灰よ、竜に告げよ: されど罪人は竜と踊る2 (角川スニーカー文庫 165-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 783
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044289027

作品紹介・あらすじ

俺達の弱小事務所に回ってくるはずもない仕事だった。郡警の要請で、異界から出現する"禍つ式"を駆逐する仕事と、企業誘拐をめぐる巨額身代金の引き渡し。だが、偶然と思われていた二つの事件は、いつしか市全体を揺るがす災厄のゲームに変わる-超絶に非常識な相棒のせいで、ろくな人生を送れないとは分かっていたが、どうしてこうも最悪の敵に遭遇するのか、誰か教えてほしい。ダメ咒式士二人組が放つ、テクノマジック第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • ガガガ版の1をよんだついでに2も再読。
    なんだかんだ2が一番好きかもしれない。
    アナピヤ編はエログロだいじょぶなわたしでもきついので。
    再読っていいよー、新たな発見があるし伏線とかわかってくる。
    レメディウスは多分自分が惨めに死ぬだろうってことも
    しってたんだろうな・・・
    でもやっぱりやらなきゃいけなかったんだよね、きっと。
    ガユス、ギギナとともにレメディウスに打ちのめされた巻でした。

  • いろいろと突っ込みどころが多すぎる。なんて書けばファンに反論されるだろうと思いつつ、やっぱり書いてしまうが、突っ込みどころが多すぎる。次の巻への伏線もあるだろうが、読者にはさっぱ解らん内容も書かれているし。とは言え、戦闘描写は迫力があり、独特の世界観を構築している。設定好きにはたまらないものがあると思う。

  • テンポが良く展開の早い戦闘シーン。
    凄絶な表現。独特の言い回し。

    1巻で提示されたいくつかの謎にもやや踏み込み
    ぐっと面白くなってきた。

    ただ、所謂ライトノベルの中で
    ここまで書いて良い物なのだろうかとふと疑問にも思った。
    単純に戦闘中に負う怪我ひとつとっても
    具体的で凄惨な情景だが
    ジヴとの話、今回のレメディウス関連の話など
    事実があまりに酷薄で重過ぎる。
    吐き気がするほどだ。


    人の心は所詮ガユスの言う様に
    ”たかが数百種の脳内物質と電気信号の集合体。”
    である。
    しかし、それだけのものと言い切れない複雑かつ繊細で多彩なのが
    人の感情というものだと思う。

  • ポイントは「乙女のように可愛い悲鳴」。
    禍つ式の耳がアホなのか、まじで被虐心を煽る声なのか。
    そしてつくづく思うのが、前衛咒式士の戦闘力がとんでもない。
    後衛のガユスと比べるのはある意味お門違いだなー。

  • ここから面白くなってきたよね

  • だいぶ黒いす。
    神ならぬ我が身だからこそ言うが、
    独裁者の言は正しい。
    この世は矛盾に満ちていて、
    全ての人を幸福にする事は不可能。
    必然選択・淘汰は不可欠で・・・。
    自ら手を下すことも、
    それを知りつつ目も耳も塞ぐのも実際は同じ事。

    それでも人は生きていかねばならない訳で。
    哀しいかな小さな幸福を追い求める訳で。
    皆目先の事で勢一杯なのである。

    ・・・書評じゃねーな。

  • 一巻もさることながら二巻も面白いです
    ガユスは化け物とか変態にはモテるんですね
    鬱度は増しつつ、少年漫画みたいなノリを維持できるのが凄い

    あと、この頃は表紙は主人公二人が交互に担当するんだろうなあ、と思っていました。

  • 「文章そのものの魅力」で読ませる小説があるとすれば、このお話がそうです。一人称と三人称の混在っぷりが個人的には許せない気がしますが、また、主人公の感情描写がぎこちない気もしますが、あらゆる欠点を補って余りある魅力があると思います。

  • 同じくされ竜シリーズ二作目。
    テンポもよく戦闘シーンも面白く、またガユスとギギナのかけあいは相変わらず冴え渡ります。
    腐女子的な意味では、ガユスが悲鳴をあげさせられるシーンですっごくにやにやしました。

  • 借本。
    救われなさ加減といい、現実感といい、この辺りが面白い。
    1巻もそうだったが、読んでいると、漫画のコマ割のような画が、ポンポン脳内に浮ぶ。
    3巻も、借りてみよう!図書館にあったら。

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