まどろむように君と―されど罪人は竜と踊る〈7〉 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044289072

作品紹介・あらすじ

失ったときは耐えられると思っていた。それは、何度も繰り返してきたことだから。だが俺は君を失うということの本当の意味を知らなかったらしい。この胸にある痛みを感じるまで気づかないとは、相変わらず間抜けなことだ。それでも俺はこのエリダナという街で、今までと同じようにロクでもない依頼を受け続けている。君のいない毎日を、日常というくそったれた日々にするために-。ダメ呪式士たちがつづる追憶の事件簿第7弾登場。

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。
    金貸しの話と浮気の末のストーカー始末に負えない話と、女同士の醜い争いと猊下と楽しい仲間たちのお話。あ、後椅子の話があった。圧倒的才能ってある意味暴力みたいなものなのかもしれない。
    個人的には主人公たちよりも猊下の12人のわんわんの方が読んでいて面白い気がする。多分あまりウェットにならないから。

    女の醜い争いは…ちょっとねぇ。読んでいて面白くない…。アレがいつもはガユスにいいようにやられているという設定もちょっとね。他人を騙すのは良くないよ、愛があっても無くてもと個人的には思いました、ウン。

  • 短編。今巻も短編集だとは思わなかったので意外だったが、読みやすかったし、面白かった。

    『黄金と泥の辺』は、オチが見え見えで、それを信じたくなくて、読んでいて苦しかった。
    でも世の中はこんなもので、信じる者は救われず、正直者が馬鹿を見ることも多い。
    〈侍〉が語られ、ガユスにとって印象深い存在だったと描かれているのも好きだ。
    キクチも、ある意味日本人らしい。

    『三本脚の椅子』
    才能とはなにか。楽しい事と楽なことは違い、好きなことをするのは楽しいこともあるがけして楽ではない。
    苦しいこともたくさんあるわけで…。
    いろんな愛の形というものも、見せられたと思う。

    『優しく哀しいくちびる』
    黒シヴのノリは嫌いではないのだが、中盤個人的には冗長に感じて飽きる。
    ただ、あとがきによると7時間で書き上げたのだとか。それを聞くと、このテンションというか勢いというか、流れるままのノリにも納得の書き下ろし。
    これもオチは端から、少なくとも読者には見えているものの
    いつになく素直なガユスにほっとする。
    ジヴの気持ちを慮って、看取るなどといったものの、本当はそんなことは無理だという吐露にはちょっとぐっときた。
    これがふたりが別れる前のエピソードだというのが切なくなる。

    十二翼将の書き下ろしは、個人的にはあまり好きではないです。文章のノリがあまり好きではないし、全員登場は良いけれど
    性格付けがちょっと激しすぎるかなという印象。

  • 短編集。
    十二翼将揃い踏み。強烈なキャラじゃないわけがない、みたいな。
    バロメロオが普通の変態に見えてくる。

  • ここらでやばかった

  • 救いのない短編集。

    どうしてこうなっちゃうんだろう?

    *黒女皇様が再降臨されております。

  • しあわせの後ろ姿がウチの未練がましい
    駄目親父とあいまっていい感じ。
    翼の在り処 ウフクス可愛いよウフクス。
    不肖このワタクシ、君にためなら死ねる。
    あとサナダスキー
    黒の魔皇サマもっと暴れていいのに、なんかチガウ
    金も重要。あとイスはいらない

  • 竜+ノイジィーなんでキライではない。
    暗黒ライトノベルと言われているが、そういうのもキライではない。

    んが。
    疲れてる時には文章が独特過ぎてしんどい。
    特にデビュ作の「されど〜」は本当にしんどい。
    独特なワード満載なんで、そういうのに痺れる人はどうぞ。
    俺にはちょっと過剰な感があるが。

    ここまでしか読んでないんで、この後のはチラっと立ちよんで脳がいけそうだったら読む。

  • 現在ここで本編どまりなんですよねー。
    早く続編でないかな!!

  • 短編集その3。
    黒ジヴ様三度。

    そして12翼将勢揃い。
    ・・・なんだけど、くせ者多すぎ。

  • 内心(また短編かよ!)とか思いましたが、コレもコレでされ竜らしいような。
    椅子を作るギギナさんにほれました。

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