愚者のエンドロール (角川文庫)

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  • 858レビュー
著者 : 米澤穂信
制作 : 高野 音彦  清水 厚 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2002年7月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044271022

愚者のエンドロール (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面白かった。
    前作が短編なのが長編だったのと、
    軽くてとても読みやすいので期待はせず油断していたのだが、
    伏線に見えないところが実は伏線になっていたり、
    最後はそこが綺麗に回収されていたりしてとても満足感があった。
    うまいなーという印象。

    続編を読むのが楽しみ。
    ★4.2

  • 米澤穂信作品としてはなんとなく王道的な作品かなぁと思った。主人公のおれきほうたろうの後悔(でいいんやろかと思うけども)というようなあまり多くは描かれない状況が、彼を高校生たらしめているような気がした。

  • これは面白い。このシリーズ自体面白いけれど、今作は中でも素晴らしい。色々と物足りないところも、主人公の味だし。

  • 古典部、2作め。
    えるちゃんの知り合いの先輩からの頼まれごとで夏休みの何日かが消化されちゃったけど古典部の文集「氷菓」は本当に完成するのかな。
    どうなることやら続きが気になる。

  • ホータローがついにやる気を出して、今後のストーリー展開も省エネではない感じに変わっていくのかと思いきや、そうは行かず。女帝恐るべしです。

  • 古典部のメンバー
    あの、高校の…
    この空気感は、大好き。

    ただ、ぬる感のミステリー…
    なん、だろ。ふむ、と、思いつつ。
    あっという間に読了‼︎

  • 読めるんだけどやっぱり微妙に好きになりきれないやつ。内容と言うよりキャラクターの問題で。

  •  ミステリーの多重性、多義性をメタファーした、なかなか面白いプロットに彩られる作品である。

     正直、登場人物の言動・態度は余り好きではない。また、好奇心の乏しい省エネタイプの人物が探偵役というのも、ストーリー進行上、かなりの無理を感じる。
     その意味では、ミステリーという単なる謎解きを超える部分、その構成に魅かれるところだ。

     また、タロットカードの「力」に準え、あるいは暗喩された主人公奉太郎の背景事情は、人物造形として気にかかる点だ。もっとも、えるや入須先輩を対手とする理由・必然は、物語りないでも未だ不明であり、納得できる描写は乏しい(逆に、説明文章が不自然に感じられるほど多い)。
     姉の存在が関わるのだろうか?…。

     さらに言えば、奉太郎とその姉は別儀として、古典部の他の登場人物はゲームキャラのような見え見えの配置にしか見えず、神(つまり著者)の御手が見え過ぎである。この点は、やや興ざめでマイナス要素。

  • 高校の文化祭の出し物に自主映画を作ることにした。ところが、撮影などある程度進んだところで脚本が未完にも関わらず脚本担当の生徒が病でリタイヤしてしまった。その脚本の続きを第三者の古典部の主人公たちが推測する。

    人が死なないミステリー
    読み易くて面白い
    叙述トリック

  • 自身の才能と向き合うのは、青春時代を経験した人なら珍しいものとは思わないだろう。主人公が、そうする場面は共感などもあり、非常に心が揺さぶられた。謎はすべて解けたのに、それまでの道のり故にどこか晴れ晴れとしない主人公は、まさに思春期といった感じだ。青春の爽やかさと鬱屈さが楽しめる素晴らしい一作だった。

  • 1作目「氷菓」を読んでから随分と間が空いてしまったがようやく読了。ちょっと手の込んだ青春ミステリ。シリーズものなので、やはり1作目を読んでから読むことをおすすめするし、今後の展開も気になること間違いないですね。

  • 古典部シリーズの二作目。今回はミステリー色が強い。

    【あらすじ】
    「女帝」の二つ名を持つ入江先輩から、クラスで創った文化祭用映画の視聴を依頼された千反田える。古典部員を誘って欲しいと頼まれ、奉太郎・里志・伊原も同席する事になった。
    映画の内容は、廃墟の劇場で起こる殺人事件。しかし、犠牲者が出たところで映像は終わる。怪訝に思う奉太郎達に、入江は真犯人は誰が妥当かと問う。

