GOSICKs III ゴシックエス・秋の花の思い出 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1643
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281144

感想・レビュー・書評

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  • ほんとにGothic大好き⋯

  • 今回の短編はすべて花にまつわる男女の不思議な話。
    体調を崩してしまったヴィクトリカのために、一弥が本と花を持っていき、物語を読み聞かせてあげる姿はなんとも微笑ましい。また、一弥からもらった花をこっそりと大事にしているヴィクトリカもかわいい。
    一見すると、謎などないような物語からヴィクトリカが謎を見つけて解き明かしていく。すると、物語は違った展開になる。なかなか変わった趣向で読んでいて楽しかった。
    GOSICKsの本編に付随した短編集なので、さらっと読めてしまうところが良い。いつものことながら、最後は本編の続きを匂わせる終わり方になっているので、自然と次を読みたくなってしまう。

  • 『GOSICKs』Ⅲ 読了。
    GOSICK Ⅵの後の学園生活の話。風邪をひいたヴィクトリカは暇潰しのため一弥に図書館にある本を読んでもらって推理してもらう…その当時かかれていたことを推理をするが花にまつわる内容でロマン溢れてました。

    2016.5.24(1回目)

  • 本編の読み終わったところまでに追いついたぁ。
    暴走列車から逃れて、学園に帰ってきたもののヴィクトリカが熱を出してしまいます。お疲れですよね。
    心配した久城くんがお花とお花にまつわる書物をもってヴィクトリカの様子を見に行きます。歴史のなかに埋もれた花にまつわるミステリ。ヴィクトリカがいつものようにちゃちゃっと解いちゃいます。そしていつものように久城くんあ然です。
    でも2人の静かで穏やかな時間は長く続かないようです。ヴィクトリカの様子をそっと見にくるコルデリアの愛情が深いです。

  •  今回の短編集は、花にまつわるいくつかの歴史的な物語を取り扱ったミステリーである。
     もっとこの路線で短編集を読みたかった。どれも良く出来た物語で(もしかすると史実かも知れない)、個人的には中国のお話なんて本当にありそうなものだと感じた。おそらく、自分には(不見識により)判断できないだけで、それぞれの国に伝わる物語に即した形式が採られているのだろう。
     花言葉を主題に、物語の真相が整えられているのも非常に好ましい。もしかすると、Gosickのシリーズの中でもっとも楽しめたかもしれない、そんな一冊だった。文句なしの星五つである。

  • おはなしとお花でほんわかさせての、エピローグ。憎い演出!

  • Sのなかでいちばんすきかも
    いやむしろ本編よりも

    ゆったりとした中で一弥から語られる、色んな時代の、花にまつわる、色んな国のお話

    どの時代も、人間ってのは汚くて、優しくて、情熱的で
    なんつーかもう
    いい話たちだった

  • 花ことばにちなんだ話が全部で五つ
    昔話なので考察という形になっているが、話の中に隠された謎を解明していくのはさすが。
    短めだがオススメの一冊です。

著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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