GOSICKIV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281106

感想・レビュー・書評

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  • 再読。第1次世界大戦と第2次世界大戦の間のヨーロッパの架空の小国に舞台が設定されている意味がそろそろ発揮されてきた。謎解きも魅力だが、ヴィクトリカを巡る物語が大きく進んでいく予感。

  • 学園にある時計塔で死者がでた。
    しかも20年で5人目。
    リヴァイアサンと呼ばれた錬金術師からの挑戦状を受け取ったヴィクトリカが珍しく積極的に謎を解く話。

    及び、三角関係っぽくなったり、ちょっとずつ変化し始めている。
    女の子達がうん、はちゃめちゃすぎてちょっとな、って所以外は楽しめる。

  • 今回は学園でおきた事件を解決しているけど、ヴィクトリカが積極的に行動しているのが印象的だったな。それだけ過去からの挑戦状に興味を持ったという事かな?
    それにしてもヴィクトリカが図書館外にでたからアブリルと接触して、ヴィクトリカ、久城、アブリルの三つ巴が発生しているのが印象的だったな。ヴィクトリカに物怖じしないアブリルも相性は結構良いのかもしれないな。
    [more]
    事件解決も面白かったがこれから訪れるであろう嵐が迫ってきた事を示す描写が増えてきたのが印象に残っているな。久城もヴィクトリカが普通の存在ではなく、今後に何か起きるのではないかという不安が出てきて、2人の関係も気になる事だな。
    それと久城が結構動けるのが意外だった。以前に動けなかった事を悔やんでいたのかな?

  • 2010-07-00

  • 不穏な空気を感じる第4弾。

    金の書物の謎を解きに、
    ヴィクトリカが大図書館から出て
    学園内で思索に耽る姿が新鮮だった。

    アブリルといいセシル先生といい、
    このシリーズに出てくる女性たちは
    いい意味で鈍感でとてもタフでとても優しい。

    二人を引き裂く嵐が来なければいいと
    なんだか切なくなります。

  • 今では考えられないけど、非科学的な錬金術を信じる人たちが、過去にはたくさんいたんでしょう。そして、ソヴュール王国にもまた…。今回は王国の歴史の一部と、聖マルグリット学園の持つ別の顔を見ることができた。一弥とヴィクトリカの距離が縮まれば縮まるほど、灰色狼の村で言われたことが気になって素直に喜べないのだけど、物語は確実に動き出しつつある。別の場所に同時存在できるというブライアン・ロスコーの存在も気になるし、この王国の持つオカルティックな部分が、今後にどう影響してくるのか楽しみ。

  • 【あらすじ】
    季節は初夏。今日も図書館塔最上階、秘密の小部屋で読書にふけるヴィクトリカの頭上に、金色の書物が落ちてきた。そこには“未来の汝よ。我は愚者なり。そして汝、愚者の代弁者となりて、我が愚かなりし秘密を暴け!”とメッセージが。時を同じくして学園にやってきた謎の人物。そして、時計塔で起きた密室殺人…知恵の泉のもと、すべての謎がひとつになるとき、王国の禁忌が白日のもとに!?人気ミステリ、急展開の第4巻。

    【感想】

  • ヴィクトリカがついに下界に下りてきた。
    灰色狼と言ってしまったアブリルに対して、ヴィクトリカは悪い印象を持ってしまったけれど、何だかんだで2人は仲良くなれるんじゃないかな。

    錬金術師リヴァイアサンがマントを被っていた理由は本人が黒人だったからというのが、その時代の背景を活かしていて良かった。
    前作に引き続き、ブライアン・ロスコー登場。まだまだ謎に包まれたままなので、今後どのように話に関わってくるか楽しみです。

  • 季節は初夏。今日も図書館塔最上階、秘密の小部屋で読書にふけるヴィクトリカの頭上に、金色の書物が落ちてきた。そこには“未来の汝よ。我は愚者なり。そして汝、愚者の代弁者となりて、我が愚かなりし秘密を暴け!”とメッセージが。時を同じくして学園にやってきた謎の人物。そして、時計塔で起きた密室殺人…知恵の泉のもと、すべての謎がひとつになるとき、王国の禁忌が白日のもとに!?人気ミステリ、急展開の第4巻。

  • GOSICKも4話
    毎回登場人物欄に出てくるアブリル・ブラッドリー 
    3話までなんとなく影が薄かったが、今回は活躍するのか?
    読み始める前にパラパラめくるとアブリルがけっこう目立つ。
    それでは早速参りましょうか 20160831

    19世紀末の世の中を取り込みながらも、桜庭一樹流のまったくのフィクション
    おもしろく読みました。
    20160904読了

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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