    【感想】
    素人集団が作った解決編不明のミステリーに奉太郎の推理が冴える。その彼を誘導する入江の曲者振りが凄い。冒頭と末尾に挿入されたチャットもとても効果的。やさしい人であれば真実に辿り着けやすいかも。前作より推理小説色が濃いのが個人的には良い。
    あとがきによると、アントニー・バークリーの「毒入りチョコレート事件」が元祖、我孫子武丸の「探偵映画」が先例とのこと。プロットに前例があると知らず、読破後は新鮮さと機転の良さを感じて大変面白いと感じた。これらの作品を読んでから、改めて本書に戻ろうと思う。

  • 伏線に全然気がつけない。悔しい。わかる人だけにわかるようなネタがちょいちょい挟まれてるのもよいですねをミステリはまるで読まないのでその辺のネタにはまったくわからんけども。

  • 平成29年1月4日読了

  • 再読

    奉太郎が手のひらで踊らされてて

    でも最終的には色んな情報を元に真実に辿り着くのはすごいなと思う

    『氷菓』のアニメが好きで

    小説で最新刊が出たので改めて古典部シリーズを読み直し

    やっぱ面白い
    アニメのイメージが強いケド(笑)

  • 読んでいてとてもつらかった。
    ホータローに任せきりで古典部のほとんどが動いていないのに、いざ推理がずれていると辛辣に否定をしていて読んでいて悲しくなる。
    いつもながらホータロー姉の策略であるわけだけど、掌で踊らされていてピエロになってしまっているホータローを見ているようで自分を傷つけられたような悔しさがある。

  • 本と関係ないけど、アニメ版見たくなってBD探したけど、見つからなくて超へこんだ…
    そういえば、HDDにおいてる状態で見まくって、もういいだろう+1話消えてたってことで焼かなかった気もする…

    内容はまあアニメと同じ。
    前半読んでる時に犯人思い出しちゃって、おもしろさ半減した気も。
    まあミステリーだとこういうのは仕方ないけど。
    どっかで書かれてたけど、人が死なないミステリーってのもいいもんだね。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。

    【キーワード】
    文庫・青春・学校・古典部・部活・シリーズ・日常の謎・ミステリー・アニメ化

    【映像化情報】
    2012年4月-9月にアニメ化
    出演:中村悠一・佐藤聡美・阪口大助・茅野愛衣 他

    +++2

  • 氷菓より好み。「ホラーも広義ではミステリー」というのはなかなか衝撃的だった。

  • 古典部シリーズ2作目。
    ☆3.5くらい。前作よりもずっと好き。
    あとがきによると、アントニイ・バークリー『毒入りチョコレート事件』リスペクト。先例は我孫子武丸『探偵映画』だそう。
    『毒チョコ』は未読ながらバークリーは大好きな作家、『探偵映画』は既読で非常に楽しめた作品。と来れば、この作品が好きなのも当然か。

  • 「誰でも自分を自覚すべきだ」という言葉が印象的だった。

    自分には特別な何かがあるんじゃないか。と思ったり、
    自分には特別な何かなんてなくて凡人なんだ。と思ったりしたことは大抵の人が経験することなんじゃないだろうか。

    失敗することは挑戦している証拠だし、失敗しないで成功した人を僕は知らない。
    つまり失敗するのは良い傾向だと思う。

    本自体はとても読みやすい。
    小ネタが散りばめられていた。
    (あとがきのフェルマー)

  • 「氷菓」から始まる、古典部シリーズの2冊目。

    前作に比べかなりレベルアップしている、との評価をちらほら耳にしておりましたが…うん、なるほど。

    2重3重にも張り巡らせた仕掛けは、実にお見事。一見ほんのり微笑ましい学園物と思いきや、地味に、実に地味にえぐってくるのです。いやはや、ビターです。アニメ版を先に観ているのでそちらに印象を引きずられる事は否定できませんが、予断無しに読んだとしてもやはり相当に自分好みだったと思います。

    ちなみに、沢木口説が結構お気に入り。見る角度によって、なるほどこうも変わるのか。ミステリーって何だろう。

  • さらに再読。
    --
    再読。
    この少しだけ毒のある感じがたまらない。

    ---
    古典部第2弾。
    文化祭前の夏休み、今回は中途で終わってしまっているビデオ映画の結末を探す様、頼まれる面々。いつもながら見事でした〜。面白い。
    ほーたろーのやる気のない感じとか好き。
    ちょっとほろ苦いところとかも青春ですね。

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