも思えるのがジェス。
    ジェスとエミットの関係がどうなるか楽しみです。

    終盤の衝撃すぎる超展開から次の巻が待ち遠しい。

  • 二転三転の大盛り上がり

    お・り・が・みが好きな人にはたまらんよねー

  • 紋章捜索4枚目。とんでもなく予想外の展開です。いつもと違ってコメディ控えめ、2/3はドシリアスです。シリーズの続きですが、いつもの調子で読むとヘビーかも。今までもびしっとシリアスなところは締まっていたのでシリアスも上手いんだろうとは思ってましたがスゴイ引きこまれっぷりでした。第2部も楽しみですが、そこで引くか!とやきもきしました(笑)

  • トモアキの本気。
    マスラヲやおりがみに比べると盛り上がりに欠けると思って切ろうかと思っていたが、おりがみ勢でしゃばっているので切るにも切れず何だかんだ読んでました。
    切らなくてよかった……!!
    マリーチ復活は不評みたいだがおりがみスキーとしてはアウターキタァァアアでテンション上がった。
    凄まじい一部完。引き上手い。

  •  極悪なくせに続きがすごく気になります。
     この人は“ひき”が上手です。

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著者プロフィール

新潟県出身。第5回角川学園大賞にて『ばいおれんす☆まじかる!~九重第二の魔法少女』で優秀賞を受賞、同作でデビュー。著作に「お・り・が・み」「戦闘城塞マスラヲ」「レイセン」「ミスマルカ」シリーズ(全てスニーカー文庫)があり、スニーカー文庫を代表する作家の一人。

「2019年 『ヒマワリ:unUtopial World8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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