名探偵は、ここにいる―ミステリ・アンソロジー〈1〉

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 54
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044269012

作品紹介・あらすじ

本格ミステリといえば、なんといっても名探偵!中学生探偵・狩野俊介が怪奇な館の謎に挑む『神影荘奇談』。あたしの相棒、究極の安楽椅子探偵の推理が冴える『Aは安楽椅子のA』。謎めいた文庫本に導かれ、少女は6年前のあの日に辿りつく-『時計じかけの小鳥』。大の納豆嫌いだった男の胃に詰まっていたものとは!?幼い根津愛も登場する『納豆殺人事件』。ミステリ入門としても楽しめる、書き下ろしアンソロジー第1弾。

感想・レビュー・書評

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  • 太田忠司、鯨統一郎、西澤保彦、愛川晶の
    短編アンソロジー。

    太田さんと西澤さんは、読んだ覚えがあります。
    読み返しつつ、そうそうw と思い出していました。
    2度読んでも面白かったです。

    鯨さんの、物の声が聴こえる話は、ある意味恐ろしい。
    そういう意味では手を染めていないけれど
    これは完全に人としてアウトです。
    それとは別に、主人公はどうして正社員だと
    勘違いしていたのでしょう?

    愛川さんの話は、思い込みって恐ろしいな、と。
    とはいえ、それが離婚の原因なら
    そう考えても仕方ないかと。
    それよりも問題は、彼の恋心の方でしょうか?

  • カバーイラスト / 藤田 新策
    カバーデザイン / 岩郷 重力+WONDER WORKZ。

  • (収録作品)納豆殺人事件(愛川晶)/時計じかけの小鳥(西澤保彦)/Aは安楽椅子のA(鯨統一郎)/神影荘奇談(太田忠司)

  • 「神影荘奇談」 太田忠司著
    事件の舞台となる怪しげな「神影荘」の雰囲気がドキドキとさせてくれます。ラストは少し悲しかったけれど、俊介少年の熱弁に救われた感じです。これは狩野俊介シリーズの一編だそうで、他の作品も読んでみたくなりました。

    「Aは安楽椅子のA」 鯨統一郎著
    鯨氏らしいトンデモミステリ。名探偵の正体にはビックリしました。あれって反則じゃあ…(笑)馬鹿馬鹿しくはあるけれど、やはり読みやすさは抜群です。

    「時計じかけの小鳥」 西澤保彦著
    どこかで読んだことがあるような…?と思いつつ読了し、調べてみると同氏の「パズラー―謎と論理のエンタテイメント」に収録されていました。苦い青春ミステリ。後味は決して良いとは言えないけれど、奈々の気持ちも分からないでも無いなぁ…。

    「納豆殺人事件」 愛川晶著
    こちらは根津愛シリーズの番外編(?)みたいです。ミステリとしてはまぁまぁだと思うのだけれど、どうもキャラ(特に根津愛)を好きになれず、あまり楽しめなかった…。それにしても根津刑事、美味しいところ取りですな(笑)シリーズファンの方向けの作品かも知れません。

  • まぁまぁ・・・(;^ω^A

  • 2004年7月21日読了

  • 2006/08/20読了。太田忠司氏の狩野俊介シリーズが収められているので買ったのだが、他の短編もなかなか楽しめました。

  • 太田忠司氏の神影荘奇談、これはあの狩野俊介君が登場です。
    鯨統一郎氏のAは安楽椅子のAは、さすが鯨統一郎氏。この安楽椅子探偵は他ではありえないでしょう。
    西沢保彦氏の時計じかけの小鳥は、タックシリーズに近いテイストでしょうか。
    愛川晶氏の納豆殺人事件は根津愛シリーズ。といっても、愛ちゃんは7歳、あの伝説の「カレーライス殺人事件」の2ヶ月ほど後の事件で

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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