金のバイオリン・木のバイオリン―富士見二丁目交響楽団シリーズ〈第2部〉 (角川ルビー文庫)
- KADOKAWA (1996年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044346126
作品紹介・あらすじ
富士見二丁目交響楽団のコンサートマスター・悠季は難関コンクールへの挑戦を決心する。彼を見守る恋人で、天才指揮者・圭の尽力で銘器「まほろば」も入手。そんな中、コンクールのための伴奏者として出逢ったピアニストの三条薫子から、思いがけない侮蔑の言葉をたたきつけられて…。(表題作)その他、圭の里帰りで家族との確執が明らかになる外伝等、オーケストラを舞台にした青年音楽家達の純愛物語3編を収録。大人気シリーズ、絶好調。
感想・レビュー・書評
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第二部4巻
『ヴィナスの昏い洞窟』コンクール挑戦を決意した悠季はオケ練習日やウェイターとしての仕事の合間を縫って課題曲の練習に明け暮れていたが時間は不足していて…。
そして圭の妹のバレエ団との共演や、コンクールの為に学生時代の恩師に習いに行ったり。
小夜子と初対面の回。
『金のバイオリン・木のバイオリン』
縁あって悠季用の弓が出来たが、バイオリンの方は…。こちらも注文することになったがその間にはプロの音楽家に借り出すことになり。
『オー・ソレ・見よ(外伝)』
圭の年末年始の実家での話。
相変わらずエチ場面は少ない。
もうこれはたまたま同性愛者の、音楽家としてそして人間としての成長物語なんですね。まだまだ若い二人なんだもの。
BLカテゴリーじゃなくていいよね、的な。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンクールに挑戦することを決意する悠希。新たなバイオリンとの出会いや伴奏者との関係は…(エロアリ★)
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最終巻が出るというのでまとめて再読中。
この巻に収録されている、三条さんの言う身体上の男女の違いは、生き方すべてに影響している。基本属性が受身である女がほんとうに何かを乗り越えたかったら死に物狂いで努力するしかない、という内容の言葉はとても印象的です。
その一点で、めったにつけない☆5つ。 -
悠季が超難関コンクールへの挑戦を決意する。圭の尽力で銘器「まほろば」を入手。コンクールへの準備が着々と整う中、コンクールのための伴奏者として出逢ったピアニストの三条薫子から思いがけない侮蔑の言葉をたたきつけられて…。表題作他、「ヴィナスの昏い洞窟」、外伝「オー・ソレ・見よ」収録。
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<初出誌>
ヴィナスの昏い洞窟 「小説ジュネ」'96年4月
金のバイオリン・木のバイオリン 「小説ジュネ」'96年6月号
オー・ソレ・見よ (外伝) 「小説ジュネ」'95年10月号 -
コンクールに出るために、新しいバイオリンを探す辺りが中心。でも、タイトル見た時「金の斧、銀の斧」を思い出しちゃったよ(笑) と、外伝で圭くんのとーーーってもゴージャス、だけど屈折してる実家のお話があって、緊迫感がよかった。うむ、結局顔がいいが性格に問題がある圭くんが好きなのか、自分(爆)
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借本。
三条さんが、面白い。 -
富士見二丁目交響楽団シリーズ〈第2部〉-04
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三条さんのキャラは素敵だと思います。ゆうきもがっつり言い返してるから面白いです。