ムシウタ11.夢滅ぼす予言 (角川スニーカー文庫 い 1-1-11)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.15
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本棚登録 : 198
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044288242

作品紹介・あらすじ

"虫憑き"を捕獲し管理する最強の中央本部が何者かに侵略され、赤牧市が正体不明の霧に包まれた。史上最悪の事態の真相を確かめるべく、単身赤牧市に潜入した"かっこう"は、不完全な"虫"に襲われている少女を助ける。ミッコと名乗る少女は「私の家族が誰かを"喰べ"てしまったのかも」と"始まりの四匹目"が存在するかのような予言を告げる。街に不完全な虫が大量発生したいま、かっこうはこの世界を止めることができるのか-。

感想・レビュー・書評

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  • 赤牧市が霧に包まれるという事件が起き、大助も真相の究明に乗り出すことになります。ところが、霧のなかで彼はミッコをはじめとする4人の人物に出会い、彼らと行動をともにするなかで、虫憑きという存在にまつわる秘密を知ることになります。

    霧のなかから生還した大助は、虫憑きにかんする秘密を知る特環副本部長の魅車八重子(みぐるま・やえこ)のもとに向かい、その後彼は浸父との最終決戦にいどむことになります。

    これまで明かされなかった虫憑きの起源にかんする謎がようやく明らかにされています。虫と夢との関係には、それほど意外性は感じられなかったものの、さまざまなコンテクストがひとつに結びあわされることの快感があります。

  • ☆3.5

    ムシウタの敵である始まりの三匹が生まれた過去を描いた話。

    一号指定の謎や始まりの三匹、他のキャラクターの設定とかも大体出しているのは好感。
    このまま終わりまでノンストップで行って欲しい。

  • やっと終わりが見えてきた。

  • 読了後のどうしようもない切ない気持ちが
    いつもどおりありました。
    虫憑きたちと浸父との戦い。
    辛い戦いの果ての、
    ハッピーエンドとは言い難いラストシーンは、
    容赦のない冷たさを背筋に感じた。

    傷ついて苦悩して前を進む虫憑きたち、
    そして、大人たちの容赦のない冷たさ。
    本当の敵の存在があいまいで、
    結局、大人たちに踊らされているような虫憑き。

    そして、大介の中での土師、詩歌の存在の大きさが
    改めてわかったような気がする1冊。

    ラストが楽しみであり、
    ラストを迎えることが寂しくも感じられる。
    シリーズ完結後には最初から読み返したいです。

  • いろいろ伏線を回収したり

    出来てるよね>伏線回収

    シリーズの冒頭から昏睡状態の土師に今後期待

    ずっと人物紹介にのってたしね

  • 2011/03/01
    ⇒まんだらけ 367円

  • あまりにも終始怒涛の展開すぎて鳥肌しかなかった

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